平和を願う歌。いつまでも世界が平和でありますように
戦争のない世界、子供たちが将来の夢を見られる世界、誰もが幸せに暮らせる世界……平和にはさまざまな形がありますよね。
2022年にはロシアとウクライナの争い、2023年にはイスラエル・ガザ戦争と、近年戦火のニュースに心を痛めている方は多いでしょう。
この記事では、さまざまな平和に関する曲を紹介していきます。
長い間歌い継がれてきた平和を歌った名曲はもちろん、人気のミュージシャンやシンガーソングライター、ロックバンドによる平和の願いを込めた楽曲もピックアップしました。
平和について考えさせられる曲をぜひ聴いてみてください。
【子どもたちの命と権利を守るための緊急募金にご協力ください】
平和を願う歌。いつまでも世界が平和でありますように(91〜100)
いつも見ていたヒロシマ吉田拓郎

吉田拓郎さんの11枚目のスタジオアルバム『アジアの片隅で』に収録されている曲で、1980年に発売されました。
静かにヒロシマを語っている曲で、時が忘れさせてしまういら立ち、悲しみを嘆いている曲です。
自分でもどうしようない思いを、風化させてはいけないこととして静かに訴えています。
Stop War!箱崎作次

三多摩青年合唱団の団員であり元中学校教諭の箱崎作次さんがウクライナの支援の目的で制作した、反戦と平和の願いについてが描かれた楽曲です。
繰り返される争いに対して、それによって愛する人を失うことへの悲しみや怒りの強い感情について表現されています。
また、その悲劇を止めるには世界中の人々が手を取り助け合う心が重要だというメッセージも込められています。
争いを止めるための行動を考えるきっかけになる、まっすぐな反戦のメッセージが感じられる楽曲です。
Happy Xmas(War Is Over)Awich

2022年に公開された映画『永遠の1分』で主題歌およびヒロインを務めたことでも話題を集めた沖縄県出身のラッパー・Awichさんの楽曲。
ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさんによって製作されたクリスマスソングのカバーで、世界的に有名な反戦歌としても知られる名曲ですよね。
印象的なコード進行で進む奥行きを持ったピアノサウンドと、沖縄県出身というバックグラウンドを思わせるエモーショナルかつセンチメンタルな歌声が荘厳な空気感を生み出していますよね。
いつの時代にも変わらない争いの愚かさを再認識させてくれる、未来永劫語り継いでいきたいバラードナンバーです。
快走!ラスプーチンザ・リーサルウェポンズ

平和な世界が訪れることへの願いを独自の世界観で描いた『快走!ラスプーチン』。
ユーモラスな音楽性やファッションで注目を集めるバンド、ザ・リーサルウェポンズが2022年にセルフカバーしました。
ミクスチャー・ロックを思わせる情熱的なバンドサウンドに仕上がっています。
カラフルなシンセに刻まれる彼らのヒロイックな歌唱も印象的です。
戦争のない世界への切実なメッセージがこめられた楽曲です。
誰もが手を取りあう明るい未来を祈りながら聴いてみてください。
さっちゃんの聴診器高橋樺子

小児科医さんは子供がその冷たさに驚かないように手で聴診器を温めてから使うようです。
医療ってそういうことなんだなと思わせる優しいエピソード。
聴診器といえば、高橋樺子さんのさっちゃんの聴診器』は大阪のあいりん地区で活躍した実在の医師、矢島祥子さんの半生を歌った曲です。
「故郷を思いながらも貧しい人々のためにがんばる」そんな歌詞は飾り気のない普段着のよう。
「西成のマザー・テレサ」とも呼ばれた矢島さんもこの地区の平和、しいては世の平和を願っていたことでしょう。
隠れた名曲とはこの曲のこと、未聴の方はぜひ!
死んだ女の子元ちとせ

1stシングル『ワダツミの木』が話題を呼び、それまであまりメジャーとは言えなかった奄美民謡特有の節回しが注目を集めた女性シンガー・元ちとせさんの楽曲。
1956年にトルコの詩人であるナーズム・ヒクメットさんが発表した詩に外山雄三さんが作曲した楽曲で、第二次世界大戦末期に広島県へ投下された原子爆弾によって犠牲になった少女が題材となっています。
悲劇しか生まない兵器による強烈な絶望は、世界で唯一の被爆国である日本人のシンガーが歌うことにより本当の意味で反戦の意味を持つのではないでしょうか。
二度と生まれてほしくないメッセージを次世代に伝えてくれる、今の時代だからこそ見直されるべき楽曲です。
Only One,Only YouGLAY

ヴィジュアル系ロックバンドとして、20年以上を第一線で活躍する、GLAY。
彼らが2022年にリリースした、60枚目となるシングル『Only One, Only You』は、リーダーであるTAKUROさんがウクライナへの侵攻をきっかけに作った、反戦歌です。
日常が壊れていく様子や、がれきとなった街並みが描かれた歌詞は、ニュースやSNSなどで目にした悲しい現実とリンクする方が多いのではないでしょうか。
戦いをやめて、自分だけじゃなくみんなの平和を願おう。
そうした強い思いを感じる1曲です。