【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(1〜10)
Hell At Night (feat. Ella Langley)NEW!BigXthaPlug

力強いバリトンボイスで知られるアメリカのラッパー、ビッグエックスザプラグさんと、カントリー歌手エラ・ラングレーさんによるコラボレーション楽曲です。
2023年2月にリリースしたデビューアルバム『Amar』がゴールド認定されるなど、注目を集める彼が本作で挑んだのは、ヒップホップとカントリーの異色の融合。
軽快なギターで描かれる穏やかな時間は束の間、突如として激しいトラップビートが鳴り響き、聴く者の心を鷲掴みにします。
別れた恋人への「許さない」という強烈な復讐心が、二人の掛け合いの中で生々しく描かれており、その容赦のない言葉の数々に胸がざわつく方もいらっしゃるかもしれませんね。
ありきたりな失恋ソングでは物足りない、という方には間違いなく刺さる一曲です。
Mr. PresidentNEW!BabyChiefDoit

燃え上がるような野心と成功への渇望がダイレクトに伝わってくるのが、ベイビーチーフドゥイットさんが2025年8月に手がけた一曲です。
アメリカ・シカゴ出身で、権威ある『XXL Freshman 2025』にも選ばれた彼の本作は、自身を国のトップになぞらえ、シーンの頂点に立つという強い意志が込められているのではないでしょうか。
デビューアルバム『Animals Only』などで聴かせた重厚なトラップサウンドは健在で、聴く者の心を奮い立たせる力強さがありますよね。
目標に向かって突き進みたいときや、自分を鼓舞したいときにピッタリの楽曲です!
SEEIMSAYINNEW!Lancey Foux

モデルとしても活躍するなど、UKシーンで多彩な才能を発揮するイギリス・ロンドン出身のアーティスト、Lancey Fouxさんの作品です。
ヒップホップやレイジラップを融合させた攻撃的で実験的なサウンドは、彼の代名詞ですよね。
この楽曲は、まるで「俺の言ってる意味がわかるか?」とでも問いかけるように、強烈な自己主張と内なるエネルギーの爆発を見事に表現しています。
挑発的なフロウと革新的なビートが絡み合う世界観は、聴く者を一瞬で引き込むのではないでしょうか。
2022年10月公開のアルバム『Life in Hell』を経て、2025年8月に公開された本作。
自分の殻を破りたいときや、刺激的なサウンドに没頭したいときにピッタリです!
NOBODY SAFE (featuring FaZe Adapt)NEW!Logic

知的で哲学的な作風で知られるアメリカのラッパー、ロジックさんが、これまでのイメージを覆すトラップナンバーでシーンに新たな衝撃を与えています。
本作は、Playboi Cartiさんを彷彿とさせる攻撃的なビートと、即興的で勢いに満ちたフロウが絡み合うエネルギッシュな一曲です。
約1分47秒という潔い短さの中に凝縮された挑発的なアティチュードは、ファンに大きな衝撃を与え、注目を集めていますよね。
2025年8月に公開されたこの作品は、次なるアルバム『SideQuest』への期待をかき立てます。
気分を最高に高めたいときや、ドライブのお供にピッタリな楽曲です!
StretchNEW!Mazza L20

監房から音楽を発信するという特異な経歴で、UKシーンに衝撃を与えたイギリス・リバプール出身のラッパー、Mazza L20さん。
2025年8月にリリースされたこの楽曲は、彼の持ち味であるUKドリルサウンドが全面に押し出されたナンバーです。
不穏で重厚なビートの上を、剃刀のように鋭利なフロウが駆け抜けるスリリングな展開が印象的ですよね。
ストリートの現実や拭えない葛藤をありのままに綴るその言葉に、誰もが心を鷲掴みにされてしまうはずです!
本作はアルバム『Concrete Jungle 1』にも収録されています。
本場のリアルなヒップホップに触れたいときや、緊張感のある世界に没入したい夜に聴いてみてはいかがでしょうか?