最新のテクノミュージック|2025年のトレンドを紹介
一口にテクノミュージックと言っても、その実態は相当詳しい方でないと、なかなかつかみづらいジャンルでもありますよね。
EDMやディープハウス、エレクトロポップにエレクトロニカとサブジャンルを掘り下げればキリがありません。
こちらの記事では、広い意味でのダンス・ミュージックの最新ヒット曲や人気曲、まだあまり知られていない注目の楽曲までを幅広く紹介しています。
メロディアスなボーカル入りの楽曲も多く含まれますから、あまりテクノに興味がないという方もぜひチェックしてみてくださいね!
最新のテクノミュージック|2025年のトレンドを紹介(131〜140)
PURA VIDAHI-LO

オリバー・ヘルデンスの名義でもよく知られているハイローさんの『PURA VIDA』は、シンセサイザーのシーケンスフレーズがクセになるテクノチューンです。
この曲は非常にシンプルなトラック構成で、イントロから繰り返されるシンセサイザーのフレーズを基調に、リズムトラックが変化していくという流れ。
特筆すべきは、曲が終わったという錯覚をしてしまうほど大胆なブレイクが中盤にあること。
これがよいアクセントになっていて何回聴いても飽きないんです!
LET’S DO IT AGAINJamie xx

抑制の効いたミニマルなサウンドを基調としながら、美しいメロディとさまざまなジャンルを融合させた音楽性で高い人気を誇るイギリスのインディー・トリオ、ジ・エックス・エックス。
彼らの頭脳と言える存在であり、DJやプロデューサーとして高く評価されているジェイミー・スミスさんは、ソロ名義のジェイミー・エックス・エックスとしてクラブ・ユースなダンス・ミュージックをリリースしています。
こちらの『LET’S DO IT AGAIN』は2022年の4月に発表された曲で、2020年にリリースして高い評価を受けた『Idontknow』からおよそ2年振りとなる楽曲です。
シンプルな4つ打ちのハウス・ビートときらびやかなシンセ、サンプリングされた喜びを歌うメロディが特徴的で、DJとして世界中でプレイして楽曲のクオリティに磨きをかけた、すきのないアンセミックなナンバーとなっています。
コロナ禍の2年を経て生まれた楽曲だと考えれば、このポジティブなバイブスは納得できる気もしますね。
ColourblindJess Bays & Hayley May

振られた後も相手のことをおもい続けてしまう。
そんな切ないシチュエーションをダンスナブルなサウンドに乗せて描いているのが『Colourblind』です。
こちらは新進気鋭の音楽プロデューサー、ジェス・ベイズさんが、シンガーのヘイレイ・メイさんをフィーチャーして手掛けた作品です。
王道のクラブミュージックといえるサウンドに、ヘイレイ・メイさんのハスキーボイスが見事に調和しています。
それから表現力豊かなハミングや、サウンドがじょじょに加速する点にも注目です。
Brooklyn BallersJitwam

バウンシーなハウス・ビートの上に情熱的なギター・ソロが鳴り響く様が実にクールなこちらの『Brooklyn Ballers』は、ハウスやヒップホップ、ソウルにサイケデリックなロックまでも自在に横断する異能、インド出身のプロデューサー兼ソングライターのジタムさんが2022年5月に公開した楽曲です。
タイトルにもあるように、現在ジタムさんが拠点としているニューヨークに対する楽曲であり、ムーディーマンさんやジェイ・ディラさんに加えて、ジミ・ヘンドリックスさんにビョークさんといったアーティストを影響源に挙げる、ジャンルの壁をものともしない彼の才能を改めて証明するサウンドは、クラブ・ミュージック愛好家だけではなくロック・ファンにも聴いてほしいですね!
Tears On The Dancefloor (feat. Hannah Boleyn) [Night Mode]KSHMR
![Tears On The Dancefloor (feat. Hannah Boleyn) [Night Mode]KSHMR](https://i.ytimg.com/vi/D85uCGfaJgg/sddefault.jpg)
ダンスフロアを照らす切ない光、「Tears On The Dancefloor (feat. Hannah Boleyn) [Night Mode]」は、KSHMRさんが送り出した真新しい楽曲です。
驚くほどにエネルギーに満ちており、EDMが持つ各要素を見事に融合し、アップリフティングながらも心に染み入るメロディを紡ぎ出しています。
Hannah Boleynさんのパワフルで魅惑的なボーカルが、曲に新たな次元を加え、夜のダンスフロアに紛れもない激情を湛えさせています。
KSHMRさんの音楽性は絶えず進化しており、このトラックも間違いなく彼の多彩な才能を証明する1つです。
ダンスミュージックの最先端を行く作品に、きっと心を奪われるはずですよ!
The Break upKode9

2020年に設立15周年を迎えた老舗レーベル「Hyberdub」の主催者であり、ダブステップの創成期に活躍したオリジネイターとしても知られている「Kode9」ことスティーヴ・グッドマンさん。
2022年7月には前作よりおよそ7年振りとなるアルバム『Escapology』をリリースが決定していますが、こちらの『Torus』はアルバムに収録予定の楽曲です。
英国流儀のベース・ミュージック、ダブステップ、ガラージといったジャンルの要素を感じさせつつ、計算された電子音の鳴り具合にベテランならではの味わいを感じさせますね!
Ringo (Miss Monique Remix)Lufthaus

ウクライナ出身のMiss Moniqueさんがリミックスを手掛けた『Ringo (Miss Monique Remix)』は、これまでにない斬新さで私たちの耳を捉えます。
深みのあるドラムとドライビングなベース、そして幽玄なコードが織りなすグルーヴは、まるでベルリンの夜を彷彿とさせるかのよう。
さらに彼女独自のメロディックなサウンドを重ね合わせることで、オリジナルの持つ空間を広げ、リスナーを新しい音世界へといざないます。
Tomorrowland BrazilやEDC Orlando、ADEといった大舞台での反響も大きく、その場にいた人たちは、このリミックスによって作り出されたエネルギーに心から魅了されたはずです。
Lufthausの鮮明なビジョンとMiss Moniqueさんの感性が融合し、メロディックテクノ、プログレッシブハウスファンならば絶対に聴くべき一作でしょう。