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懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲

80年代までの日本のロックシーンは、ある意味で日本のロックの黄金時代だったと言っていい時代だった思います。

90年代以降…平成のイカ天バンドブーム以降のロックが、良くも悪くも「製品」として完成していることに対して、80年代までくらいはまさに群雄割拠と言っていいくらいに個性豊かなロックバンドやロックシンガーが活躍していました。

今回は、まだ日本のロックがJ-ROCK、J-POP等と呼ばれる前の時代の「ロックの名曲たち」をご紹介します。

あの時代をリアルタイムで経験された方には懐かしく、また、リアルタイムで昭和を知らない若いみなさんには新鮮にお楽しみいただけることと思います。

古き良き時代の日本のロックに身を委ねてお楽しみください。

懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲(71〜80)

Radio MagicEARTHSHAKER

日本を代表するハードロック、ヘビーメタルバンドのアースシェイカー。

オリジナルメンバーにはあのLOUDNESSの二井原実さんがボーカリストとして在籍していたことでも知られており、日本のロック史において重要なグループの一つとしてリスペクトされ続けているバンドです。

名曲も多い彼らですが、今回は1984年にシングルとしてリリースされた人気曲『RADIO MAGIC』を紹介しましょう。

アメリカンハードロックのからっとした爽やかさとJ-POP的なキャッチーさを兼ね備えた、まさに車の中でラジオから流れてきたら最高の気分にさせてくれるであろうキラーチューンです!

とはいえ歌詞は少しだけ切なく、そんなところもこの曲の魅力ですね。

ファンキー・モンキー・ベイビーキャロル

キャロル (ファンキーモンキーベイビー)
ファンキー・モンキー・ベイビーキャロル

永ちゃんこと矢沢永吉さん率いる伝説のロックバンド・キャロルの7作目のシングルで1973年6月リリース。

活動期間が4年しかなかったキャロル、内田裕也さんやミッキー・カーチスさんの目に留まったことがデビューのきっかけだったのですが「栴檀は双葉より芳し」を地で行くバンドって……すごい。

そんな彼らの『ファンキー・モンキー・ベイビー』、感動するほどのギターのリフ、色気を感じるベース、どこをとってもロックな1曲は懐かしさいっぱい。

森高千里さんもノリノリでカバーしているので、そちらの方もぜひ!

モンキーマジックゴダイゴ

モンキービジネスとは不正や悪ふざけを意味します。

モンキーと頭に付く言葉はおおよそ「二流や大したことのない」の意味。

『モンキーマジック』とはさしずめつまらない手品のことか?

そんなことはさておいておいてこの曲を聴くとドラマ『西遊記』を同時に思い出しませんか?

子供の頃、堺正章さん演じる孫悟空のアクションをよくマネした人も多いのでは。

三蔵法師役の夏目雅子さんはどこまでも美しかった……。

全編英語のこの曲、プログレロックを思わせるイントロの機械音にだれもが未来を感じました。

懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲(81〜90)

赤頭巾ちゃん御用心レイジー

レイジー 赤頭巾ちゃん御用心 フルコーラス(Long version)・フル動画 ★ Special Edition ★ 4分05秒
赤頭巾ちゃん御用心レイジー

後にLOUDNESSでワールドワイドな活躍をする高崎晃さん、樋口宗孝さんが在籍していたことでも知られるアイドルバンド、レイジーの3枚目のシングルで1978年2月リリース。

ちなみにレイジーのボーカルは、現在アニソンなどを中心に活躍されている影山ヒロノブさん。

LOUDNESSのサウンドを知っている現在の耳で聴くと、当時の彼らがこんな歌謡ロック(?)的な楽曲を演奏していたことに違和感を持ってしまいますが、この方向性はレコード会社や事務所の方針で決められ、メンバーはそれに従うしかなかった……というのを後のインタビュー記事で見たことがあります。

日本のロック史における貴重な資料的な価値もある楽曲だと思います。

RUNNER爆風スランプ

一度聴いたら忘れられない鈍色の歌声と青春を思い出させてくれるようなリリックの楽曲で知られている4人組ロックバンド、爆風スランプ。

バラエティー番組『天才!たけしの元気が出るテレビ』の挿入歌として起用された12thシングル曲『Runner』は、当時のベーシストで脱退が決まっていた江川ほーじんさんへ向けたメッセージが胸を打つナンバーです。

キャッチーでありながらも哀愁を帯びたメロディーは、世代の方であれば思わず口ずさんでしまうインパクトを受けたのではないでしょうか。

転調を駆使したスリリングなアレンジも秀逸な、日本のロック史に名を刻むヒットチューンです。

無理だ!爆風スランプ

スーパースランプ、爆風銃という2組のバンドが1つになったのが爆風スランプ。

『大きな玉ねぎの下で』のバラードから『うわさになりたい』などのロックまで何でもこなせるイメージがありますよね。

テレビ番組から生まれた曲『旅人よ~The Longest Journey~』は今でもよく耳にする名曲。

そんな爆風スランプのちゃめっ気部分が全面に押し出された『無理だ!』は初期の代表曲!

無理難題を次々とつづる歌詞はどの部分もクスリと笑みを浮かべてしまうもの。

サンプラザ中野さんの骨太い声がぴったりな懐かしの1曲です。

元祖高木ブー伝説筋肉少女帯

大槻ケンヂさん率いるロックバンド。

顔に描かれた独特のペインティングが印象的ですね。

このバンド、大槻さん以外も個性豊かなメンバーで構成されていて、それがそのまま守備範囲の広い彼らの音楽となっています。

音色は硬派なロックなのに歌詞がどこかブラックだったりシニカルだったり……、そのギャップも彼らの魅力の一つです。

「コミックバンドなのかな?」と思わせる曲名『元祖高木ブー伝説』ですが、実は恋愛の悲哀をつづったもの。

ピエロを演じた自分は「まるでザ・ドリフターズの高木ブーさんのようだ!」とシャウトしています。

通称・筋少の真骨頂ともいえる1曲です。