【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(41〜50)
RED CLOAKS (feat. Rich The Kid)NEW!Jaden

俳優としても広く知られ、音楽やファッションの世界でマルチな才能を発揮するジェイデンさん。
ラッパー、俳優、デザイナーと多彩な顔を持つ存在ですね。
そんな彼の楽曲が、リッチ・ザ・キッドさんを客演に迎えて2025年9月に公開された作品です。
この楽曲は、これまでの作風から一転し、ダークで攻撃的なトラップサウンドを全面に押し出しています。
富や名声をテーマにしながらも、その裏に潜む緊張感を表現したリリックと、不穏なビートが光る一曲です。
彼がクリエイティブ・ディレクターに就任したラグジュアリーブランドの象徴と本作のテーマが呼応しており、夜のドライブで聴きたくなるような没入感のある名曲となっていますよ。
THE 6 7 SONGNEW!Lil Godd

インターネットを拠点に、ヒップホップやエモラップなどを横断するスタイルで注目を集めるカナダのラッパー、リル・ゴッドさん。
メタルバンドのドラマーだったという異色の経歴も持っていますね。
そんな彼がリリースしたのが、こちらの作品。
本作は一聴してわかる圧倒的なキャッチーさが特徴で、コメディラップやミームラップとも評されています。
歌詞は一緒に歌うことを促す非常にシンプルなコール&レスポンスが中心で、リル・ゴッドさんが掲げる共同体意識のメッセージが、遊び心たっぷりに表現されているのだと思います。
2025年9月のリリース前から本人がTikTokで仕掛けたプロモーションがバイラル化し、公式タイアップはないもののミームとして世界中に拡散しました。
難しい理屈は抜きにして、仲間と集まった時に歌えば一体感が生まれる、そんなパワーを持った一曲です。
Silver LiningNEW!Lil Yachty, Sauce Walka

バブルガムトラップの第一人者として有名なリル・ヨッティさんと、ヒューストンで「drip」スラングを広めたソース・ウォーカーさんによるコラボ曲。
リル・ヨッティさんは2023年のアルバム『Let’s Start Here』で音楽性を大きく広げましたが、そんな彼がソース・ウォーカーさんと共演した作品がこちらです。
本作はドラムを抑えたソウルフルなビートが特徴で、逆境の中の希望という内省的なテーマを扱っています。
冷静で詩的なリル・ヨッティさんのラップと、自身の半生を語るようなソース・ウォーカーさんの熱いフロウの対比が魅力ですね。
2025年9月にシングルとして公開された本作は、じっくりとリリックを味わいたい夜に聴くのをおすすめします。
Badman Generation (feat. Idris Elba)NEW!Slick Rick

ヒップホップ黄金期を代表するストーリーテラー、スリック・リックさんが、1999年の名作アルバム『The Art of Storytelling』以来となるアルバム『Victory』をリリースし、大きな話題を集めています。
今回紹介する一曲は、俳優イドリス・エルバさんとのコラボレーションです。
レゲエ風味のトラックの上で、二人の共通項である英国のアフロ・カリビアン文化を背景にした、世代の強さや誇りが語られています。
本作はレジェンドの健在ぶりを示す円熟味と、新たなサウンドへの挑戦が融合した作品です。
ルーツミュージックが好きな方や、二人が紡ぐ物語に浸りたい方はぜひチェックしてみてください。
SharkNEW!Youngboy Never Broke Again

生々しいリリックと独特のメロディでシーンの頂点に立つラッパー、ヤングボーイ・ネヴァー・ブロークン・アゲインさん。
2018年のデビューアルバム『Until Death Call My Name』が全米7位を記録するなど、波乱万丈のキャリアを過ごしながらもその活躍はすさまじいものがあります。
そんな彼がアルバム『MASA』の後にドロップしたのが、こちらの作品です。
本作は従来の攻撃的なイメージから一転し、なんとムーディーで抑制の効いたサウンドに仕上げられているんです。
シンセパッドやピアノが印象的な落ち着いたビートの上で、彼の内省的なラップが静かに響きます。
孤独な捕食者のような繊細さと力強さをあわせ持つ表現は、まさに彼の新境地といえるでしょう。
夜のドライブや、一人で物思いにふけたい時にぴったりのナンバーですね。
Against The WorldNEW!Mobb Deep

ハードコア・ヒップホップをけん引する存在としてリスペクトされ続けるニューヨークのモブ・ディープ。
2017年にプロディジーさんが亡くなってしまいましたが、ついに新作が公開されましたね。
この楽曲は、2025年10月リリースの9枚目のアルバム『Infinite』からの先行シングルで、なんと11年ぶりのスタジオアルバムとなります。
本作はプロディジーさんの未公開ヴォーカルを使い、逆境に抗う姿勢やサバイバルといった、彼らの原点ともいえるテーマを描いています。
ハヴォックさんが手がけたトラックは、90年代クイーンズブリッジの空気がよみがえるようなダークでざらついたサウンド。
時を超えた二人の共演は、リアルなヒップホップを求めるヘッズならチェック必須ですよ。
CHARLIENEW!Tom MacDonald

政治的・社会的なメッセージを強く打ち出すことで知られる、カナダ出身のラッパー、トム・マクドナルドさん。
レコード会社と契約せずにヒットを飛ばしていることでも有名ですね。
こちらの楽曲は、2025年9月にユタ・バレー大学で起きた悲劇的な事件の犠牲者に捧げるため、事件直後に制作されたナンバー。
ミニマルなビートと哀悼の空気をまとったメロディが印象的で、歌詞では暴力の連鎖を断ち切るべきだという呼びかけと、故人の信念を受け継ぐという希望が歌われています。
社会的なテーマについて深く考えたい方や、心に訴えかける力強いヒップホップを聴きたい方にオススメの1曲です。