洋楽ジャズの名曲。おススメの人気曲
ジャズの歴史はロックやポップスよりも長く、サブ・ジャンルが多く存在することもあり、何となく敷居の高さを感じられている方は多くいらっしゃいますよね。
イメージで苦手意識を持っている方もいるかもしれませんが、時代をこえて愛され続けるスタンダードなナンバーから、CM曲や映画音楽など、どこかで耳にしている曲がジャズの名曲だったりするというのは、実はとても多いんですよ。
そこで今回の記事では、ジャズ初心者でも楽しめるオススメの名曲や人気曲を集めてみました。
往年のジャズ・ナンバーを中心として、近年注目を集めるジャズ・アーティストの名曲なども織り交ぜつつ、バラエティ豊かな選曲でお届けします!
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洋楽ジャズの名曲。おススメの人気曲(1〜10)
Take The A TrainDuke Ellington

おそらく、ここ日本においては原題よりも邦題の『A列車で行こう』と言われたほうが、ピンとくるという人も多いのでは?
1939年に生まれたジャズのスタンダード・ナンバーであり、時代をこえて愛され続ける定番中の定番曲です。
ジャズの歴史における最重要人物の1人というだけでなく、20世紀を代表する音楽家として著名なデューク・エリントンさんの楽団によって1941年にレコードがリリース、以降楽団のテーマ曲として大人気となりました。
軽快なリズムに彩られた楽しい楽曲ですから、日本でもCM曲やテレビ番組のテーマ曲として多く起用されていますし、美空ひばりさんなどの大御所アーティストにもカバーされている名曲ですね。
ちなみに「A列車」とは、ニューヨークにある地下鉄の名称なのだとか。
Waltz For DebbyBill Evans

世界中のジャズ・ファンの中でも、とくに日本のジャズ好きにおけるピアノ・ジャズの人気は圧倒的に高いと言われています。
ジャズ・ピアニストとして最も有名な存在であり、その知的かつ繊細なスタイルが「ジャズピアノの詩人」とも称されるビル・エヴァンスさんは、ピアノをメインとしたモダン・ジャズを知る上では避けては通れない存在です。
エヴァンスさんの残した功績を短い文章で語ることは不可能ですが、ここでは日本で大ヒットを記録した名ライブ盤『ワルツ・フォー・デビイ』にも収録されている表題曲を紹介します。
エヴァンスさん本人が作曲したオリジナル曲であり、スタンダードナンバーとして世界中で愛され続けている名曲です。
エヴァンスさんを軸として、25歳という若さで亡くなったベーシストのスコット・ラファロさんと、多くの名盤に参加したドラマーのポール・モチアンさんという黄金のトリオが織り成す、見事なアンサンブルの妙をぜひお楽しみください!
ConfirmationCharlie Parker

ジャズというジャンルの中でビバップという時代を作り上げたともいえる、アルトサックスの名手チャーリー・パーカーさんの代表曲のひとつがこちらです。
ジャズを演奏する人たちが集まって演奏するジャムセッションでもよく好まれる曲で、コード進行もテーマも、これぞビバップといった、ビバップのエッセンスが詰まった1曲です。
のちにジョン・ヘンドリックスさんによって歌詞もつけられ、ボーカリストによって歌われることもあります。
洋楽ジャズの名曲。おススメの人気曲(11〜20)
Sing Sing SingBenny Goodman

トランペット奏者のルイ・プリマさんが作り、1936年にリリースされた曲で、ドラムの印象的なソロによるイントロから始まります。
ベニー・グッドマン楽団が1938年にこの曲を取りあげるとたちまち人気になり、こちらの楽団を代表するナンバーになりました。
今でもプロからアマチュアまで、たくさんのビッグバンドやスイングバンドによって演奏されており、日本でも映画『スウィングガールズ』でとりあげられたことを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
What A Wonderful WorldLouis Armstrong

「サッチモ」の愛称で知られる、20世紀のジャズ・シーンにおいて最も尊敬されているミュージシャンの1人、ルイ・アームストロングさん。
トランぺッターでありながらも、その独特のかすれた歌声で多くの名曲を残したアームストロングさんの大ヒット曲『What a Wonderful World』を紹介します。
1967年、著名な音楽プロデューサーのボブ・シールさんによって作詞・作曲され、当時60代半ばを過ぎていたアームストロングさんが歌いリリースされたこの楽曲は、本国アメリカよりもイギリスなどでチャート1位を獲得。
世界的なヒット曲となりました。
日本においてもCM曲や映画の挿入歌としても起用されておりますから、ご存じの方も多いのでは?
すべてを包み込むような歌声とメロディは、聴いているだけで温かい気持ちにさせてくれますよ。
Watermelon ManHerbie Hancock

革新的な発想とプレイ・スタイルでジャズの可能性を大幅に広げ、横無尽にジャンルの境界線を飛びこえた自由な活動が、後続のアーティストたちに多大な影響を与え続けているハービー・ハンコックさん。
ジャズの歴史に残る多くの名盤、名曲を生み出しているハンコックさんの膨大なディスコグラフィの中でも、今回取り上げているのは初のリーダー・アルバムとなった『Takin’ Off』に収録されている名曲『Watermelon Man』です。
1962年に22歳のハンコックさんがリリース、全曲ハンコックさんのオリジナル曲であり、クロスオーバー的なサウンドへ足を踏み入れる前の、純然たるジャズとしてのハンコックさんの名演を楽しめるものとなっております。
ブルース風のコード進行から織り成す軽やかなピアノもさることながら、フレディ・ハバ―ドさんのトランペット・ソロ、デクスター・ゴードンさんのテナー・ソロも聴きどころです!
When You Wish upon a StarKeith Jarrett

1940年に発表された曲で、ネッド・ワシントンさんが作詞し、リー・ハーラインさんが作曲しました。
ディズニー映画の『ピノキオ』の主題歌としてコオロギのジミニー役のクリフ・エドワーズさんが歌い、アカデミー賞歌曲賞を受賞しました。
その美しく親しみやすいメロディーは世界中の老若男女に愛され、ジャズの世界でもスタンダードソングとしてよく演奏されます。
また、星に関係した曲であることから、クリスマスの時期にもよく聴かれるナンバーです。