懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲
80年代までの日本のロックシーンは、ある意味で日本のロックの黄金時代だったと言っていい時代だった思います。
90年代以降…平成のイカ天バンドブーム以降のロックが、良くも悪くも「製品」として完成していることに対して、80年代までくらいはまさに群雄割拠と言っていいくらいに個性豊かなロックバンドやロックシンガーが活躍していました。
今回は、まだ日本のロックがJ-ROCK、J-POP等と呼ばれる前の時代の「ロックの名曲たち」をご紹介します。
あの時代をリアルタイムで経験された方には懐かしく、また、リアルタイムで昭和を知らない若いみなさんには新鮮にお楽しみいただけることと思います。
古き良き時代の日本のロックに身を委ねてお楽しみください。
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懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲(61〜70)
赤頭巾ちゃん御用心レイジー

後にLOUDNESSでワールドワイドな活躍をする高崎晃さん、樋口宗孝さんが在籍していたことでも知られるアイドルバンド、レイジーの3枚目のシングルで1978年2月リリース。
ちなみにレイジーのボーカルは、現在アニソンなどを中心に活躍されている影山ヒロノブさん。
LOUDNESSのサウンドを知っている現在の耳で聴くと、当時の彼らがこんな歌謡ロック(?)的な楽曲を演奏していたことに違和感を持ってしまいますが、この方向性はレコード会社や事務所の方針で決められ、メンバーはそれに従うしかなかった……というのを後のインタビュー記事で見たことがあります。
日本のロック史における貴重な資料的な価値もある楽曲だと思います。
Virginityレベッカ

バンドブームの火付け役としてその後のバンドやシンガーに大きな影響を与えたバンド、レベッカの2枚目のシングルで1984年11月リリース。
勢いがありつつもシンプルな構成で進行していくサウンドが特徴的で、これによりNOKKOさんのパワフルなボーカルがより強調されているようにも感じられます。
苦しみを感じつつも、自由を目指して進んでいくすがたが描かれたような歌詞も印象的で、サウンドの雰囲気と重なって心を奮い立たせる表現にも感じられます。
いとしのエリーサザンオールスターズ

日本人離れしたエモーショナルな歌声と緻密に計算されたアレンジで、デビュー当時から唯一無二の存在感を放っているロックバンド・サザンオールスターズの3作目のシングル曲。
テレビドラマ『ふぞろいの林檎たち』の主題歌に起用された楽曲で、それまでの陽気さを前面に出していたサウンドとは一味違った美しいメロディーのバラードとして当時話題になりました。
情景が目に浮かぶ切ないメロディーや空気感は、今の時代から見ても誰もマネできないサウンドとして完成していますよね。
1970年代から現代まで色あせない、昭和の音楽シーンを代表する名曲です。
シェリー尾崎豊

尾崎豊さんが1985年に発表したアルバム「回帰線」に収録された曲がこちら。
この曲は後楽園の近くの川を見て作った曲だそうで、「シェリー」に対して語りかけるような歌詞は、自分自身に対して問いかけているようにも聴こえ、彼が生きざまについて思い悩んでいる様子が生々しく描かれています。
苦悩しながらも生きていく力強さを感じますね。
ボヘミアン葛城ユキ

女性ロックの代表格・葛城ユキさんの代表曲です。
彼女の歌声は当時としては「衝撃」の一言。
男勝りのずぶとくしゃがれた声はどこまでもパワフルで、ジャパニーズロックのエモーショナルさを大胆に表現したアーティストの1人でした。
『ボヘミアン』はTBSドラマ・シリーズ水曜の女『赤い足音』の主題歌として起用されたことをきっかけに大ヒットし、葛城さんはしばらくどの歌番組にも引っ張りだこで休みがなかったとか。
作詞担当はCHAGE&ASUKAの飛鳥涼さん、のちにセルフカバーしご自身でも歌っています。
季節が君だけを変えるBOØWY

BOØWYのアルファベットの3つ目「Ø」は数学の記号・空集合「どこにも属さない」を意味しているといいます。
それを聞いただけでも「かっこいい」ってなりますよね。
ボーカルの氷室京介さん、ギターの布袋寅泰さん、ベースの松井恒松さんなどキラボシのごとき才能の集結、こんなバンドはもう出ないと今でも言われています。
たくさんのヒット曲からオススメするのがこの『季節が君だけを変える』。
作詞・氷室さん、作曲・布袋さんが繰り出すロックでありながらも親しみやすい恋愛ソングは、今聴いても色あせ感は少しもありません!
各歌詞の語尾に繰り返される英単語も青春を思い出させます。
STAY FREEKATZE

コマーシャリズムに反発した独自路線を進みながらも1991年に突然解散を発表した4人組ロックバンド、KATZE。
2ndアルバムのタイトルトラックである『STAY FREE』は、爽快なギターサウンドをフィーチャーしたイントロが心地いいナンバーです。
疾走感のあるビートに乗せた浮遊感のあるアレンジは、パワフルな歌声と絶妙に混ざり合っていますよね。
エモーショナルなギターソロにも注目してほしい、世代の方であれば聴いているだけでテンションが上がるであろう不朽の名曲です。






