洋楽ジャズの名曲。おススメの人気曲
ジャズの歴史はロックやポップスよりも長く、サブ・ジャンルが多く存在することもあり、何となく敷居の高さを感じられている方は多くいらっしゃいますよね。
イメージで苦手意識を持っている方もいるかもしれませんが、時代をこえて愛され続けるスタンダードなナンバーから、CM曲や映画音楽など、どこかで耳にしている曲がジャズの名曲だったりするというのは、実はとても多いんですよ。
そこで今回の記事では、ジャズ初心者でも楽しめるオススメの名曲や人気曲を集めてみました。
往年のジャズ・ナンバーを中心として、近年注目を集めるジャズ・アーティストの名曲なども織り交ぜつつ、バラエティ豊かな選曲でお届けします!
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洋楽ジャズの名曲。おススメの人気曲(11〜20)
UnforgettableNatalie Cole

アービング・ゴードンさんが1951年に作った曲がこちら。
ナット・キング・コールさんが歌うバージョンが大ヒットし、スタンダードナンバーとなりました。
1991年には亡き父ナットさんの生前の音源とデュエットする形で、娘であるナタリー・コールさんが同曲をリリースし、第34回グラミー賞で受賞しました。
現在もジャズボーカリストによく取り上げられ、愛され続けている、何かあたたかい気持ちにさせてくれるバラードソングです。
Street Fighter MasKamasi Washington

2000年代以降、独自の才能とセンスを持ったジャズ・ミュージシャンが多く誕生しましたが、カリフォルニア出身のジャズ・サックス奏者カマシ・ワシントンさんもまさにその1人。
音楽一家で育ったカマシさんは、出世作となった2015年のソロ作『V』をあの天才的なビートメイカーであるフライング・ロータスさんのレーベルからリリースしたということだけでも、いわゆる一般的なジャズ・ミュージシャンとは一味違う、2000年代~2010年代が生んだジャンルレスなジャズメンの象徴的な存在と言えるでしょう。
今回紹介しているのは、スピリチュアルなコーラス・ワークが壮大な音世界を演出する『Street Fighter Mas』。
2018年にリリースされたアルバム『Heaven & Earth』に収録されており、2018年のサマーソニック出演時では1曲目に披露されておりましたね。
タイトルを見ればピンとくる方もいるはずですが、カマシさんが若い頃に熱中した名作ゲーム「ストリートファイター」が元ネタとなっております。
自らがゲームをプレイする際の「テーマ曲」として作った、なんていうことを語ってしまうのも、カマシさんのチャーミングな一面ですね。
ぜひ、MVも合わせてチェックしてみてください!
Days Of Wine & RosesOscar Peterson Trio

オスカー・ピーターソン・トリオによる『Days of Wine and Roses』はピアノ・トリオの名演として知られています。
1962年公開の映画『酒とバラの日々』のテーマ曲として作曲された『Days of Wine and Roses』は、グラミー賞で数々の賞を受賞しました。
作詞はキャピトル・レコードの創設者であるジョニー・マーサーさんで、アルコールに溺れていくカップルの悲劇を描いた映画に沿った内容が歌われています。
曲がヒットしてすぐに録音されたオスカー・ピーターソンさんの演奏は、テクニカルでブルージーな名演なのでぜひ聴いてみてください!
Feel Like Making LoveMarlena Shaw

しっとりとした上品な色気としゃれた味わいが、まさに大人のナンバーといったボーカル曲の名曲です。
『愛のためいき』という邦題でも知られるこちらの楽曲の作者は、シンガーソングライターとしての実績もあるユージン・マクダニエルズさん。
最初にこの曲を歌ったのは人気ソウル・シンガーのロバータ・フラックさんで、1975年にリリースされた同名のアルバムもヒットしています。
今回紹介しているのは、ジャズとソウルどちらのフィーリングも持ち合わせ、後続のヒップホップにおけるサンプリングの元ネタとしても人気のシンガー、マリーナ・ショウさんが歌うバージョン。
マリーナさんの見事な歌唱はもちろん、デビッド・T・ウォーカーさんとラリー・カールトンさんという、フュージョン界のスーパー・ギタリスト2人を迎えたサウンドは、メロウながらもファンキーなグルーブが最高に心地いいですよ。
Take TenPaul Desmond

ポール・デスモンドさんといえば、彼が作曲し、デイブ・ブルーベック・カルテットで1959年にリリースした『テイク・ファイブ』がもっとも有名ですが、こちらの曲はその続編として彼が作り、1963年にリリースしたアルバムに収録されています。
5拍子という変わった拍子の曲でありながら、全くそれを感じさせないメロディーはさすがで、『テイク・ファイブ』をさらに発展させたウイットに富んだテーマに思わずニヤッとしてしまいそうです。
Maiden VoyageRobert Glasper

ジャズは古い音楽だし自分には関係ないジャンル、と思い込まれている方は意外といらっしゃるのでは?
長い歴史を持つジャズという音楽は現在進行形で進化し続けているジャンルですし、2000年代以降も素晴らしいミュージシャンは多く登場しています。
今回紹介しているロバート・グラスパーさんは、2000年代に頭角を現したジャズ・ピアニストの中でも最も有名なアーティストの1人。
ジャズのみならずヒップホップやR&Bといったジャンルを自在に行き来するスタイルは、内外で高い評価を受けています。
そんなロバートさんが2004年にリリースしたアルバム『Mood』に収録されている『Maiden Voyage』は、あのハービー・ハンコックさんの名曲を英国の人気バンド、レディオヘッドの楽曲とマッシュアップした変則的なカバー。
そのセンスに思わず脱帽してしまいますが、オルタナティブなロックがお好きで、ジャズに興味があるという方にはぜひ聴いて頂きたい逸品です!
洋楽ジャズの名曲。おススメの人気曲(21〜30)
A Love Supreme, Pt. I – AcknowledgementJohn Coltrane

ジョン・コルトレーンはモダンジャズの巨人のひとりで、サックス奏者としてだけでなく作曲家としても数多くの功績を残しています。
この曲は彼の代表作とも言えるアルバム「A Love Supreme(至上の愛)」の1曲目です。
このアルバムではインドやアフリカといった西洋音楽以外からも大きな影響を受けていて、彼はこのアルバムで一つの境地に達したと言われています。