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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(1〜10)

Up (with Rag’n’Bone Man)NEW!Danger Mouse & Black Thought

Danger Mouse & Black Thought – Up (with Rag’n’Bone Man) (Official Video)
Up (with Rag'n'Bone Man)NEW!Danger Mouse & Black Thought

グラミー賞プロデューサーのデンジャー・マウスさんと、伝説のヒップホップバンド、ザ・ルーツのフロントマン、ブラック・ソートさんが英国のソウルシンガー、ラグン・ボーン・マンさんを迎えた意欲作が2025年10月にリリースされています。

ピアノを主体としたメランコリックなサウンドと、叙情的ながらも力強いメッセージが込められたラップ、そしてラグン・ボーン・マンさんの心に染みる歌声が見事に融合した作品です。

両者は2022年にアルバム『Cheat Codes』で本格的なコラボレーションを果たし、ビルボード200で43位を記録するなど高い評価を受けており、本作はその続編となるアルバムへの期待を高める1曲となっていますね。

現代社会の逆境に立ち向かう強さと葛藤を描いた本作は、人生の岐路に立つすべてのリスナーの心に響くでしょう。

Only TimeNEW!Gucci Mane

Gucci Mane – Only Time [Official Audio]
Only TimeNEW!Gucci Mane

トラップ界のパイオニアとして知られるグッチ・メインさんが2025年10月にリリースした楽曲は、彼の17枚目となるアルバム『Episodes』に収録されています。

本作は忍耐と持続力をテーマに、過去の自分と現在の姿を対比させながら、成熟した自己肯定感を表現したリリックが印象的です。

かつての困難を乗り越え、今や揺るぎない地位を確立した彼のメッセージが、ゆったりとしたテンポ感と重低音の効いたトラップサウンドにのせて語られています。

アルバムは象徴的な10月17日にリリースされ、同タイトルの書籍とも連動するプロジェクトとなっており、彼のキャリア全体を俯瞰する意欲的な試みといえるでしょう。

落ち着いたトラックと堅実なワードプレイが融合した本作は、じっくりと音楽に浸りたいときにオススメです。

Business MergerNEW!Hit-Boy & The Alchemist

Hit-Boy & The Alchemist – Business Merger (Official Video)
Business MergerNEW!Hit-Boy & The Alchemist

ヒップホップ界屈指の名プロデューサー2人が奇跡のタッグを組んだこの楽曲は、2025年10月にリリースされ、10月24日発売のアルバム『Goldfish』からのリードシングルとなっています。

ヒット・ボーイさんとジ・アルケミストさんという、それぞれ異なるスタイルを持つ2人が互いのビートでラップを交わし合う構成が見事ですね。

ホーンとクリスプなドラムが重なるトラックは王者の風格を漂わせ、成功と引き換えに失われた信頼や変わりゆく人間関係を描いたリリックは、業界で生き抜く孤独さと強さを物語っています。

プロデューサーがラッパーとしても本気で表現する姿を見たいヘッズの方は必聴です。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(11〜20)

NO HOOKNEW!JT

JT – NO HOOK ( CARDI B DISS ) #cardib #JT #disstrack #diss #cardi #new 🔥
NO HOOKNEW!JT

フロリダはマイアミ出身のラッパー、ジェイティーさん。

元シティ・ガールズのメンバーとして知られる彼女ですが、2023年以降はソロ活動に本格シフトしており、ミックステープ『City Cinderella』などの作品でその才能を示していますね。

そんな彼女が2025年10月にリリースした新曲は、カーディ・Bさんとの確執に応答する形で制作されたディストラック。

フックを排した構成で攻撃的なヴァースを畳みかけるスタイルが特徴的で、ダークでシネマティックなトラップビートの上で彼女の怒りと主張がストレートに表現されています。

ビーフという文脈を抜きにしても、現代ヒップホップの緊張感と迫力を体感したい方にはぜひ聴いていただきたい1曲です。

TweedehandsNEW!Joost

Joost – Tweedehands (Official Video)
TweedehandsNEW!Joost

ユーロビジョンでの波乱を経て国際的な注目を集めるオランダのラッパー、ヨーストさん。

ガバやハードコアといった過激なサウンドで知られる彼が、2025年10月にリリースした新曲は、これまでとは異なる穏やかで情感豊かな側面を見せてくれます。

プロデューサーのタントゥ・ビーツさんと組んだ本作は、ヒップホップを基調としながらもローファイな質感を持ち、内省的な雰囲気が漂う1曲。

幼少期に両親を亡くした経験を持つヨーストさんならではの繊細さが滲み出ており、夜のリスニングにぴったりです。

彼のパーソナルな感情に触れたい方や、静かに聴き入りたい気分のときにおすすめですよ。

CHECKLISTNEW!Trippie Redd

オハイオ州カントン出身のラッパー、トリッピー・レッドさん。

XXXテンタシオンさんやジュース・ワールドさんとのコラボでも知られる彼が、2025年10月に次作アルバム『NDA』からの先行シングルをドロップしました。

ヒップホップの枠に収まらないメロディアスなフロウと、レイジやハイパーポップの要素を取り入れた実験的なサウンドが融合した本作は、彼のキャリアにおける新たな挑戦を感じさせます。

ミュージックビデオも同時公開され、視覚的にもインパクト抜群。

トラップやエモラップがお好きな方であれば、間違いなくハマる1曲です。

ADDNEW!bbno$

bbno$ – ADD (official music video)
ADDNEW!bbno$

ウィットなライムで人気を集めるカナダ出身のラッパー、ベイビー・ノー・マネーさん。

2025年10月にリリースされた本作は、彼のセルフタイトルアルバム『bbno$』からの先行シングルです。

エレクトロニックな要素を強く取り入れたトラックと流れるようなラップのフローが特徴的で、成功を手にした自信と遊び心あふれるライムが印象的な仕上がりとなっています。

ミュージックビデオでは20名ものアーティストを起用したアニメーション表現が話題を集めました。

現実から切り離して楽しめるエンターテインメント性を重視した本作は、ラップとポップスの境界を軽やかに越えてゆく彼のスタイルを存分に味わえる1曲です。