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【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】

1990年代に入り、現在多くの人がイメージする洗練された「R&B」が確立して以降は多くのメガヒット曲を生み出しつつもジャンルは細分化して、2010年代以降はトラップミュージックがチャートの主流となり、既存のR&BにとらわれないオルタナティブR&Bなども生まれました。

おもしろいことに、2020年代を過ぎた今は90年代や00年代にシーンを席巻したR&Bの影響を感じさせる名曲が次々とリリースされているのですよね。

こちらの記事では、そんな2020年代の「今」を感じさせる最新の洋楽R&Bのトレンドが一目で分かる注目の楽曲をまとめています。

ベテランから期待の新人まで幅広く紹介していますから、ぜひチェックしてみてください!

【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】(151〜160)

One FootGreentea Peng

イギリス出身の個性派シンガーソングライター、グリーンティー・ペンさんが2024年11月に放つ新曲は、ネオソウルを基盤としながらもオルタナティブ・ロックやサイケデリックな要素を取り入れた催眠的なトラックです。

自己探求や人間の本質に焦点を当てた歌詞は、前進と後退を繰り返す葛藤や、困難な状況を乗り越えるための学びを象徴的に表現しており、深い内省的な視点が反映されています。

2025年3月にリリース予定のセカンドアルバム『Tell Dem It’s Sunny』に収録される本作は、彼女の音楽的進化と深い自己探求の旅を反映した一曲。

ソウルフルなメロディーと内省的な歌詞が、日々の一歩一歩を大切にすることの重要性を思い起こさせてくれますよ。

ENVYChris Grey

Chris Grey – ENVY (from King of Envy) [Official Lyric Video]
ENVYChris Grey

カナダのトロント出身で、オルタナティブR&Bを軸に独自の音楽性を展開するクリス・グレイさん。

彼の魅力は、R&Bにハードロックやクラシック音楽のエッセンスを巧みに取り入れた唯一無二のサウンドにあります。

2025年4月に公開された新作は、アナ・ホアンの小説『King of Envy』の公式サウンドトラックとして書き下ろされた作品。

過去の恋愛や嫉妬といった感情をテーマにした歌詞は、小説の登場人物であるヴィクとアヤナの関係性と深くリンクしています。

彼はこれまでアルバム『THE CASTLE NEVER FALLS』や、EPシリーズ『CHAPTER I: DESIRE』などをリリース。

2023年にはグラミー賞で3部門を受賞するなど、評価も急上昇中です。

ジャンルの壁を軽々と越える彼の音楽は、複雑な感情や心の機微を大切にする音楽ファンにぴったりですよ。

Can’t WaitEric Benét & Keri Hilson

待望の新曲が、アメリカのR&Bシーン屈指のデュオによって2025年4月に届けられました。

エリック・ベネイさんとケリ・ヒルソンさんによる本作は、グルーヴィーなディスコR&Bに仕上がっており、恋人との夜の外出前の高揚感が見事に表現されています。

滑らかなボーカルが互いを補完し合うようなハーモニーが魅力的な一曲で、プロデューサーのキャンパーさんの手腕も光っていますね。

この楽曲はベネイさんの10年ぶりとなるフルアルバム『The Co-Star』の先行シングルで、JBR Creative Groupより配信されました。

両アーティストのコラボレーションは長年の夢だったそうで、その相性の良さが存分に発揮されています。

ヒルソンさんにとっても15年ぶりのアルバム『We Need to Talk: Love』に続く重要な作品となっていますよ。

夏のクラブアンセムにぴったりの一曲、成熟した大人のR&Bファン必聴です。

No SecretsJessie J

Jessie J – No Secrets (Official Lyric Video)
No SecretsJessie J

力強く感情的なヴォーカルで知られる英国ロンドン出身のジェシー・Jさんが約4年ぶりとなる注目の新曲を2025年4月にリリースしました。

喪失やトラウマ、SNS時代における自己開示のプレッシャーなどを率直に歌い上げた本作は、彼女自身の経験を反映した非常に個人的な内容となっています。

SZAやBrent Faiyazとの仕事で知られるLos Hendrixと、Jesse Boykins IIIがプロデュースを担当し、ソウルフルなオルタナティブR&Bの要素と現代的なサウンドが見事に融合。

5月には続く新曲『Living My Best Life』のリリースや、ロンドンのユニオン・チャペルでのアコースティックライブも予定されています。

人生の苦難を経験しながらも音楽と向き合い続ける彼女の姿に共感できる方にぜひ聴いてほしい一曲です。

ILYSMIHKali Uchis

Kali Uchis – ILYSMIH (Visualizer)
ILYSMIHKali Uchis

母性の深さを滲ませた繊細なサウンドが心に響く新作をコロンビア系アメリカ人シンガーソングライター、カリ・ウチスさんが2025年4月に公開しています。

幼いわが子が眠る傍らで綴ったという本作は、彼女のこれまでの孤独や自立をテーマにした楽曲から一転、家族への無条件の愛と癒しの感情が豊かに表現されています。

ドリーミーでソウルフルなサウンドは彼女の初期作品『Por Vida』を思わせる雰囲気を纏いながらも、母親となった彼女の新たな心境を映し出す珠玉の一曲。

5枚目のスタジオアルバム『Sincerely,』の最終トラックとして収録された本作は、彼女の音楽的成熟を感じさせる作品となっています。

英語とスペイン語を自在に操り多彩な音楽性で知られる彼女の新境地を、静かな夜のリラックスタイムにぜひ味わってみてください。

SINCERITYSAILORR

SAILORR “SINCERITY” (Official Visualizer)
SINCERITYSAILORR

米フロリダ州出身の期待の若手R&Bシンガーソングライター、セイラーさんが2025年4月に新曲を発表しています。

本作はベトナム系アメリカ人のカイラさんが紡ぐスムーズでポップなR&Bの魅力が詰まったナンバー。

誠実さと自己表現をテーマにした歌詞に感情豊かなボーカルが織り込まれ、繊細なアレンジが見事に融合した楽曲となっていますね。

プロデューサーのアダム・クレヴリンさんを迎え、ミュージカル劇場出身の彼女の音楽的成熟が窺える一曲です。

この楽曲は、今後リリース予定のデビューアルバム『FROM FLORIDA’S FINEST』の先行シングルとしても注目を集めています。

SZAさんやKehlaniさんを思わせる現代R&Bテイストが好きな方、感情の機微を大切にする音楽ファンにぜひ聴いていただきたい作品です。

【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】(161〜170)

I’ve Been (Lost Tapes 2016)Tory Lanez

カナダはトロント生まれの若手ラッパー兼シンガー、トーリー・レーンズさん。

2024年7月にリリースされた本作は、2016年に録音された未公開トラック集「Lost Tapes」シリーズの一曲です。

R&Bの要素を強く含んだ感情的なビートに乗せて、元恋人を取り戻そうとする複雑な心境を掘り下げています。

トーリーさん自身と共同プロデューサーのPlay Picassoさんが手掛けた楽曲は、彼の歌唱力とラップスキルの両面が光る魅力的な仕上がり。

カリブ系ダンスホールやトラップの影響を受けた独自の音楽性が、ファンの心を掴んでいますね。

恋愛に悩む人はもちろん、R&Bの新しい才能に触れたい方にもおすすめの一曲です。