懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲
80年代までの日本のロックシーンは、ある意味で日本のロックの黄金時代だったと言っていい時代だった思います。
90年代以降…平成のイカ天バンドブーム以降のロックが、良くも悪くも「製品」として完成していることに対して、80年代までくらいはまさに群雄割拠と言っていいくらいに個性豊かなロックバンドやロックシンガーが活躍していました。
今回は、まだ日本のロックがJ-ROCK、J-POP等と呼ばれる前の時代の「ロックの名曲たち」をご紹介します。
あの時代をリアルタイムで経験された方には懐かしく、また、リアルタイムで昭和を知らない若いみなさんには新鮮にお楽しみいただけることと思います。
古き良き時代の日本のロックに身を委ねてお楽しみください。
懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲(41〜50)
ふられ気分でRock’n’ RollTOM★CAT

ロックバンドですが、なぜかラップ調に聴こえる「ふられ気分でRock’n’ Roll」!
この1曲で80年代を騒がせました。
みんなサングラスをかけてピアノのキーボードを弾いているふりして歌っていたのは懐かしい記憶ですね。
今だったらコメディに使用されそうな歌い方でした。
タイムマシンにおねがいサディスティック・ミカ・バンド
1974年にサディスティック・ミカ・バンドがリリースした曲がこちら。
加藤和彦さんの作曲です。
タイトル通り、古くて新しい普遍性を持った曲で、いつ聴いても魅力がたっぷりですね。
サディスティック・ミカ・バンドは海外ツアーも行うなど世界的に活動していたバンドで、ジョン・レノンが結成していた『プラスティック・オノ・バンド』をもじったものなのだそうです。
解散後もゲストボーカルを迎えての再結成が話題となっていました。
DAY BREAK男闘呼組

ジャニーズが生み出した伝説のロックバンド。
岡本健一や前田耕陽などが所属した男闘呼組の大ヒットナンバーです。
よく弾いていたのとつっこまれるぐらい怪しいVTRもありますが、歌唱力はまちがいありませんでした。
聴いていると、本当にジャニーズ?
と思う1曲です。
ジュリアに傷心チェッカーズ

ロックバンド全盛期だった九州の久留米で、1980年に結成されたチェッカーズ。
ロックンロールやドゥーワップ、50’sを感じるサウンドにサックスがミックスされたサウンドが新鮮で、あっという間に日本の音楽業界に一大旋風を巻き起こしました。
『ジュリアに傷心』は代表曲の一つで、キャッチーなメロディーに、切なく響くサックスが印象的ですよね。
都会に出たことで、大切なものをなくしてしまったという歌詞が物悲しく響き、青春のはかなさと美しさを堪能させてくれますよ。
紅X JAPAN

1989年に当時はXとしてメジャーデビューしたX JAPANのメジャー1枚目のシングル曲。
サビのメロディーを使った美しいストリングスから始まり、ギターのアルペジオと抑え目のボーカルから突如ドラムによるメタル調に移っていく、当時の日本のロックシーンでは珍しい激しい緩急がリスナーにインパクトを与えた楽曲です。
また、メタル調のビートによる荒々しさ、クラシックを感じさせる美しいメロディ、ツインリードギターによる緊張感のある間奏など、1曲の中で聴きどころが絞れない曲構成により、世間にX JAPANの存在を知らしめたナンバーです。
星のラブレターTHE BOOM

80年代にデビューし、「島唄」や「風になりたい」でブレイクした山梨県出身のロックバンドTHEBOOMの80年代を代表するロックナンバーです。
宮沢和史のなんとも言えない透き通る声が魅力的に聴こえる1曲となっています。
六本木心中アン・ルイス

デビューはアイドル歌手でありながら、のちに歌謡ロックの第一人者としてそのパワフルな歌声を武器に活躍した女性シンガー、アン・ルイスさんの23作目のシングル曲。
有線を中心に人気に火が付きロングヒットを記録した、アン・ルイスさんの代表曲として知られていますよね。
当時から現在に至るまでカラオケソングの定番としても有名なため、オリジナルを知らない若い世代の方も聴いたことがあるのではないでしょうか。
クラシカルなシンセサウンドのフレーズにギターリフが重なっていくイントロ、哀愁を感じる歌声やメロディーなど、まさにロックと歌謡曲の良いとこ取りをしている1980年代の音楽シーンを象徴しているナンバーです。