【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(81〜90)
TreeChance the Rapper ft. Lil Wayne and Smino

どこか懐かしさを感じさせるLo-fiなサウンドが心地よい、シカゴ出身のチャンス・ザ・ラッパーさんによる楽曲です。
2016年にアルバム『Coloring Book』でグラミー賞を受賞した彼が、レジェンドのリル・ウェインさんとソウルフルなスミノと組んだ豪華なコラボに、心躍った方も多いことでしょう。
2025年7月に公開された、制作中のアルバム『Star Line Gallery』からの作品で、一見リラックスした雰囲気の裏には、家族の絆や逆境に立ち向かう強さといった温かいメッセージが込められているのかもしれません。
ゆったりとした時間を過ごしたい時に聴いてみてはいかがでしょうか?
In My TownBy Storm

メンバーの急逝という深い悲しみを乗り越え、新たな名前で活動を再開したアメリカのヒップホップデュオ、バイ・ストーム。
2025年7月に公開された7分を超える本作は、まるで一本の短編映画を観ているかのような深い没入感を与えてくれます。
静謐なアコースティックギターの響きに乗せて語られるのは、父親になることへの戸惑いやツアー生活でのプレッシャー。
パーソナルな痛みを隠さずに歌う姿が、聴く人の心を揺さぶります。
Injury Reserve時代の名盤『By the Time I Get to Phoenix』から続く彼らの物語に、思わず感情移入してしまう方も多いのでは?
静かな部屋で一人、じっくりと音楽の世界に浸りたい時にぴったりの一曲です。
Catch Me Outside 2Ski Mask The Slump God

フロリダ出身で、故XXXTentacionさんとの深い絆でも知られるスキー・マスク・ザ・スランプ・ゴッドの注目作です!
本作は、2017年にプラチナ認定を獲得した自身の代表曲の続編として制作され、ファンの間でも大きな話題となりました。
過剰に歪んだビートの上を、まるでカートゥーンのように目まぐるしく駆け抜ける高速フロウはまさに圧巻の一言!
毒舌とウィットに富んだ言葉で、誰にも媚びずに突き進む姿が描かれています。
2018年のデビューアルバム『Stokeley』が全米チャートで6位を記録した実力は健在!
日常のモヤモヤを吹き飛ばしたい時や、気分を最高に高めたい時にピッタリの1曲です。
pray4dagangA$AP Rocky & KayCyy

ヒップホップシーンを牽引するニューヨーク出身のエイサップ・ロッキーさんと、ケニア生まれの注目株ケイシーさんの共演作です。
ジェイムス・ブレイクさんらが作り上げた、重厚でシネマティックなサウンドスケープが圧巻!
父親としての深い愛情や過去への葛藤など、祈りにも似たパーソナルな感情が描かれており、聴く者の心を揺さぶります。
本作は、2018年の名盤『TESTING』以来となるアルバム『DON’T BE DUMB』からの先行シングルとして、大きな話題となりました。
エイサップ・ロッキーさんが出演する映画『Highest 2 Lowest』との関連も期待されており、今後の展開から目が離せません!
静かな夜、自分と向き合いたい時にじっくり聴きたい一曲です。
What Did I Miss?Drake

信頼していた仲間への痛烈なメッセージが込められた、カナダ出身のラッパー、ドレイクさんの作品です。
俳優としてキャリアを築いた後、音楽の世界ではビルボードで通算82曲ものトップ10ヒットを記録。
今やシーンを代表するアーティストのひとりです。
本作では、人間関係の崩壊と裏切りに対する怒りや戸惑いを赤裸々に表現。
忠誠心の脆さを現代的な比喩で描くリリックの鋭さには、思わず唸らされます。
2025年7月に、待望のアルバム『Iceman』からの先行曲として公開されたこの一曲。
彼の内省的な世界観に深く浸りたい夜に聴くと、その複雑な感情がより一層心に響くかもしれません。