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懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲

80年代までの日本のロックシーンは、ある意味で日本のロックの黄金時代だったと言っていい時代だった思います。

90年代以降…平成のイカ天バンドブーム以降のロックが、良くも悪くも「製品」として完成していることに対して、80年代までくらいはまさに群雄割拠と言っていいくらいに個性豊かなロックバンドやロックシンガーが活躍していました。

今回は、まだ日本のロックがJ-ROCK、J-POP等と呼ばれる前の時代の「ロックの名曲たち」をご紹介します。

あの時代をリアルタイムで経験された方には懐かしく、また、リアルタイムで昭和を知らない若いみなさんには新鮮にお楽しみいただけることと思います。

古き良き時代の日本のロックに身を委ねてお楽しみください。

懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲(1〜20)

大迷惑UNICORN

ユニコーン 『大迷惑』
大迷惑UNICORN

1993年に解散、2009年に再結成を果たした5人組ロックバンド、UNICORNの1枚目のシングル曲。

サラリーマンの悲哀を歌った歌詞の曲ですが、その切ない内容を感じさせない疾走感のある明るい楽曲により、解散前や再結成後においてもUNICORNの代表曲として知られているナンバーです。

ギターソロはかなり速いフレーズが弾かれていますが、UNICORN監修のバンドスコアにおいては前半部分こそ記載されているものの後半の部分は「おにのRight Hand」としか書かれていないなど、バンドスコアにまで遊び心を忘れないUNICORNの魅力が詰まった楽曲です。

BE MY BABYCOMPLEX

BOØWYの布袋寅泰さんと吉川晃司さんがタッグを組んだ伝説のユニット、CONMPLEXのファーストシングルで、1989年4月リリース。

布袋さんの強いメッセージ性を持ったサウンドと、吉川晃司さんの突き抜ける歌声が生み出すケミストリーにどの曲もドキドキさせられました。

刺激という意味では80年代にもっとも輝いたアーティストだったようにも思われます。

『BE MY BABY』はそんな彼らのデビュー曲。

布袋さんのキレキレのギターサウンドと声以上にクールな吉川さんの歌唱。

布袋さんの「お前のために書いたぞ」を吉川さんががっぶりと受け止めた、そんなコンビの良さもうかがえる1曲。

その後トヨタの自動車のCMソングとして何度も使われています。

みなさんも自然と耳にしているかも?

Marionette -マリオネット-BOØWY

1981年に群馬県で結成され、バンドブームに火付け役となったバンド、BOØWYの6作目のシングルで1987年7月リリース。

疾走感と勢いのあるサウンドにのせて、心の中にあるフラストレーションを投げつけているようなイメージが伝わってきますね。

サウンドは華やかな印象でありながら、歌詞では苦しみが迷いの感情についてが描かれています。

回りのことは気にしないで自分らしく生きていくことを教えてくれるようにも感じられる楽曲です。

十七歳の地図尾崎豊

【公式】尾崎豊 「十七歳の地図」 (LIVE CORE IN TOKYO DOME 1988・9・12)【2ndシングル】YUTAKA OZAKI/SEVENTEEN’S MAP
十七歳の地図尾崎豊

生きる意味や夢についてをストレートに表現した曲が魅力のシンガーソングライター・尾崎豊さんのセカンドシングルで1984年3月リリース。

尾崎豊さんが青山学院の高等部の生徒であった時に制作された楽曲で、若者の心の叫びを表現したような勢いのあるサウンドが印象的ですね。

子どもから大人へ変わっていく途中である17歳という年齢、大人になりきれていないことの無力感が描かれています。

心の中の苦しみを素直に吐き出しているような、先に進んでいこうとする力強さも感じられる楽曲です。

歩いていこうJUN SKY WALKER(S)

Jun Sky Walker(s)、通称「ジュンスカ」のセカンドシングルで1989年6月リリース。

当時みんなボーカルの宮田さんの髪形をまねしていましたよね。

いわゆるホコ天で人気を得て、その後メジャーデビュー。

私もアルバム『歩いていこう』をカセットテープにダビングしてもらって毎日のように聴いていました。

サビに入る合の手の「ウォーウォー」は絶好の盛り上がりポイントでカラオケで歌っている人も多いと思います。

この曲がはやった1989年の出来事は消費税が始まったとか美空ひばりさんが亡くなったとか。

もうそんなに昔なんですね。

フレンズNEW!レベッカ

レベッカ「フレンズ」MUSIC VIDEO
フレンズNEW!レベッカ

シンセサイザーを多用したアップテンポなダンスロックにNOKKOさんの透明感のある歌声が魅力的な曲です。

青春期の切ない失恋経験を元に作詞された本作は、独特の抑揚が印象的なメロディで中毒性抜群の1曲となっています。

1985年に発売されたシングルで、日本テレビ系ドラマ『ハーフポテトな俺たち』のエンディングテーマに起用され、オリコン週間チャート3位を記録しました。

1990年代後半にはフジテレビ系ドラマ『リップスティック』の主題歌として新たにリミックスバージョンも制作され、若い世代にも絶大な支持を集めました。

夜のドライブや青春の思い出に浸りたい時にぴったりな1曲で、切ない気持ちを吹き飛ばしてくれるポジティブなメッセージにも心動かされます。