【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(91〜100)
SAN ANDREASTommy Richman

2000年生まれでバージニア州出身のトミー・リッチマンさんが2025年10月にリリースした本作は、90年代ウェストコーストヒップホップへのオマージュが感じられる1曲です。
冒頭から響くシンセサイザーの音色はどこか『グランド・セフト・オート』シリーズを彷彿とさせ、うねるようなベースラインと重めのドラムビートが夜のドライブにぴったりなムードを演出しています。
歌われているのは関係性における希望とすれ違いの感情で、同じ波長になりたいと願いながらも残る摩擦を繊細に描いたリリックが印象的ですね。
2024年に大ヒットした『MILLION DOLLAR BABY』に続く作品として、彼の多彩な音楽性がさらに進化した形で楽しめます。
オーストラリアツアーを控えた彼の勢いを感じさせる、ノスタルジックでありながら新鮮なサウンドです!
BiggerDave Blunts

ユタ州出身のラッパー、デイヴ・ブラントさん。
2024年後半にTikTok起点で急速に注目を浴び、Lil Yachtyさんからの支持も得た彼ですが、健康問題や物議を醸す発言でメディアを賑わせてきました。
そんな彼の新曲が2025年10月にリリースされたシングル曲。
ドラマティックなトラップ・ビートに乗せて、50 CentさんやSummrsさんといった同業者への挑発的なディスを織り交ぜた直接的な内容となっています。
自己顕示と応酬を煽るパンチラインが前景化する構成は、SNSでの話題化を狙った彼らしい戦略。
健康改善に取り組みながらも攻撃的なスタンスを崩さない姿勢が、賛否を巻き起こしながらも彼の存在感を際立たせています。
露悪的でありながらエネルギーに溢れた本作は、USラップの最前線で話題を追いかけたい方におすすめですよ。
momentschafter

ポーランドのヒップホップシーンで注目を集めるシャフターさん。
2019年の『audiotele』がチャート2位を記録するなど、若手ながら確かな実績を積み重ねてきました。
2025年10月に公開された新曲は、彼が得意とする軽やかなラップとメロディアスなフロウが絶妙に融合した一曲です。
プロデューサーのセルギウシュさんとタッグを組み、ミニマルなドラムと暖色系のコードループで構成されたトラックは、重低音を抑えた繊細なミックスが特徴的。
ポーランド語と英語を行き来する言葉遊びに満ちた歌詞では、日常の一瞬を切り取る感性が光ります。
約2分という短さに凝縮されたアイデアは、ベッドルームポップ的な親密さとヒップホップのリズム感を見事に両立させています。
Ballerina CoupeCupcakKe

シカゴ出身のラッパー、カップケイクさん。
過激でユーモラスな性的表現とシャープな社会批評を組み合わせたリリックで、インディペンデントシーンから確固たる地位を築いてきた彼女ですが、2025年10月にリリースされたアルバム『The BakKery』からの注目トラックがこちらです。
タイトルが示唆するバレエの優雅さと高級クーペのスピード感を掛け合わせた本作は、タイトな808ベースとミニマルなシンセリフが疾走感を生み出すトラップサウンドに、カップケイクさんらしい滑舌の良いパンチラインが炸裂する仕上がり。
クラブでの映えを意識した短尺構成も見事で、ダンスフロア直結のキラーチューンをお探しの方なら間違いなくハマることでしょう。
Quality Over QuantityPolo G

シカゴ出身のラッパー、ポロGさん。
2019年のデビュー作『Die a Legend』以降、メロディックなドリルとトラップを融合させたサウンドで、アルバム『Hall of Fame』では全米1位を獲得するなど、現在のUSヒップホップ・シーンの最前線で活躍を続けています。
2025年10月にリリースされた本作は、タイトルが示す「量より質」という信念を体現した一曲。
ミニマルなピアノと808を基調としたトラックの上で、仲間との絆や成功の重圧といったテーマが、抑制されたフロウで淡々と紡がれていきます。
過剰な装飾を削ぎ落とした音作りと、内省的なリリックが印象的ですね。
ストリートからの成功を語るだけでなく、その裏にある葛藤まで描き出す彼の作家性が、ここでも遺憾なく発揮されています。
じっくりと言葉を聞きたいときにオススメです。
Voicemail (feat. Rod Wave)Tee Grizzley

デトロイトで生まれ育ち、幼少期から困難な環境を経験してきたティー・グリズリーさん。
刑務所からの出所後にリリースした『First Day Out』で大きな注目を集め、その後も一貫してストリート・リアリティを描き続けているラッパーです。
ロッド・ウェイヴさんとのコラボレーションとなる本作は、2025年の10月にリリースされたメロディック・トラップの楽曲で、タイトルが示す通り「留守番電話」というモチーフを軸に、届かなかった言葉や距離の痛みを情感豊かに歌い上げています。
ピアノの響きとロッド・ウェイヴさんのソウルフルな歌声が印象的で、ティー・グリズリーさんのラップとのコントラストがドラマを生んでいますね。
本作は11月に予定されているプロジェクト『Street Psalms』に先駆けてリリースされたシングルでもあり、現在開催中のツアー「Forever My Moment Tour」でも大きな盛り上がりを見せているようです。
ハードなラップは少し苦手だけれど、心に響くストーリーを持った楽曲を探している方にぴったりの一曲ですよ。
Red MoonLil Uzi Vert

リル・ウージー・ヴァートさんが2023年クリスマスデーに驚きのサプライズとしてリリースした『Red Moon』は、彼の音楽人生の新たなマイルストーンです。
恋愛の喜びと悲しみを洗練されたリリックで描き、それをTM88さんやSlo Meezyさんをはじめとするプロデューサー陣が支える骨太なビートにのせています。
Be El Be監督の手によるミュージックビデオも話題で、都会をひとり歩くシーンや、夕暮れのビーチでの内省的な姿など、曲の感情と見事にリンクしていますね。
リリースが期待されているアルバム『Luv Is Rage 3』の発表も今から楽しみです






