いつの時代も、私たちの心に響く平和の歌。
戦争や争いのない世界を願い、平和の尊さを歌に込めた数々の名曲は、長きにわたり多くの人々の心に寄り添い続けています。
この記事では、邦楽作品を中心に、平和への祈りと希望が込められた楽曲を紹介します。
「悲しい歴史を忘れないで」という力強いメッセージや「争いのない日本を、世界をともに作っていこう」という温かな思い。
あなたの心に響く平和のメッセージが、きっと見つかるはずです。
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【平和を願う歌】悲惨な歴史を繰り返さないために|心に響く平和ソング集(1〜10)
TSUBASA feat. Yomi JahAwich

荘厳ささえ感じる洗練されたサウンドのうえで、Awichさんと愛娘のYomi Jahさんが未来への祈りを紡ぐ感動的な楽曲です。
2022年5月の沖縄返還50年という節目に公開された本作は、アルバム『Queendom』の後にリリースされました。
沖縄が抱える複雑な歴史を背負い、それでも前を向いて自分たちの未来を切り拓いてほしいという、次世代への温かなメッセージが込められています。
悲しい歴史を繰り返さないために何ができるのか。
そんな問いをそっと投げかけ、平和の尊さを改めて考えさせてくれるのではないでしょうか。
平和KOOTARO

ゆったりとしたレゲエのリズムにのせて、心温まるメッセージが歌われる1曲です。
熊本出身のレゲエシンガー、KOOTAROさんが描くのは、壮大な平和ではなく、ごく身近にあるささやかな幸福。
ソファでくつろぐ家族や愛犬との何気ない日常を眺め、「この幸せがずっと続いてほしい」と願う純粋な祈りが、飾らない言葉でつづられています。
本作は2024年6月に公開されたアルバム『Love is a Message』に収録された作品です。
大きな理想を語るのではなく、自分の手の届く範囲にある愛おしい時間を守ることこそが平和への第一歩だと、そっと教えてくれるでしょう。
ハナヒカリリーガルリリー

浮遊感のあるオルタナティヴ・ロックサウンドが描くのは、戦争へと向かう大切な人を引き止めようとする悲痛な願いです。
戦闘機や兵隊といった言葉が、平和な日常と隣り合わせにある残酷な現実を突きつけ、聴く人の胸を強く揺さぶります。
この楽曲は、2019年9月に発売されたリーガルリリーの記念すべきファーストシングルで、映画『惡の華』の主題歌として書き下ろされました。
争いのない世界を希求するとき、本作の静かな祈りのような歌声が、きっとあなたの心に深く響き渡ることでしょう。
きんさいやTEE & HIPPY

故郷への深い愛情が、広島出身のTEEさんとHIPPYさんの温かい歌声からあふれ出すデュエットソングです。
HIPPYさんの2017年3月リリースのアルバム『HomeBase ~ありがとう~』に収録された本作は、NHK広島放送局の番組エンディングテーマにも起用されました。
広島弁で「いらっしゃい」と優しく招き入れる本作。
歌詞のなかには、焦らずに歩もう、泣かずに笑おうというメッセージとあわせて、戦争で焼け野原となった広島の地を想起させる言葉も盛り込まれています。
被爆地から届けられる絆の歌は、当たり前の日常こそが平和のいしずえだと、私たちに優しく語りかけてくれるのかもしれません。
涙そうそう夏川りみ

沖縄の方言で「涙がぽろぽろこぼれ落ちる」という意味を持つ、夏川りみさんの代表曲です。
作詞家が若くして亡くなった兄へ寄せた個人的な思いは、聴く人それぞれの心にある大切な人の記憶と重なるのではないでしょうか。
夏川りみさんの透明感あふれる歌声で紡がれる、会えない人への切ない思い。
それは戦争の悲劇で引き裂かれた人々の深い悲しみをも想起させ、平和の尊さを教えてくれます。
本作はもともと1998年に森山良子さんのために作られた楽曲で、2001年の夏川さんのカバーがオリコンチャートに157週ランクインする大ヒットに。
2006年にはこの曲をモチーフとする映画も公開もされました。
いのちの理由さだまさし

生きる意味とその尊さ、人が存在する理由を問いかける、さだまさしさんの心に染みる感動的な楽曲です。
父と母、そして大切な誰かと出会うために人は生まれ、その絆を未来へ紡いでいくという、温かくも普遍的なメッセージが描かれています。
この命のつながりの尊さを思うとき、悲惨な歴史を繰り返してはならないという平和への祈りが心に満ちるのではないでしょうか。
本作は2009年6月に名盤『美しい朝』に収められ、浄土宗の依頼で制作されたという背景を持ちます。
争いのない世界を願うとき、この歌に込められたメッセージを心に深く刻んでみてくださいね。
花~すべてに人の心に花を~作詞・作曲:嘉納昌吉

川の流れのように、人の涙も笑顔もすべて受け入れ、心に美しい花を咲かせようと歌う、温かさに満ちた楽曲です。
沖縄民謡を基調としたどこか懐かしい旋律と、平和への切実な祈りを込めた歌詞が、聴く人の心に深く染みわたります。
1980年6月に発表された本作は、1995年公開の映画『ひめゆりの塔』のエンディングテーマにも起用されました。
世界60か国以上で愛唱されていることからも、そのメッセージの普遍性がうかがえます。
悲しい歴史を忘れず、争いのない未来を築くことの大切さを教えてくれる1曲といえるでしょう。