【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(21〜30)
OutsideNEW!J Hus, Skepta

ロンドンが誇るUKラップの雄が手を組んだ一曲が2025年12月にリリースされました。
Jハスさんとスケプタさんによる本作は、サプライズEP『Half Clip』の冒頭を飾る楽曲です。
プロデュースを手がけたのはJハスさんの代表曲を数多く支えてきたJAE5で、実はこの曲の原型は7年前に作られていたとのこと。
アフロビーツ由来の跳ねるリズムとUKラップ特有の硬質なビートが見事に融合し、低域のうねりと軽快なパーカッションが心地よい推進力を生み出しています。
両者とも過度に抑揚をつけず、クールに言葉を滑らせるスタイルで、余裕と自信がにじむパフォーマンスが印象的ですね。
UKシングルチャートでは83位にエントリーを果たしており、年末の激戦区でも存在感を示しました。
イギリスのストリートシーンの今を体感したい方にはぜひ聴いてほしい一曲です。
WHO I WASNEW!NF, mgk

ミシガン出身のラッパー、エヌエフさんと、ヒップホップからポップパンクへと華麗なる転身を遂げたマシン・ガン・ケリーさん。
この二人が2025年11月にタッグを組んだコラボ楽曲は、EP『FEAR』に収録された重厚なトラックです。
灰と炎のイメージを通じて、過去の自分にしがみつきながらも、そこから抜け出せない苦しみを赤裸々に描いています。
エヌエフさんは父親の死や信仰との葛藤を、ケリーさんは親友の死や破談した婚約への後悔を吐露し、二人の告白が絡み合うことで深い共鳴を生み出しています。
自己破壊的なパターンを認識しながらも、愛する人たちを守れない自分への恐れが曲全体を貫いており、聴き手の心を揺さぶります。
シネマティックなビートと抑えられた低音が、閉塞感とスケール感を同時に演出していますね。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(31〜40)
Let’s Do ItNEW!Lil Baby, Playboi Carti, & Skooly

アトランタの現行ヒップホップシーンを牽引するリル・ベイビーさん。
2020年のアルバム『My Turn』がBillboard 200で5週連続1位を獲得するなど、商業的にも批評的にも圧倒的な存在感を放っています。
そんな彼がプレイボーイ・カルティさん、そしてRich Kidzの創設メンバーであるスクーリーさんを迎えた新曲がミックステープ『The Leaks』に収録されています。
本作は2000年代末のアトランタを象徴するRich Kidzの名曲をサンプリングしており、スクーリーさんによるキャッチーなコールがトラック全体を貫いています。
カルティさんの浮遊感あるフロウと、リル・ベイビーさんの地に足のついたストリート語りが絶妙なコントラストを生み出していますね。
成功を誇示しながらも仲間や家族を支えるというテーマが、アトランタ・トラップの継承を感じさせる一曲です。
FDONEW!Pooh Shiesty

メンフィス出身のラッパー、プー・シースティさん。
グッチ・メインさんが率いる1017レコードに所属し、2021年2月にリリースしたミックステープ『Shiesty Season』がBillboard 200で3位を記録するなど、一気に注目を集めた存在です。
しかし、連邦刑務所での服役によりキャリアが中断。
2025年10月に釈放され、待望の復帰作となったのがこちらの楽曲です。
本作はTP808さんによるヘビーな808ベースと硬質なドラムが土台となり、その上を長尺のワンヴァースで駆け抜ける構成が特徴的。
メロディアスに歌い上げるのではなく、声の粗さとフロウの圧で押し切るスタイルは、まさに「戻ってきた」という宣言そのもの。
同時公開されたミュージックビデオでは、出所直後の姿や家族の言葉が映し出され、ホームカミング的な演出が印象に残ります。
サウスヒップホップやトラップが好きな方はぜひチェックしてみてください。
TEACH ME HOW TO DRILLLil Mabu x Fivio Foreign

ニューヨークから登場した新鋭ラッパー、リル・マブさんとのコラボで注目を集めたフィヴィオ・フォーリンさん。
特にその中心にある『TEACH ME HOW TO DRILL』は、教室を舞台にした斬新なビデオが話題を呼び、音楽ファンの注目を集めています。
サウンドは、ニューヨーク流ドリルミュージックの新たなページを開くような迫力があり、フィヴィオ・フォーリンさんの役割はリル・マブさんのドリル指南役としての立ち位置が新鮮です。
リリースされた2023年12月21日には、歌詞の一部に関する議論も生じましたが、アーティストたちのオンラインでの対応がすぐさまファンの間で拡散。
この曲は、ヒップホップファンならずとも応援したくなるような魅力が満載ですよ。
FEARNEW!NF

2010年代から活躍するミシガン州出身のラッパー、エヌエフさん。
彼が2025年11月にリリースしたEP『FEAR』の表題曲は、恐怖や不安が自身の生活に忍び寄る様子を擬人化して描く、極めてパーソナルな作品となっています。
強迫性障害や不安障害といったメンタルヘルスの問題と向き合う姿を赤裸々に綴ったリリック、静かなピアノから轟音へと展開するダイナミックなサウンド、そしてラップと歌メロが交差する構成が織りなす本作は、シネマティックかつドラマチックな仕上がりです。
過去の傷と闘いながらも立ち上がろうとする意志を歌にした、彼のキャリアにおける新たな転換点と言えそうです。
Day In The Sun (Gettin’ Wit U)” ft. Q-Tip & Yummy BinghamNEW!De La Soul

ヒップホップ史に残る革新的なトリオの復活を告げる重要な1曲。
Native Tonguesの盟友であるQ-Tipとのケミストリーが光り、Yummy Binghamさんの温かなボーカルがゴスペル的な救済のイメージを与えています。
感謝と喜び、そして再生をテーマに、長いキャリアで経験した困難を乗り越え前を向く姿勢が込められており、2023年に逝去したメンバーTrugoy the Doveへの追悼の意味も感じられます。
アルバム『Cabin In The Sky』からの先行シングルとして2025年11月にリリースされた本作は、ソウルフルなプロダクションとジャズラップの伝統が融合した仕上がり。
喪失を経験しながらも希望を見出したい方へ届けたい作品です。






