【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】
1990年代に入り、現在多くの人がイメージする洗練された「R&B」が確立して以降は多くのメガヒット曲を生み出しつつもジャンルは細分化して、2010年代以降はトラップミュージックがチャートの主流となり、既存のR&BにとらわれないオルタナティブR&Bなども生まれました。
おもしろいことに、2020年代を過ぎた今は90年代や00年代にシーンを席巻したR&Bの影響を感じさせる名曲が次々とリリースされているのですよね。
こちらの記事では、そんな2020年代の「今」を感じさせる最新の洋楽R&Bのトレンドが一目で分かる注目の楽曲をまとめています。
ベテランから期待の新人まで幅広く紹介していますから、ぜひチェックしてみてください!
【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】(121〜130)
JupiterNAO

喜びや希望に溢れた音楽性で知られるイギリス出身のネイオさん。
慢性疲労症候群と診断され、活動が制限される中で制作されたアルバム『Jupiter』からの一曲は、占星術で「喜びの惑星」とされる木星にちなんで名付けられました。
軽快なベースラインと魅力的なドラムが特徴的なサウンドは、彼女の透明感のある高音ボーカルと相まって、心温まるメッセージを届けています。
2025年2月にリリースされた本作は、R&B、ソウル、エレクトロニックの要素が巧みに融合された洗練された楽曲となっており、アーティストとしての成長を感じさせます。
2025年2月からスタートするヨーロッパ・北米ツアーでも披露予定の本作は、前向きな気持ちになりたい時や、心に寄り添う音楽を求めている方にぴったりの一曲です。
Pookie’s Requiem (feat. Summer Walker)SAILORR

心の奥底にある感情を率直に歌い上げる、ベトナム系アメリカ人のR&Bアーティスト、セイラーさん。
2025年1月に発表された本作は、2024年にSNSでバズった楽曲をR&Bの実力派シンガーであるサマー・ウォーカーさんをゲストに迎えた形で再リリースしたものです。
二人の透明感のある歌声が見事な調和を生み出しており、主人公の切ない想いと諦めきれない感情が、洗練されたサウンドと共に胸に迫ってきます。
夜のドライブや、静かな時間を過ごしたい時にぜひ聴いていただきたい珠玉のバラードですね。
Cry For MeThe Weeknd

シンセサイザーと力強いドラムビートがエモーショナルなサウンドを生み出し、深い共感を呼び起こすカナダ出身のザ・ウィークエンドさんの2025年1月発表の本作。
まるでペントハウスに閉じ込められた孤独な魂が、自身の内なる痛みと向き合うかのように紡がれる独特な世界観は必聴です。
アルバム『Hurry Up Tomorrow』からの1曲で、プロデューサーにはマイク・ディーンさんとメトロ・ブーミンさんを迎えています。
2025年2月のグラミー賞でのパフォーマンスでは、プレイボイ・カーティとともに赤い衣装に身を包んだダンサーたちと共演し、観客を魅了しました。
孤独や内面の葛藤と向き合いたい時、あるいは深い感情表現に触れたい時におすすめの1曲です。
worst behaviour (ft. Kehlani)kwn

イギリス出身の新世代R&Bシンガー、クゥンさんとアメリカを代表するアーティスト、ケラーニさんが織りなす官能的な化学反応が生み出した2025年2月のコラボレーション。
ダークなトラップビートに乗せて、二人の魅惑的なボーカルが絡み合いながら、欲望と自由を大胆に表現する作品に仕上がっています。
2024年11月にリリースされたクゥンさんのソロ作に、ケラーニさんが新たな息吹を吹き込んだ本作は、リリース直後から多くのリスナーの心を掴み、R&Bシーンに新風を巻き起こしています。
クリス・チャンス監督が手掛けたミュージックビデオでも、二人の親密なケミストリーが見事に映し出されており、視覚的な魅力も抜群です。
心地よい夜のドライブや、大切な人との親密な時間を彩る一曲として、ぜひプレイリストに加えてみてはいかがでしょうか。
【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】(131〜140)
TasteCoco Jones

アメリカはサウスカロライナ州出身のR&Bシンガー、ココ・ジョーンズさんが感情豊かな新曲を発表。
2024年のグラミー賞で最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞し、さらなる飛躍を見せる彼女が届けるのは、情熱的な恋愛を描いた洗練されたR&B作品です。
ディズニー時代から培ってきた表現力と、ビヨンセさんやホイットニー・ヒューストンさんから影響を受けた力強いボーカルが見事に調和しています。
本作は、恋愛における率直な感情表現をテーマに、相手への思いを遠慮なく伝えようとする心情を描写。
洗練されたプロダクションと共に、彼女の歌唱力が存分に発揮された一曲となっています。
感情の機微を大切にしながらも、ストレートな想いを伝えたい方に心からおすすめできる楽曲です。
Back and ForthHalle

妹のクロエさんとのデュオ「クロエ・アンド・ハリー」として活動しながら、ソロでも輝かしい実績を残してきた実力派アーティストのハリーさんが、恋愛における不安定な関係性と自己価値の探求をテーマにした心揺さぶる一曲を届けています。
2025年2月14日にリリースされた本作は、彼女自身が作詞を手掛け、プロデューサーのニードルスさんとタッグを組んで制作されました。
2023年には実写版『リトル・マーメイド』でアリエル役を見事に演じ切り、その後も『Angel』など印象的な楽曲をリリースしてきましたが、今回はピアノを基調としたミニマルなサウンドに乗せて、傷つきながらも真実の愛を求める強い意志が表現されています。
深夜のドライブや、物思いに耽る静かな時間に聴きたい一曲です。
AAAFLO

20年代を代表するR&Bシーンの顔として注目を集めているFLO。
ロンドンを拠点とする3人組が2024年11月に発表した楽曲は、2000年代のR&Bを彷彿とさせるサウンドに乗せて、恋人への愛情と情熱を大胆に表現した一曲です。
ティーナ・マリーさんの「Portuguese Love」をサンプリングした懐かしくも洗練されたビートに、3人の圧倒的な歌唱力が際立つ仕上がりとなっています。
この楽曲は、11月15日にリリース予定のデビューアルバム『Access All Areas』のタイトル曲でもあり、FLOの音楽的成長を感じさせる一作となっていますね。
2025年3月からはヨーロッパツアーも予定されており、ますます目が離せません。