【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(61〜70)
Woke Up / The FaceNEW!Trippie Redd

アメリカ出身のラッパー、トリッピー・レッドさんが放つ新曲『Woke Up』は、内面の天使と悪魔が激しくせめぎ合うような、まさに魂の叫びそのもの!
穏やかなシンセの音色と共に「天使が見守っている」と歌う神聖な幕開けから一転、激しいビートと共に「暴力を選ぶ」と狂気へ堕ちていく展開は圧巻です。
彼の代名詞である“レイジ”ラップのスタイルで、死の恐怖と神への祈り、そして破壊衝動という相反する感情が渦巻く様子を巧みに表現しています。
目まぐるしく変わる感情のジェットコースターは、聴く者の心を激しく揺さぶること間違いなし。
ツイン・シングルのもう一曲『The Face』は、内省的な『Woke Up』とは対照的に、自信と挑発に満ちたクールなパーティーチューンです。
DJ Dramaさんの煽りも加わり、フロアを揺らすような攻撃的なサウンドがたまりません!
歌詞では「私の顔の上に座りたいんだろ」と、非常に直接的で官能的な言葉を投げかけ、聴く者を試すかのような不敵な態度を貫いています。
激しいビートの中に繊細なフックを織り交ぜることで、単なる攻撃性で終わらない洗練された雰囲気を作り出すのがトリッピー・レッドさんらしいですよね。
彼の持つ危険で官能的な魅力に、あなたもきっと引き込まれてしまうはずです。
IM YEATNEW!Yeat & BNYX®

現代ヒップホップシーンを牽引する米国のラッパー、イートさんとプロデューサーのBNYX®さんによる最強タッグ曲!
BNYX®さんは2023年に「Best Hip-Hop Producer Alive」と称されたほどの人物で、本作でもその手腕が光ります。
この曲は「俺こそが唯一無二の存在だ」と高らかに宣言する、究極の自己肯定ソングです。
他者の追随を許さない孤高の境地が、重厚なベースと異世界的なシンセから伝わってきます。
ファンからは「この化学反応は完璧」と絶賛の声があがっており、アルバム『Lyfe』などでの共作を経てきた相性の良さは折り紙付き。
2025年7月にリリースされ、同月のフェスで初披露されました。
圧倒的な世界観に浸りたい時や、自分を強く持ちたい時に聴けば、無敵の気分になれるはずですよ!
ABKNEW!Joey Bada$$

ヒップホップ黄金期を彷彿とさせるサウンドで知られるアメリカのラッパー、ジョーイ・バッドアスさんが手掛けた闘争心あふれる一曲です。
最近のラップバトルでの勝利の熱量をそのまま詰め込んだような本作は、まさに勝利宣言そのもの!
ダークで挑発的なビートの上で、自身を「ビースト・コーストのブギーマン」と名乗り、シーンの頂点に君臨するという強い意志を表明しています。
2025年8月リリースのアルバム『Lonely at the Top』から先行して2025年7月に公開された楽曲で、人気トーク番組での初披露も話題になりました。
何かに打ち勝ちたいとき、この曲を聴けば、どんな困難にも負けない勇気が湧いてくるかもしれませんね。
Chains & WhipsClipse, Kendrick Lamar, Pusha T, Malice

バージニア州出身の伝説的デュオ、クリプスと現代ヒップホップの象徴ケンドリック・ラマーさん、2組の巨星がタッグを組んだ強力な一曲!
本作は、富や成功の象徴と歴史的な抑圧という二つの意味を「鎖と鞭」という言葉に込めた、聴き応えのある作品です。
クリプスが描くストリートの現実と、ケンドリックさんの「迎合はしない」という痛烈なメッセージが、ファレル・ウィリアムスさんプロデュースの重厚なサウンドの上でぶつかり合います!
2025年7月リリースのアルバム『Let God Sort Em Out』からの楽曲で、ルイ・ヴィトンのショーで披露されたことでも話題となりました。
信念を貫くためなら対立も辞さない、そんな彼らの覚悟に勇気づけられるはずです。
Young Black & RichMelly Mike

アメリカ出身のアーティスト、メリー・マイクさんが2024年6月にリリースした楽曲です。
ミネアポリス出身のメリー・マイクさんは、TikTokで絶大な人気を誇り、ロックとヒップホップを掛け合わせた個性的なスタイルで評価を得ている実力派。
本作は、ジムでのワークアウト動画やドライブシーンのBGMとしてSNSで火が付いたことをきっかけに、2025年7月の現在さらに注目度が高まっています。
「若く、黒人で、リッチに」という力強いメッセージと疾走感あふれるビートが、聴く人の気持ちを奮い立たせるかのよう。
あなたのプレイリストを熱く盛り上げるのにピッタリな、エネルギッシュな一曲です!