【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(21〜30)
History (Ft. James Blake)NEW!Dave

UKラップの旗手として、社会派の歌詞と圧倒的なスキルで独自の存在感を放つデイヴさん。
2025年10月にリリースされたアルバム『The Boy Who Played the Harp』の冒頭を飾る楽曲では、ジェイムス・ブレイクさんをゲストに迎え、神意と運命をテーマに自身の使命を静かに問いかけます。
ミニマルなピアノとファルセットが織りなす透明感ある音像のなかで、成功を偶然ではなく天からの啓示として受け止める姿勢と、ストリートに根ざした倫理観が交錯する様子が印象的です。
本作は旧約聖書のダビデ王をモチーフにしたコンセプトアルバムの入口として、霊性とリアルな日常の境界線を行き来する語り口が光ります。
叙事詩的でありながら大衆性をしっかりと兼ね備えた仕上がりで、静謐で思索的な時間を求める方にぜひ味わっていただきたい1曲です。
Die TogetherJ. Cole

父親としての愛と葛藤を描いた心揺さぶる一曲です。
J.コールさんの深い感情が込められた歌詞は、ストリートライフの危険と家族を守る決意を鮮明に表現しています。
2024年12月、彼の代表作『2014 Forest Hills Drive』の10周年を記念して発表された本作。
娘への愛情と、彼女のために生きたいという強い願いが胸を打ちます。
過去の経験や現在の不安を赤裸々に語る歌詞は、人生の岐路に立つ人々の心に響くでしょう。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(31〜40)
DIDDY BLUDNEW!Lil Godd

バンクーバーを拠点に活動するラッパー、リル・ゴッドさん。
メタルやデスコアのバックグラウンドを持ち、トラップやクラウドラップにホラーやアニメ文化を融合させた独自のスタイルで注目を集めています。
2025年10月にリリースされた新曲は、TikTokやInstagram Reelsで拡散した「calculator」ミームと連動したバイラル志向の強い1曲。
ミニマルな808ベースとタイトなハイハットを軸に、英国スラング由来の「blud」を反復させるチャント的なフックが特徴で、ショート動画のループ再生を想定した瞬発力のある構成になっています。
数値ネタを織り込んだユーモラスなリリックは、意味内容よりもフレーズの使い回しやすさを重視しており、SNS時代の音楽消費スタイルに最適化された設計です。
セルフプロデュースによる2025年の連続シングル群の1つとして、ネット文化とヒップホップの交差点を体現する作品といえるでしょう。
通勤中やSNSを眺めながら気軽に楽しめる、現代的なトラップサウンドをお探しの方にぴったりです。
scratch his face up BASQUIATNEW!Edward Skeletrix

ジョージア州アトランタを拠点に、ラップとビジュアルアートを横断するエドワード・スケレトリックスさん。
音楽産業そのものを批評的に扱うコンセプチュアルな作品群で知られ、エクスペリメンタル・ラップやレイジといったジャンルを自在に操るアーティストです。
2025年10月にドロップされたこの楽曲は、プロデューサーのキャヴィトナックとのコラボレーション作品。
タイトルにはニューヨークの伝説的アーティスト、バスキアの名が刻まれており、顔を引っ掻くという視覚的なメタファーと音の削りや歪みを重ね合わせた実験的なアプローチが光ります。
硬質な808とプラグ由来のミニマルなビートワークに、ディストーション処理を施したボーカルが絡む本作は、アートとストリートカルチャーの境界を揺さぶる挑発的な一曲です。
Today Years OldNEW!Saba

シカゴのラッパー兼プロデューサー、サバさんが2025年10月に公開した新曲は、日常の倦怠と創作意欲の狭間で揺れるアーティスト自身の内面を描いたナンバーです。
惰性はインスピレーションの源にならないという明確なメッセージを携え、ジャジーなコード進行とゆるやかなスウィング感のあるビートが特徴的ですね。
本作のミュージックビデオは狭い室内で一人椅子に座りラップする姿を映し出すミニマルな構成で、反復する日常そのものを投影しています。
2022年のアルバム『Few Good Things』、そして2025年3月にはノー・アイディーさんとの共作アルバム『From The Private Collection of Saba & No I.D.』をリリースしており、新プロジェクトへの橋渡しとなる一曲といえるでしょう。
創作の反復から生まれる小さな発見を祝福するような本作は、日々の仕事や制作に向き合うすべての表現者にとって背中を押してくれる存在になりますよ。
BK2REALITYNEW!Meekz

マンチェスター出身のマスク姿のラッパー、ミークスさんが2025年10月に放つ新曲は、1989年のソウルII ソウルの名曲「Back to Life」をサンプリングした意欲作です。
本作は同年夏の『BK2LIFE』に続く連作の第二章で、過去の栄光から現実へと引き戻される感覚を、重厚な808とミニマルなドラムで描き出しています。
プロデュースを手掛けたフレディ・ローズさんの手腕により、90年代UKソウルの遺産と現代ドリルの低音設計が見事に融合していますね。
MVではヒップホップ映画の金字塔『Belly』へのオマージュが随所に見られ、青白い照明と映画的な演出が楽曲の持つシネマティックな世界観を強化しています。
ストリート・リアリティと普遍性を両立させた本作は、UKラップの到達点を示す一曲と言えそうです。
Lover GirlNEW!Megan Thee Stallion

2025年10月にリリースされた本作は、ミーガン・ジー・スタリオンさんが1996年のR&Bグループ、Totalの名曲『Kissin’ You』をサンプリングした意欲作です。
プロデュースは気鋭のジェイコブディオールが担当し、90年代の甘美なハーモニーと現代のクラブ・グルーヴを見事に融合させています。
本作の魅力は、これまでの攻撃的なラップ・スタイルから一転して、愛と尊重をテーマにしたロマンティックな世界観を描いている点にあります。
パートナーへの感謝や将来への希望を綴った歌詞からは、成熟したアーティストとしての新たな一面が垣間見えますね。
スロウなビートに乗せた自信と甘さの同居するフロウは、これまでの彼女のイメージを知るファンには新鮮に映るはず。
ノスタルジックでありながら今っぽい雰囲気を持つ本作は、リラックスしたい夜や大切な人と過ごす時間にぴったりです。






