懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲
80年代までの日本のロックシーンは、ある意味で日本のロックの黄金時代だったと言っていい時代だった思います。
90年代以降…平成のイカ天バンドブーム以降のロックが、良くも悪くも「製品」として完成していることに対して、80年代までくらいはまさに群雄割拠と言っていいくらいに個性豊かなロックバンドやロックシンガーが活躍していました。
今回は、まだ日本のロックがJ-ROCK、J-POP等と呼ばれる前の時代の「ロックの名曲たち」をご紹介します。
あの時代をリアルタイムで経験された方には懐かしく、また、リアルタイムで昭和を知らない若いみなさんには新鮮にお楽しみいただけることと思います。
古き良き時代の日本のロックに身を委ねてお楽しみください。
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懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲(61〜70)
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカダウン・タウン・ブギウギ・バンド

ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの4作目のシングルで1975年4月リリース。
今では彼らの代表曲のひとつとなっている大ヒット曲ですが、なんと発売当初は発売当初は「カッコマン・ブギ」のB面曲でした。
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドと聞いてもピンとこない方もおられるかもしれませんが、あの宇崎竜童さんのバンドといえばわかる人もいるかも。
楽曲の共同作業者には阿木燿子さんも名前を連ねるのですから、それはもう70年~80年を駆け抜けたパワーあるバンドなんです!
そんな彼らのヒット曲『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』は異色の曲構成。
曲の大半を占めるギターのリフをバックにボーカル宇崎さんが淡々とセリフを言う、そしてサビのキメコール……。
初めて聴く人にはきっと新鮮でいい意味で「なんじゃこりゃ?」となるかも。
当時のバラエティー番組ではこれでもか!というほどパロディーが作られました。
ざまぁ カンカン娘Go Band’s

空前のバンドブームを駆け抜け、その後のガールズバンドにも大きな影響を残したGo Band’sのデビューシングルで、1988年4月リリース。
彼女たちのサウンドは今聴いてもどこか新鮮なサウンドに心が躍るんですよね。
ボーカル・森若さんのキュートな歌声、ベース・谷島さんの透き通るコーラス、ドラムス・斉藤さんの力強いパフォーマンス、それぞれのキャラがバランスよく立ってました。
この曲は読売テレビのバラエティー番組『ざまぁKANKAN!』のテーマソングとしても起用され、毎日耳にしていましたよね。
スリーピースバンドの雑味ないサウンド、男性を手玉に取るような歌詞、どこを切り取っても懐かしさいっぱいの1曲です。
Radio MagicEARTHSHAKER

日本を代表するハードロック、ヘビーメタルバンドのアースシェイカー。
オリジナルメンバーにはあのLOUDNESSの二井原実さんがボーカリストとして在籍していたことでも知られており、日本のロック史において重要なグループの一つとしてリスペクトされ続けているバンドです。
名曲も多い彼らですが、今回は1984年にシングルとしてリリースされた人気曲『RADIO MAGIC』を紹介しましょう。
アメリカンハードロックのからっとした爽やかさとJ-POP的なキャッチーさを兼ね備えた、まさに車の中でラジオから流れてきたら最高の気分にさせてくれるであろうキラーチューンです!
とはいえ歌詞は少しだけ切なく、そんなところもこの曲の魅力ですね。
STAY FREEKATZE

コマーシャリズムに反発した独自路線を進みながらも1991年に突然解散を発表した4人組ロックバンド、KATZE。
2ndアルバムのタイトルトラックである『STAY FREE』は、爽快なギターサウンドをフィーチャーしたイントロが心地いいナンバーです。
疾走感のあるビートに乗せた浮遊感のあるアレンジは、パワフルな歌声と絶妙に混ざり合っていますよね。
エモーショナルなギターソロにも注目してほしい、世代の方であれば聴いているだけでテンションが上がるであろう不朽の名曲です。
STARSHIP ~光を求めて~THE ALFEE

1973年に結成以来、今もなお日本の音楽業界をリードするグループTHE ALFEE。
「バブルで騒いでいたなあ」「悲しい戦争が続いていたな……」などアルフィーのヒット曲とともに当時のことが思い出されます。
この曲は1984年にリリースされたアルフィー18枚目のシングルで、アニメ映画『SF新世紀レンズマン』の主題歌としても起用されました。
桜井さんのリードボーカルが終盤で高見沢さんに移るという画期的な曲でもあります。
高見沢さんの高音、カケオケではまねできないですよね……。
元祖高木ブー伝説筋肉少女帯
大槻ケンヂさん率いるロックバンド。
顔に描かれた独特のペインティングが印象的ですね。
このバンド、大槻さん以外も個性豊かなメンバーで構成されていて、それがそのまま守備範囲の広い彼らの音楽となっています。
音色は硬派なロックなのに歌詞がどこかブラックだったりシニカルだったり……、そのギャップも彼らの魅力の一つです。
「コミックバンドなのかな?」と思わせる曲名『元祖高木ブー伝説』ですが、実は恋愛の悲哀をつづったもの。
ピエロを演じた自分は「まるでザ・ドリフターズの高木ブーさんのようだ!」とシャウトしています。
通称・筋少の真骨頂ともいえる1曲です。
イリュージョンNOVELA

ジャパニーズプログレシーンの立役者として知られるロックバンド・NOVELA。
華やかなシンセの音色を生かした独自のメタルサウンドで人気を獲得しました。
彼らが1980年にリリースしたアルバム『魅惑劇』に収録されている『illusion』は、シンフォニックな世界観があふれる美しくもはかないナンバーです。
メンバーそれぞれのテクニカルな演奏がプログレらしさを感じさせます。
平山照継さんのメランコリーで力強い歌唱にも注目。
聴くたびに新しい発見がある昭和の名曲を聴いてみてはいかがでしょうか?