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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

もくじ

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(21〜40)

OMG!NEW!Sexyy Red & Tiësto

Tiësto & Sexyy Red – OMG! (From F1® The Movie) [Official Visualizer]
OMG!NEW!Sexyy Red & Tiësto

オランダ出身で「EDMのゴッドファーザー」と称されるティエストさんと、2023年・2024年にBET Hip Hop Awardsで新人賞に輝いたラッパーのセクシー・レッドさんによる異色のコラボレーションが実現しましたね。

こちらの作品は、轟くベースと伝染力のあるスワッガーが特徴的な、EDMとヒップホップが見事に融合したエネルギッシュなクラブ・アンセムとなっているのですね。

2025年6月にリリースされ、ブラッド・ピットさん主演映画『F1® THE MOVIE』の公式サウンドトラックアルバム『F1 the Album』にも収録。

ティエストさんが2024年のAmsterdam Music Festivalで本作の断片を披露した際のエピソードも、ファンの間で話題になりましたね。

アドレナリン全開のサウンドは、F1レースさながらの興奮を味わいたい方や、フロアを揺るがすパーティーチューンで思いきり盛り上がりたい皆さんにぴったりでしょうね。

StutterNEW!Kevin Gates

Kevin Gates – Stutter (Official Music Video)
StutterNEW!Kevin Gates

ストリートの現実を赤裸々に綴るリリックと、耳に残るメロディアスなフロウで独自の立ち位置を築いてきた米ルイジアナ州バトンルージュ出身のヒップホップMC、ケヴィン・ゲイツさん。

2007年のデビュー以来、数々の作品を世に送り出してきました。

そんな彼が2025年6月にリリースした本作は、彼自身の内面にある葛藤やそれを乗り越えようとする力強い意志が込められた一曲。

“吃音”の克服という実体験も投影された自伝的な内容は、聴く者の心を強く揺さぶりますね。

この曲は、近くリリースが期待されるアルバム『Luca Brasi 4』からの先行トラックと見られており、彼のキャリアにおいても重要な一歩となりそうです。

2016年1月発表のデビュー・アルバム『Islah』が全米チャート2位を獲得するなど、その実力は折り紙付き。

困難に立ち向かう全ての人々や、深く自己と対峙したい時に聴いてほしいナンバーです。

Documents (Feat.Nas)NEW!Slick Rick

ヒップホップ黄金期を代表する最高のストーリーテラー、イギリス出身でニューヨークを拠点に活動するスリック・リックさん。

2025年6月にリリースされた待望のアルバム『Victory』に、Nasさんをフィーチャーした楽曲が収録されています。

1999年の名盤『The Art of Storytelling』での共演から約26年、二人の伝説的な邂逅が再び実現。

East Coast Hip Hopを基調としたトラックに、スリック・リックさんの円熟した語り口とNasさんの深遠なリリックが絡み合い、圧巻の化学反応を生む名曲となっていますよ。

映像と共に物語を紡ぐヴィジュアル・アルバムとして制作された本作、その映像はトライベッカ映画祭でも上映され話題を呼びました。

言葉の芸術を追求する二人のレジェンドによる、聴き応え十分な一曲。

ヒップホップの真髄に触れたい方にはたまらない一曲でしょう。

NOT THE SAMENEW!2 Chainz, Ne-Yo

2 Chainz, Ne-Yo – NOT THE SAME (Official Video)
NOT THE SAMENEW!2 Chainz, Ne-Yo

アメリカ・ジョージア州カレッジパーク出身のラッパー、2チェインズさん。

音楽に留まらず俳優や実業家としても活躍する彼が、実力派R&Bシンガーのニーヨさんと共に創り上げた2025年6月のナンバーは、2チェインズさん特有のトラップとニーヨさんのソウルフルな歌声が見事に調和した魅力的な一曲です。

落ち着いたビートの上で、2チェインズさん自身の成長や痛みからの再生というテーマが巧みに表現され、ニーヨさんのエモーショナルなボーカルがその物語を一層引き立てていますね。

本作は、2チェインズさんが制作にも関わる短編映画『Red Clay』のサウンドトラックで、映画が描くコミュニティのトラウマと克服というテーマと強く結びついていますよ。

困難を乗り越えようとする人の心に寄り添うような、温かさと力強さを感じる楽曲ですね。

One of My Bedbugs Ate My PussyNEW!CupcakKe

CupcakKe – One of My Bedbugs Ate My Pussy (Audio)
One of My Bedbugs Ate My PussyNEW!CupcakKe

アメリカはシカゴ出身のラッパー/シンガーソングライターとして活動するカップケイクさん。

7歳からホームレス・シェルターで過ごした経験など、自身の困難な体験を作品に昇華させてきました。

2025年6月にリリースされた彼女の新たなシングルは、そのセンセーショナルな題名がまず強烈なインパクトを与えますね。

Hip Houseのビートに乗せて、持ち前の奔放かつ技巧的なラップが炸裂し、単なる過激さを超えた詩的な表現や社会的メッセージも感じさせます。

この楽曲は2024年6月のアルバム『Dauntless Manifesto』以来のソロ音源で、カップケイクさんのファンはもちろん、彼女の挑発的で奥深い世界観に触れてみたい方に聴いてほしい一曲です。