ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲
ロシアを代表とする作曲家の一人セルゲイ・ラフマニノフ。
同じロシアの作曲家チャイコフスキーに才能が認めながらも一度は音楽を挫折したこともあるラフマニノフ。
そんな心境と環境で生み出されたからか現代人にも通じるものがあり、切なくて儚い、時には熱情的な作風は聞いた人全員を虜にします。
今回はオーケストラで演奏される交響曲から声楽、ピアノ曲までセレクトしました。
知らない曲を聞いても「あ!
ラフマニノフだ」と思うのではないでしょうか。
ぜひ聴いてみてくださいね。
ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(101〜120)
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43Sergei Rachmaninov

ロシアロマン派の巨匠、セルゲイ・ラフマニノフが、19世紀の伝説的なバイオリニスト、ニコロ・パガニーニの『24のカプリース』の最終曲をもとに、ピアノとオーケストラのために作曲した『パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43』。
情熱的であったり、技巧的であったり、時にはユーモラスな表情も見せる24の多彩な変奏の連続は、聴く者を飽きさせません。
中でも特に有名なのが、美しい旋律が印象的な第18変奏。
穏やかでありながら、どこかロマンティックな雰囲気を醸し出しています。
本作は、ラフマニノフの創造力と超絶技巧が凝縮された、まさに彼の代表曲ともいえる1曲です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
セルゲイ・ラフマニノフはクラシックを普段は聞かない人でも名前は聞いたことがあるくらい有名な作曲家の一人です。
音楽家の素養を持つ家系で同じくロシアの作曲家チャイコフスキーにも認められたものの、一度は音楽家の挫折も味わっている作曲家で、そうした迷いと葛藤がある環境と心境からか、はかなくて切ない、そして美しいながらも時には熱情的な作風に表れているのではないかと思います。
この曲は知らなかった!
という方も聞いてみたらラフマニノフだと感じるのではないでしょうか。
ぜひいろいろなラフマニノフの世界観に触れてみてください。