平和を願う歌。いつまでも世界が平和でありますように
戦争のない世界、子供たちが将来の夢を見られる世界、誰もが幸せに暮らせる世界……平和にはさまざまな形がありますよね。
2022年にはロシアとウクライナの争い、2023年にはイスラエル・ガザ戦争と、近年戦火のニュースに心を痛めている方は多いでしょう。
この記事では、さまざまな平和に関する曲を紹介していきます。
長い間歌い継がれてきた平和を歌った名曲はもちろん、人気のミュージシャンやシンガーソングライター、ロックバンドによる平和の願いを込めた楽曲もピックアップしました。
平和について考えさせられる曲をぜひ聴いてみてください。
【子どもたちの命と権利を守るための緊急募金にご協力ください】
平和を願う歌。いつまでも世界が平和でありますように(31〜40)
青空THE BLUE HEARTS

THE BLUE HEARTSの通算8枚目のシングルとして1989年に発売されました。
3作目のアルバム『TRAIN-TRAIN』からのリカットシングルで、世界のどこかでおこなわれている戦争や人種差別などを嘆くような歌詞が印象的です。
甲本ヒロトさんのストレートで情熱のこもったボーカルに心が震える曲です。
シュプレヒコールRADWIMPS

世界中の平和を願う思いを、RADWIMPSらしい独特の言葉遣いとサウンドで表現した1曲です。
複雑な現代社会の矛盾や葛藤を鋭く切り取った歌詞が印象的ですよね。
また「私たちがこの世に生を受けたことは奇跡なんだ」と訴える歌詞には、命の尊さと平和の大切さが込められているようにも感じられます。
2012年8月にリリースされた本作は、RADWIMPSのライブでも披露されることが少なく、ファンの間でも幻の楽曲として注目されているのだそう。
現代社会の問題に向き合いつつ、希望を見いだそうとする姿勢に共感できる方にオススメです。
島唄THE BOOM

ロックバンドTHE BOOMの代表曲であり、平和への強い願いが込められた楽曲です。
忘れてはならない沖縄戦での悲劇を描き、二度と戦争が起きないようにという願い、平和が保たれることへの強い願いが表現されています。
壮大な自然の表現や、遠くに届けるように高らかに響く歌声から世界に向けての平和の願いも強く感じられます。
悲しみの記憶を共有することと、それをとおして世界中が平和について考えることの大切さを教えてくれるような楽曲です。
折り鶴作詞作曲:梅原司平

平和への祈りを折り鶴に託した梅原司平さんの名曲。
1983年に広島、長崎の原爆をテーマに制作された反戦歌は、シンプルながらも力強いメッセージが響き、平和運動や反核運動の現場で歌い継がれています。
2009年にはタンポポ児童合唱団によってコンピレーション・アルバム『手紙・まあるいいのち〜卒業&合唱ソングコレクション〜』でカバーされ、世代をこえて愛されています。
広島の地に思いをはせ、平和の大切さを見つめ直したいとき、静かに心に寄り添う曲として、多くの人々の魂を揺さぶる1曲です。
希望のうたMISIA

歌というものは経済の中に組み込まれた商品的な一面をも持ちますが、本来は「聴く人をなぐさめたり希望を与えたりする存在なんだ」とMISIAさんの楽曲に触れるたびに思うんですね。
この『希望の歌』もたくさんの国の人々に支持されていて、動画サイトの書き込み欄は各国の言葉で書かれた熱い言葉であふれています。
「あきらめずに歩み続ければ必ず明るい未来が来るはず」との歌詞は永遠に色あせないモチーフ。
オペラが始まるかのようなイントロも荘厳で神々しくさえ聴こえます。
平和を願う歌。いつまでも世界が平和でありますように(41〜50)
ひろしま平和の歌作詞:重園贇雄/作曲:山本秀

広島の原爆被害を後世に伝え、世界平和を願う思いが込められた珠玉の合唱曲。
1947年8月6日の第1回「平和祭」で初めて披露されたこの作品は、平和への祈りを力強く表現しています。
広島市の平和記念式典で毎年歌われ続けており、2018年には広島出身の指揮者・大植英次さんの指揮により、広島心音オーケストラと広島県合唱連盟の協力でCDも制作されました。
また2023年には「ひろしま国際平和文化祭」の一環として英語版の動画も公開。
平和への願いを胸に抱くすべての人に、そして広島の魂に触れたいと思う方々に心から響く1曲です。
一本の鉛筆美空ひばり

この曲は美空ひばりさんが広島の平和音楽祭に出演するにあたって作られました。
広島市への原子爆弾投下についてつづられています。
美空ひばりさん本人も横浜大空襲を体験していたこともあり、平和音楽祭ではこの曲を披露する際にステージ上から「戦争の恐ろしさを忘れられません」と語りかけました。