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懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲

80年代までの日本のロックシーンは、ある意味で日本のロックの黄金時代だったと言っていい時代だった思います。

90年代以降…平成のイカ天バンドブーム以降のロックが、良くも悪くも「製品」として完成していることに対して、80年代までくらいはまさに群雄割拠と言っていいくらいに個性豊かなロックバンドやロックシンガーが活躍していました。

今回は、まだ日本のロックがJ-ROCK、J-POP等と呼ばれる前の時代の「ロックの名曲たち」をご紹介します。

あの時代をリアルタイムで経験された方には懐かしく、また、リアルタイムで昭和を知らない若いみなさんには新鮮にお楽しみいただけることと思います。

古き良き時代の日本のロックに身を委ねてお楽しみください。

懐かしくて新鮮!?1970年代、80年代の懐かしの邦楽ロックの名曲(41〜50)

TOKIO沢田研二

ジュリーのニックネームで知られ、1960年代後半のグループ・サウンズ全盛期からソロ活動に至るまで活躍したシンガー・沢田研二さんの29作目のシングル曲。

1980年1月1日という、まさに1980年代の始まりに発表された楽曲で、そのインパクトの強い歌詞と、それまでの音楽シーンでは当たり前だった日本的な叙情を含まない曲調は、新しい時代の始まりにふさわしい衝撃をリスナーに与えました。

東京を連想させるタイトルのとおり、これから世界に向けて発展していく日本の姿を期待させるようなメッセージは、いま聴いてみても新しいですよね。

現在でも数多くのアーティストによってカバーされている、1980年代を代表する名曲です。

AMERICAN KISSACTION

重厚なハードロックでありながら日本語歌詞で歌う姿が話題になったバンド・ACTION。

アメリカのロックバンドを思わせる服装や髪形が印象的ですね。

彼らの楽曲のなかでも昭和の華やかさを現しているのは『AMERICAN KISS』です。

軽快なビートに刻まれる情熱的なギターリフがクセになりますね。

楽曲のリズムに合わせてダイナミックにギターを動かす振りつけもクール。

高橋ヨシロウさんの確かな歌唱力とともに昭和のロックを体験できるでしょう。

シンプルな楽器編成だからこそ心に響くロックンロールを聴いてみてください。

アンジェリーナ佐野元春

「アンジェリーナ」佐野元春 & THE COYOTE BAND (LIVE)
アンジェリーナ佐野元春

佐野元春さんのデビューシングルで、1980年にリリースされたこちらの曲は、洗練されたメロディーと当時は新しかったビートに乗せた斬新な日本語歌詞が、初めて彼の音楽を聴く人を打ちのめしました。

一つの音符に2文字以上の歌詞をリズミカルに載せるという手法は、その後の日本の音楽に強い影響を与えたのではないでしょうか。

ZOOECHOES

作家としての顔をはじめ、さまざまなフィールドで活躍し続けている辻仁成さんを中心とした4人組ロックバンド、ECHOES。

川村かおりさんへの提供曲をセルフカバーした6thシングル曲『ZOO』は、2000年に菅野美穂さんがテレビドラマ『愛をください』内の役名でカバーしたことも話題となりましたよね。

自分や世間を動物園にたとえたリリックは、多くの方が共感してしまったのではないでしょうか。

時代に関係なく感じられるメッセージとキャッチーなメロディーが印象的な、エモーショナルなナンバーです。

ソウルサバイバーの逆襲NEWEST MODEL

NEWEST MODEL (Pre- SOUL FLOWER UNION) – ソウルサバイバーの逆襲 [1989 MV]
ソウルサバイバーの逆襲NEWEST MODEL

彼らが80年代のミクスチャーロックの先駆けだと言われていますが、どちらかと言えば、サイケデリックロックの影響を強く受けているように思いました。

どことなくなつかしく、若い年代以外でもすんなり受け入れそうなメロディが心地いいというか。

ニューエストモデルの再結成はないとボーカルの中川が明言していますが、その後の、ソウル・フラワー・ユニオンでニューエストモデルの曲が演奏されているので聴けます。

イリュージョンNOVELA

ジャパニーズプログレシーンの立役者として知られるロックバンド・NOVELA。

華やかなシンセの音色を生かした独自のメタルサウンドで人気を獲得しました。

彼らが1980年にリリースしたアルバム『魅惑劇』に収録されている『illusion』は、シンフォニックな世界観があふれる美しくもはかないナンバーです。

メンバーそれぞれのテクニカルな演奏がプログレらしさを感じさせます。

平山照継さんのメランコリーで力強い歌唱にも注目。

聴くたびに新しい発見がある昭和の名曲を聴いてみてはいかがでしょうか?

I’M GETTIN’ BLUEZIGGY

グラムロックをイメージさせるルックスとアルバムごとにカラーが変わる音楽性で長きにわたりファンを魅了し続けているロックバンド、ZIGGY。

討論バラエティー番組『ど〜する!?TVタックル』のエンディングテーマとして起用された1stシングル曲『I’M GETTIN’ BLUE』は、同時発売された2ndシングル曲『GLORIA』と並びZIGGYの代表曲として知られていますよね。

ストレートなロックアンサンブルとキャッチーなメロディーは、古き良き日本産ロックの代名詞とも言える色あせない魅力を感じられるのではないでしょうか。

世代の方であれば何度もカラオケで歌ったことがあるであろう、クールなロックチューンです。