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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(41〜50)

White TeeNEW!Murda Beatz & Lancey Foux

Murda Beatz & Lancey Foux – White Tee [Official Lyric Video]
White TeeNEW!Murda Beatz & Lancey Foux

カナダ出身のヒットメーカーであるマーダー・ビーツさんは、ドレイクさんの『Nice for What』で全米1位を獲得した実績を持つ敏腕プロデューサーです。

一方、フィーチャーされているランシー・フォックスさんはロンドンを拠点とするラッパーで、ファッション分野でも存在感を示す越境型クリエイターとして評価を高めていますね。

2025年8月に公開された本作は、マーダー・ビーツさんによる重心の低い硬質なトラップビートと、ランシー・フォックスさんの気だるくも独特なフロウが見事に融合した作品です。

華やかな生活の裏にある高揚感と虚しさを揺れ動くように描いており、どこか酩酊感のあるサウンドがその世界観を際立たせています。

USとUKの才能が起こした化学反応を体感できる、アンニュイなムードに浸りたい夜におすすめの一曲でしょう。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(51〜60)

Perfect Person (ft. coop)NEW!Flo Milli

Flo Milli – Perfect Person (Official Video) ft. coop
Perfect Person (ft. coop)NEW!Flo Milli

TikTokでのバイラルヒットをきっかけに、一躍スターダムを駆け上がったフィメールラッパーのフロ・ミリさん。

彼女が2024年3月のアルバム『Fine Ho, Stay』に続いてcoopさんを迎えドロップしたのが、こちらの楽曲です。

本作は、なんと2003年に大ヒットしたHoobastankの名曲を大胆にサンプリング。

「私は完璧じゃない」という元の歌詞を逆手にとり、欠点も含めて自分を愛そうという、フロ・ミリさんらしい自己肯定感に満ちたパワフルなメッセージがつづられています。

懐かしいメロディと弾けるようなラップが融合したアップビートなサウンドは、聴くだけで元気が出てきますね。

自分に自信を持ちたい時や、朝の準備中に気分を上げたい人にぴったりの一曲です。

Back 2 BackNEW!Skepta and Fred again..

Back 2 Back (Official Video) Directed by DOMAMANIC and SKEPTA
Back 2 BackNEW!Skepta and Fred again..

UKグライムシーンの象徴的存在であり、自身のレーベルも成功させているスケプタさん。

そんな彼が、プロデューサーとしてグラミー賞も獲得したフレッド・アゲインさんとタッグを組んだ楽曲が、2025年の8月に公開されました。

こちらの作品は、両者のコラボ第1弾『Victory Lap』の勢いをさらに加速させるような、まさに“バンガー”な一曲です。

フレッド・アゲインさんによるどこか幽玄なプロダクションと、スケプタさんのルーツであるグライム由来の重心の低いビートが融合したサウンドは圧巻の仕上がり。

スケプタさん主宰のフェスでサプライズ披露されフロアを熱狂させたことでも知られ、ストリートの熱気をダイレクトに感じたい方は、ぜひチェックしてみてください!

GHOST. (feat. Samara Cyn)Armani White

2022年の『Billie Eilish』で世界的な注目を集めたラッパー、アーマニ・ホワイトさん。

本作はテネシー出身の新鋭サマラ・シンさんを客演に迎えています。

ザ・ネプチューンズがプロデュースした2001年のヒット曲を下敷きにしたサウンドは、バウンシーでどこか懐かしい2000年代の空気が魅力的ですね。

別れてもなお相手の中に自分の存在が「ゴースト」として残り続けるというテーマを、彼らしい遊び心と自信に満ちたリリックで表現しています。

アーマニさんのエネルギッシュなラップと、サマラさんのソウルフルな歌声の掛け合いが心地よく、ドライブしながら聴きたいポップなヒップホップがお好きな方であればぜひチェックしてほしいですね。

Hey CurtisNEW!Dave Blunts

Dave Blunts – Hey Curtis (Official Music Video)
Hey CurtisNEW!Dave Blunts

ミッドウェスト・ヒップホップを基盤に、物議を醸すスタイルで注目を集めるラッパー、デイヴ・ブランツさん。

2024年にアルバム『Well Dude Here’s My Thing』などをリリースし、TikTokでのバイラルヒットをきっかけにその名が広まりました。

そんな彼が制作したのが、50セントさんの本名を冠した痛烈なディストラックです。

この楽曲は、カニエ・ウェストさんを擁護する立場から、彼を揶揄した50セントさんへの返答として作られました。

ユーモアと辛辣な皮肉を織り交ぜ、相手のキャリアや言動を攻撃するリリックはまさに圧巻。

MVで相手の過去の映像をコミカルにパロディ化するなど、その徹底した挑発スタイルも魅力です。

ヒップホップのビーフカルチャーが好きな方は要チェックの作品と言えるでしょう。

Big SantaSaweetie

Saweetie – Big Santa (Official Audio)
Big SantaSaweetie

ホリデーシーズンを華やかに彩る楽曲が登場しました。

スウィーティーさんが贈る本作は、クリスマスの伝統を現代風にアレンジした大胆なヒップホップトラックです。

歌詞では高級品への欲求が強調され、サンタクロースに豪華な贈り物をねだる姿が描かれています。

2024年11月1日にリリースされた本作は、『Dear Big Santa』と題された2曲入りシングルの1曲として発表されました。

Saweetieさんの個性的なキャラクターが存分に発揮された楽曲で、ファンはもちろん、ホリデーシーズンに新鮮な刺激を求める方にもおすすめです。

Mr. MiracleKid Cudi

カニエ・ウェストさんに見出され、独自のスタイルでヒップホップ界に新たな風を吹かせたキッド・カディさん。

俳優としても活躍する彼が、2025年8月に公開したのが、アルバム『Free』からの3枚目のシングルとなる作品です。

この楽曲は、これまでのオルタナティブなサウンドから一線を画す、ポップパンクのエナジーに満ちた仕上がりとなっていますね。

逆境の中で自らを“奇跡”と鼓舞する生々しいリリックが、疾走感あふれるギターサウンドに乗って胸に響きます。

本作は、困難を乗り越えようとする人の背中を力強く押してくれる応援歌のよう。

気分を切り替えたい時や、何かに挑戦する前に聴いてみてはいかがでしょうか。