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夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ

夏といえばどんな情景を思い起こしますか?

キラキラと輝く青い海、照りつける太陽が眩しい白い砂浜、濃い緑が目にも鮮やかな山々……。

ジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべると、ほんの少しだけ暑さが和らぐような気がしませんか?

この記事では、そんな皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品をご紹介します。

この夏は、涼しげな雰囲気を演出してくれる珠玉のクラシック音楽とともに、爽やかに過ごしましょう。

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(41〜60)

ニーベルングの指環「神々の黄昏」夜明けとジークフリートのラインへの旅Richard Wagner

楽劇「神々の黄昏」より 夜明けとジークフリートのラインへの旅 / ワーグナー [明治大学OB交響楽団]
ニーベルングの指環「神々の黄昏」夜明けとジークフリートのラインへの旅Richard Wagner

バイロイト祝祭音楽祭は、ワーグナーが自作の「ニーベルングの指環」を上演するために作った音楽祭で、毎年7月下旬から8月にかけて開かれています。

「ニーベルングの指環」4部作はワーグナー35歳から61歳にかけて作曲され、上演には約15時間を要するため、少なくとも4日間がかけられるという作品です。

アンダンテ・コン・モートClaude Debussy

Deux Arabesques, L. 66: No. 1 in E Major, Andantino con moto
アンダンテ・コン・モートClaude Debussy

音楽というのは人の気分を簡単に変えてしまいます。

気分が変われば感覚や体調も変わっていきます。

日本の暑苦しい夏に飽きた方は、音楽で涼を取ってみてはいかがでしょうか?

ドビュッシーの名曲である、こちらの『アンダンテ・コン・モート』は日本でもさまざまなCMやテレビ番組で使われている作品です。

ゆったりとした涼やかな曲調は、夏にほんの少しだけ訪れる涼しい風が吹く瞬間をイメージさせますね。

睡眠用のBGMとしてもピッタリですので、夏に寝心地が悪くなる方は必見です。

Summer Night on the River – 2001 Remastered VersionFrederick Delius

フレデリック・ディーリアスさんが1911年に作った曲がこちらです。

彼はイギリス生まれの作曲家ですが、若い頃にオレンジ栽培の仕事のためにフロリダにわたり、そこで黒人霊歌に親しんだことがその後の彼の音楽に影響を与えたといわれています。

その後フロリダを離れた彼は音楽教育を受けるためにドイツのライプツィヒとフランスのパリに滞在します。

動画の曲はパリに川面の夏の夜について描かれたもので、独特な雰囲気を持つ興味深い曲です。

ローマの祭り「チルチェンセス」Respighi

2009年 N響 ローマの祭り/レスピーギ (Feste Romane/Ottorino Respighi)
ローマの祭り「チルチェンセス」Respighi

「ローマの祭り」は、古代ローマ、中世、ルネッサンス、そして現代とローマの祭りの歴史を4つの視点から描いた作品です。

第1部の「チルチェンセス」は古代史でも有名な暴君ネロ皇帝が円形劇場で行った祭りです。

キリスト教徒とライオンを戦わせるという残虐なショーもあったようです。

Piano Trio No. 1 “Russian Summer”: I. NocturneJudith Lang Zaimont

こちらの作品は、現代音楽家であるJudith Lang Zaimontの、「ピアノ三重奏曲一番 “Russian Summer”: I. Nocturne」という作品です。

ピアノと弦楽器が織りなす美しいハーモニーは、夏の日差しを受け、ちらちらと動く木漏れ日のような穏やかさがあります。

現代音楽らしく、不協和音をも作品の魅力へと変えてしまうところが素晴らしいですね。

String Quartet No. 7, ‘Summer Eaves’: IV. AdagioJohn McCabe

イギリスの現代音楽家John McCabeの「String Quartet No. 7, ‘Summer Eaves’: IV. Adagio」という作品です。

アルバムInto The Ravineに収録されています。

弦楽器が不吉なハーモニーを奏でていますね。

湿っぽく陰うつな雰囲気がクセになる作品です。