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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

もくじ

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(81〜100)

Paid In Full (feat. Big Zuu, Wax, Ets & D7)AJ Tracey

AJ Tracey – Paid In Full (feat. Big Zuu, Wax, Ets & D7)
Paid In Full (feat. Big Zuu, Wax, Ets & D7)AJ Tracey

イギリスの名門ラッパー、AJ・トレーシーさんが約10年ぶりに旧友たちと再会を果たした記念碑的な1曲。

97年のホワイト・タウンのヒット曲を大胆にサンプリングしたビートに、グライム・クルー「My Team Paid」の面々が鋭いフローを重ねていきます。

本作は、UKドリル、トラップ、ポップスなど多彩なジャンルを横断してきた彼が、原点回帰を果たした意欲作。

6月公開予定のアルバム『Don’t Die Before You’re Dead』の先行シングルとしてリリースされています。

懐かしいグライムサウンドと現代的なプロダクションの融合を楽しみたい方、UKヒップホップシーンの歴史に触れたい方におすすめです。

加えて、Sky・NowTVの料理番組『Seriously Rich Flavours』とのタイアップも決定しており、音楽以外の活動も注目を集めています。

AYODaylyt

アメリカのロサンゼルスを拠点に活動するデイライトさんは、バトルラップ界で異彩を放つアーティストです。

バトル経験だけでも70本以上をこなし、そのYouTube総再生回数は3,500万回を突破しているカリスマ的な存在です。

本作は、ジョーイ・バッドアスさんとローデッド・ラックスさんとのビーフから生まれた作品で、その衝撃的なライムスキルは両者を圧倒する迫力に満ちています。

2025年5月に公開されたばかりの本作は、わずか12時間でYouTubeの音楽トレンド26位にランクインし、急速な反響を呼んでいます。

ヒップホップシーンの最前線で繰り広げられる真剣勝負を、リアルタイムで体感したい方にお勧めです。

boombbno$

bbno$ – boom (official music video)
boombbno$

カナダはバンクーバー出身のラッパー、bbno$さん。

独特なユーモアと風刺を織り交ぜたリリックで知られる彼の2025年5月の新作は、エレクトロニックとヒップホップを融合させたサウンドが印象的な一曲となっています。

Y2Kプロデュースのもと生み出された本作は、TinderやInstagramなどを巧みに活用したマーケティング戦略で大きな話題となった『Lalala』以来のタッグで、キャッチーなメロディと無邪気でありながらメロディックなラップが見事に調和しています。

ドラァグクイーンなど多様なキャストが登場するミュージックビデオも公開され、2025年のJuno AwardsでTikTok Juno Fan Choice Awardを受賞するなど、今の音楽シーンを象徴するような作品に仕上がっていますよ。

ポップミュージックとヒップホップの垣根を軽やかに飛び越える斬新な音楽性を求める方にぜひ聴いていただきたい一作です。

HARD TRUTHSUMI & 6LACK

UMI, 6LACK – HARD TRUTHS (Official Music Video)
HARD TRUTHSUMI & 6LACK

現代のR&Bシーンにおける人気シンガーソングライター、日本人の血も引くUMIさんと人気ラッパーの6LACKさんが奇跡のコラボレーション。

ネオソウルとオルタナティブR&Bを融合した本作は、自己認識や人間関係の複雑さを見事に表現しています。

UMIさんの透明感のある歌声と6LACKさんの深みのあるラップが見事な調和を生み、静謐でありながら心に響くサウンドスケープを作り出しています。

2025年5月9日にEpic Recordsからリリースされた本作は、UMIさんにとってEpic Records移籍後初のシングルとなります。

洗練されたミニマルな808ドラムと深いベースラインが印象的で、自分自身と向き合いたい時や、静かな夜のドライブのお供にぴったりな一曲となっています。

Get To Itian & Nino Paid

ian & Nino Paid – Get To It (Official Audio)
Get To Itian & Nino Paid

ルーマニア出身のianさんとメリーランド州ランドオーバー出身のNino Paidさんによるコラボ曲は、力強いビートと鋭いリリックが印象的なトラップ調の楽曲となっています。

13歳から音楽活動を始めたianさんは、Ocult Recordsを設立し2019年にアルバム『Slayer』をリリース。

一方のNino Paidさんは2023年にデビューシングル『Pain & Possibilities』を発表し、2024年にアルバム『Can’t Go Bacc』、2025年にアルバム『Love Me as I Am』を手がけているアーティストです。

本作は両者の個性が見事に調和した3分10秒の一曲で、Apple MusicのNew Music Dailyにも選出され話題を呼んでいます。

心に響くストーリーテリングと独自のフローが魅力的な一曲を、トラップミュージックファンの皆さんにぜひお聴きいただきたいですね。