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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(11〜20)

Just ListenNEW!VonOff1700

VonOff1700 – Just Listen (Official Video)
Just ListenNEW!VonOff1700

シカゴのヒップホップシーンで、今まさに頭角を現しているのがアメリカ出身のラッパー、ヴォンオフ1700さんです。

ドリルサウンドを基盤にした重厚なビートと、鋭いラップを自在に操るスタイルが彼の持ち味!

2025年8月にリリースされたこの楽曲は、攻撃的なトラックの上で展開される圧巻のフロウを体感できます。

本作からは、自らのスキルを「まずは聴いてほしい」と世界に証明するかのような、揺るぎない自信が伝わってきます。

ミックステープ『#FreeMyHoodFuckYoHood』でも話題を呼んだ彼の勢いを象徴する一曲。

気分を奮い立たせたい時や、ストリートの空気を感じたい時に聴いてみてはいかがでしょうか?

The Edge (ft. Killer Mike)NEW!Droogie Otis

Droogie Otis (Madlib & Your Old Droog) – The Edge ft. Killer Mike (Official Video)
The Edge (ft. Killer Mike)NEW!Droogie Otis

伝説的プロデューサーと実力派ラッパーによる注目のユニット、ドゥルーギー・オーティスの楽曲です。

メンバーはカリフォルニア出身のマッドリブさんと、ウクライナ生まれニューヨーク育ちのユア・オールド・ドゥルーグさん。

この楽曲は、マッドリブさんが山火事による喪失を乗り越えて最初に制作したビートの一つなのだとか。

そんな背景もあってか、哀愁漂うジャジーなサウンドの上で繰り広げられるラップには、逆境を乗り越えた者だけが持つ気高さが宿っています。

ユア・オールド・ドゥルーグさんが「まるで授賞式のよう」と語る本作は、ゲストのキラー・マイクさんと共に、まさにエリート同士の火花散るセッションが堪能できますよね。

2025年8月に公開され、多くの音楽メディアでも取り上げられた本作。

困難を乗り越え、次の一歩を踏み出したい時に聴けば、静かな勇気をもらえるのではないでしょうか。

Drip BBQNEW!Metro Boomin

現代ヒップホップシーンを牽引するプロデューサー、メトロ・ブーミンさんが手掛けた一曲です。

米ミズーリ州出身の彼が、2025年7月に公開したミックステープ『A Futuristic Summa』に収録されています。

本作は彼がキャリア初期に影響を受けた2000年代アトランタの熱気を再現しており、重厚なビートとダークで壮大なメロディが見事にマッチしていますよね。

成功を掴んだ仲間たちと集い、クールなスタイルを誇示するような世界観が表現されています。

メトロ・ブーミンさん自身が「最も楽しく制作した」と語る、遊び心と地元愛に満ちたサウンドは必聴!

ドライブや友人とのパーティーシーンを最高に演出してくれる楽曲といえるでしょう。

Die TogetherJ. Cole

父親としての愛と葛藤を描いた心揺さぶる一曲です。

J.コールさんの深い感情が込められた歌詞は、ストリートライフの危険と家族を守る決意を鮮明に表現しています。

2024年12月、彼の代表作『2014 Forest Hills Drive』の10周年を記念して発表された本作。

娘への愛情と、彼女のために生きたいという強い願いが胸を打ちます。

過去の経験や現在の不安を赤裸々に語る歌詞は、人生の岐路に立つ人々の心に響くでしょう。

Dutch AngleNEW!Evidence

Evidence – Dutch Angle (Official Video)
Dutch AngleNEW!Evidence

アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動するラッパー、エヴィデンスさん。

彼はヒップホップグループ、ディラテッド・ピープルズでの活動でも知られる実力派です。

2025年8月にリリースされた本作は、ソロ5作目となるアルバム『Unlearning Vol. 2』からの1曲。

意図的に傾けた視点を意味する映画技法をテーマにしており、心理的な揺らぎの中から心の均衡を取り戻していく過程が描かれています。

プロデューサーQThreeによる陰影の濃いサウンドと、彼の詩的な語り口が見事に調和していますよね。

4年ぶりとなる続編アルバムの終盤を飾る本作を聴くと、物事を違う角度から見つめ直す大切さに気付かされるのではないでしょうか。

雨の夜、じっくり自分と向き合いたい時にぴったりの楽曲です。