戦争のない世界、子供たちが将来の夢を見られる世界、誰もが幸せに暮らせる世界……平和にはさまざまな形がありますよね。
2022年にはロシアとウクライナの争い、2023年にはイスラエル・ガザ戦争と、近年戦火のニュースに心を痛めている方は多いでしょう。
この記事では、さまざまな平和に関する曲を紹介していきます。
長い間歌い継がれてきた平和を歌った名曲はもちろん、人気のミュージシャンやシンガーソングライター、ロックバンドによる平和の願いを込めた楽曲もピックアップしました。
平和について考えさせられる曲をぜひ聴いてみてください。
【子どもたちの命と権利を守るための緊急募金にご協力ください】
平和を願う歌。いつまでも世界が平和でありますように(1〜10)
SoranjiMrs. GREEN APPLE

生きることの意味や価値を深く掘り下げた楽曲です。
美しいストリングスと神秘的なコーラスが心に染み入り、聴く人の魂を揺さぶります。
「見なくても言える」という意味を持つタイトルには、日々の生活や大切な人との絆を何度も思い出し、その価値を確認する意味が込められているそうです。
二宮和也さん、北川景子さん主演の映画『ラーゲリより愛を込めて』の主題歌として2023年7月に発表されました。
「あなたはこの世でたった一人の尊い存在、だから生きて!」と強く存在を肯定してくれる歌詞は、希望を失いかけている人の背中を押してくれるはずです。
想望福山雅治

戦時中の日本を舞台に、特攻隊員の視点から「いま、日々を生きていることの幸せ」を描いた映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主題歌として制作された1曲です。
福山雅治さんが映画を観た後に書き上げた楽曲で、登場人物たちに寄り添うように、愛と人生の複雑さ、そして永遠への旅立ちをテーマにした歌詞が心に響きます。
2023年12月に配信限定シングルとしてリリースされ、各配信サイトのチャートを席巻する大ヒットを記録しました。
変わりゆく時代のなかで自分の道を選び、進む勇気を持つことの大切さを教えてくれる1曲です。
TriangleSMAP

争いのない平和な毎日を願う楽曲といえば『Triangle』。
音楽だけでなくドラマやバラエティでも活躍をみせた国民的アイドルグループ・SMAPが2005年にリリースしており、テレビ朝日『トリノオリンピック』テーマソングに起用されました。
ドラマチックに展開するジャジーなピアノサウンドが印象的です。
ブラスバンドの音色とともに彼らの温かいコーラスワークが響くでしょう。
戦争をダイレクトに知らない世代へ向けられたメッセージを受けとってみてくださいね。
蛍サザンオールスターズ

平和への祈りを込めた美しいバラードです。
映画『永遠の0』の主題歌として書き下ろされ、2013年8月にリリースされました。
サザンオールスターズが映画主題歌を手掛けたのは23年ぶりのこと。
桑田佳祐さんは、映画の「家族のために必ず生きて帰る」というメッセージに感動し、平和への願いを込めて制作したそうです。
青い空や夏の風景を描写しながら、失われた命への悲しみや切なさが歌われている本作は、戦争で大切な人を亡くした方々の心情に寄り添う曲として、多くの人の心に響くはずです。
いのちの歌竹内まりや

生きることの尊さを優しく歌い上げた楽曲。
2008年に放送されたNHK連続テレビ小説『だんだん』の劇中歌として誕生しました。
人との出会いや縁、ともに生きていくことの素晴らしさを描いた歌詞は、多くの人々の心に深く響きます。
メロディはシンプルながら、竹内まりやさんの澄んだ歌声が楽曲の魅力を一層引き立てています。
2014年9月には、アルバム『Sweet Home』に収録され、より多くのリスナーに届けられることとなりました。
結婚式のBGMや卒業式の合唱曲として親しまれており、人生の節目に寄り添う曲としても愛され続けています。
HEIWAの鐘仲里幸広

仲里幸広さんが表現する平和への願いは、『HEIWAの鐘』にて美しく響き渡ります。
「争いがいかに愚かなことか」というメッセージが込められた平和の歌で、真っすぐなメロディーラインが印象的。
さわやかな風を感じさせる旋律が心にやわらかく響き、聴くたびに未来への希望を新たにしてくれます。
全国の学校で合唱曲として親しまれているので、文化祭などの和やかな行事で歌ってみるのはどうでしょうか。
さとうきび畑森山良子

さとうきびといえば沖縄の名産の作物ですね。
そんなさとうきび畑を舞台に歌った森山良子さんの名曲がこちらです。
沖縄の緑のあふれる美しい、かけがえのない風景をありありと歌っています。
しかし、そんな沖縄が戦場になったことを思えば胸が苦しくなるばかりです。
夏が来るたびに聴きたい名曲です。