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洋楽ジャズの名曲。おススメの人気曲

ジャズの歴史はロックやポップスよりも長く、サブ・ジャンルが多く存在することもあり、何となく敷居の高さを感じられている方は多くいらっしゃいますよね。

イメージで苦手意識を持っている方もいるかもしれませんが、時代をこえて愛され続けるスタンダードなナンバーから、CM曲や映画音楽など、どこかで耳にしている曲がジャズの名曲だったりするというのは、実はとても多いんですよ。

そこで今回の記事では、ジャズ初心者でも楽しめるオススメの名曲や人気曲を集めてみました。

往年のジャズ・ナンバーを中心として、近年注目を集めるジャズ・アーティストの名曲なども織り交ぜつつ、バラエティ豊かな選曲でお届けします!

洋楽ジャズの名曲。おススメの人気曲(1〜10)

ConfirmationCharlie Parker

ジャズというジャンルの中でビバップという時代を作り上げたともいえる、アルトサックスの名手チャーリー・パーカーさんの代表曲のひとつがこちらです。

ジャズを演奏する人たちが集まって演奏するジャムセッションでもよく好まれる曲で、コード進行もテーマも、これぞビバップといった、ビバップのエッセンスが詰まった1曲です。

のちにジョン・ヘンドリックスさんによって歌詞もつけられ、ボーカリストによって歌われることもあります。

Take The A TrainDuke Ellington

Duke Ellington – Take The A Train (1964)
Take The A TrainDuke Ellington

おそらく、ここ日本においては原題よりも邦題の『A列車で行こう』と言われたほうが、ピンとくるという人も多いのでは?

1939年に生まれたジャズのスタンダード・ナンバーであり、時代をこえて愛され続ける定番中の定番曲です。

ジャズの歴史における最重要人物の1人というだけでなく、20世紀を代表する音楽家として著名なデューク・エリントンさんの楽団によって1941年にレコードがリリース、以降楽団のテーマ曲として大人気となりました。

軽快なリズムに彩られた楽しい楽曲ですから、日本でもCM曲やテレビ番組のテーマ曲として多く起用されていますし、美空ひばりさんなどの大御所アーティストにもカバーされている名曲ですね。

ちなみに「A列車」とは、ニューヨークにある地下鉄の名称なのだとか。

Sing Sing SingBenny Goodman

“SING, SING, SING” BY BENNY GOODMAN
Sing Sing SingBenny Goodman

トランペット奏者のルイ・プリマさんが作り、1936年にリリースされた曲で、ドラムの印象的なソロによるイントロから始まります。

ベニー・グッドマン楽団が1938年にこの曲を取りあげるとたちまち人気になり、こちらの楽団を代表するナンバーになりました。

今でもプロからアマチュアまで、たくさんのビッグバンドやスイングバンドによって演奏されており、日本でも映画『スウィングガールズ』でとりあげられたことを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

洋楽ジャズの名曲。おススメの人気曲(11〜20)

I Love You For Sentimental ReasonsNat King Cole

“I Love You For Sentimental Reasons” Nat King Cole
I Love You For Sentimental ReasonsNat King Cole

こちらの曲はジャズボーカリストによってよく取り上げられる曲ですが、1946年にナット・キング・コールさんが録音したバージョンが最も知られているのではないでしょうか。

アイボリー・ワトソンさんとウィリアム・ベストさんが作り、1945年、終戦の年に最初にリリースされました。

変な計算があってあなたのことを好きになったのではなく、純粋な気持ちから好きになったんだ、というストレートな気持ちがよく伝わるバラードナンバーです。

When You Wish upon a StarKeith Jarrett

Keith Jarrett Trio – When You Wish Upon a Star
When You Wish upon a StarKeith Jarrett

1940年に発表された曲で、ネッド・ワシントンさんが作詞し、リー・ハーラインさんが作曲しました。

ディズニー映画の『ピノキオ』の主題歌としてコオロギのジミニー役のクリフ・エドワーズさんが歌い、アカデミー賞歌曲賞を受賞しました。

その美しく親しみやすいメロディーは世界中の老若男女に愛され、ジャズの世界でもスタンダードソングとしてよく演奏されます。

また、星に関係した曲であることから、クリスマスの時期にもよく聴かれるナンバーです。

Nostalgia (The Day I Knew)Samara Joy

Samara Joy – Nostalgia (The Day I Knew) (Audio)
Nostalgia (The Day I Knew)Samara Joy

華やかなホーンセクションの響きが優しくてすてきですね。

グラミー賞で最優秀新人賞に輝いた歌姫、サマーラ・ジョイさんの楽曲です。

2022年9月リリースの名盤『Linger Awhile』に収録。

本作は、伝説のトランペット奏者の即興演奏に彼女が歌詞をつけたもの。

人気トーク番組でも披露されました。

「この人だ」と確信した運命の日を振り返る物語が、シルクのように滑らかな歌声でつづられます。

大切な人との記念日ディナーにこの曲はいかがでしょうか。

甘くノスタルジックな雰囲気が心に染み、2人の時間をよりすてきなものにしてくれるはずです。

What A Wonderful WorldLouis Armstrong

Louis Armstrong – What A Wonderful World (Official Video)
What A Wonderful WorldLouis Armstrong

「サッチモ」の愛称で知られる、20世紀のジャズ・シーンにおいて最も尊敬されているミュージシャンの1人、ルイ・アームストロングさん。

トランぺッターでありながらも、その独特のかすれた歌声で多くの名曲を残したアームストロングさんの大ヒット曲『What a Wonderful World』を紹介します。

1967年、著名な音楽プロデューサーのボブ・シールさんによって作詞・作曲され、当時60代半ばを過ぎていたアームストロングさんが歌いリリースされたこの楽曲は、本国アメリカよりもイギリスなどでチャート1位を獲得。

世界的なヒット曲となりました。

日本においてもCM曲や映画の挿入歌としても起用されておりますから、ご存じの方も多いのでは?

すべてを包み込むような歌声とメロディは、聴いているだけで温かい気持ちにさせてくれますよ。