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懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲

80年代までの日本のロックシーンは、ある意味で日本のロックの黄金時代だったと言っていい時代だった思います。

90年代以降…平成のイカ天バンドブーム以降のロックが、良くも悪くも「製品」として完成していることに対して、80年代までくらいはまさに群雄割拠と言っていいくらいに個性豊かなロックバンドやロックシンガーが活躍していました。

今回は、まだ日本のロックがJ-ROCK、J-POP等と呼ばれる前の時代の「ロックの名曲たち」をご紹介します。

あの時代をリアルタイムで経験された方には懐かしく、また、リアルタイムで昭和を知らない若いみなさんには新鮮にお楽しみいただけることと思います。

古き良き時代の日本のロックに身を委ねてお楽しみください。

懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲(61〜80)

MPRINCESS PRINCESS

プリンセス プリンセス 『M』
MPRINCESS PRINCESS

失恋の痛みをつづった切ないバラードは、プリンセスプリンセスの隠れた名曲として多くのファンから愛され続けています。

本作は、ドラマーの富田京子さんの経験からインスピレーションを得た歌詞が印象的で、過去の恋人への未練や悲しみが中心となっています。

1989年4月にリリースされた『Diamonds』のカップリング曲として発表され、その後シングルCD史上初のミリオンセラーを記録するなど、商業的にも大きな成功を収めました。

失恋を経験した方はもちろん、誰かを思う切ない気持ちを抱いたことがある人にぜひ聴いてほしい1曲です。

モニカ吉川晃司

今では渋みのある俳優としても広く知られる吉川晃司さんのデビューシングル。

1984年に発売され、曲中にバック転をしたり足を垂直に高く上げたりと派手なパフォーマンスでも話題になりましたよね。

当時大人気だった伝説のロックグループ、BOØWYのメンバーである松井常松さんや高橋まことさんがバックバンドを務めたことも、ロックファンを魅了しました。

出だしから8ビートに乗せたドラマティックな曲展開やひと夏の恋を歌うキザな歌詞など、昭和のロックテイストをたっぷり味わえるパワフルな1曲ですよ。

ジュリアに傷心チェッカーズ

チェッカーズ「ジュリアに傷心」(LIVE)
ジュリアに傷心チェッカーズ

ロックバンド全盛期だった九州の久留米で、1980年に結成されたチェッカーズ。

ロックンロールやドゥーワップ、50’sを感じるサウンドにサックスがミックスされたサウンドが新鮮で、あっという間に日本の音楽業界に一大旋風を巻き起こしました。

『ジュリアに傷心』は代表曲の一つで、キャッチーなメロディーに、切なく響くサックスが印象的ですよね。

都会に出たことで、大切なものをなくしてしまったという歌詞が物悲しく響き、青春のはかなさと美しさを堪能させてくれますよ。

Radio MagicEARTHSHAKER

日本を代表するハードロック、ヘビーメタルバンドのアースシェイカー。

オリジナルメンバーにはあのLOUDNESSの二井原実さんがボーカリストとして在籍していたことでも知られており、日本のロック史において重要なグループの一つとしてリスペクトされ続けているバンドです。

名曲も多い彼らですが、今回は1984年にシングルとしてリリースされた人気曲『RADIO MAGIC』を紹介しましょう。

アメリカンハードロックのからっとした爽やかさとJ-POP的なキャッチーさを兼ね備えた、まさに車の中でラジオから流れてきたら最高の気分にさせてくれるであろうキラーチューンです!

とはいえ歌詞は少しだけ切なく、そんなところもこの曲の魅力ですね。

Virginityレベッカ

バンドブームの火付け役としてその後のバンドやシンガーに大きな影響を与えたバンド、レベッカの2枚目のシングルで1984年11月リリース。

勢いがありつつもシンプルな構成で進行していくサウンドが特徴的で、これによりNOKKOさんのパワフルなボーカルがより強調されているようにも感じられます。

苦しみを感じつつも、自由を目指して進んでいくすがたが描かれたような歌詞も印象的で、サウンドの雰囲気と重なって心を奮い立たせる表現にも感じられます。

元祖高木ブー伝説筋肉少女帯

大槻ケンヂさん率いるロックバンド。

顔に描かれた独特のペインティングが印象的ですね。

このバンド、大槻さん以外も個性豊かなメンバーで構成されていて、それがそのまま守備範囲の広い彼らの音楽となっています。

音色は硬派なロックなのに歌詞がどこかブラックだったりシニカルだったり……、そのギャップも彼らの魅力の一つです。

「コミックバンドなのかな?」と思わせる曲名『元祖高木ブー伝説』ですが、実は恋愛の悲哀をつづったもの。

ピエロを演じた自分は「まるでザ・ドリフターズの高木ブーさんのようだ!」とシャウトしています。

通称・筋少の真骨頂ともいえる1曲です。