夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ
夏といえばどんな情景を思い起こしますか?
キラキラと輝く青い海、照りつける太陽が眩しい白い砂浜、濃い緑が目にも鮮やかな山々……。
ジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべると、ほんの少しだけ暑さが和らぐような気がしませんか?
この記事では、そんな皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品をご紹介します。
この夏は、涼しげな雰囲気を演出してくれる珠玉のクラシック音楽とともに、爽やかに過ごしましょう。
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夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(61〜70)
3 Preludes, Op. 56: No. 2. SummerHenning Mankell

スウェーデンの作家として知られるヘニング・マンケルさん。
その祖父で同じ名前のヘニング・マンケルさんが書いた曲がこちらです。
隠れた名曲といいますか、マンケルさんの曲は書かれてからあまり取り上げられなかったのですが、ピアニストのアンナ・クリステンソンさんがその素晴らしさに魅了され、録音したものがこちらの音源です。
スウェーデンの大地を思いおこさせるような壮大なピアノ曲は、北の大地に旅行したような気持ちにさせられますね。
アストゥリアスIsaac Albéniz

スペインを代表する偉大な作曲家、イサーク・アルベニス。
スペインの民族音楽をベースとした作曲が特徴で、いくつもの名曲を残してきました。
そんな彼の作品のなかでも、特に夏にピッタリな作品が、こちらの『アストゥリアス』。
彼の代表的なピアノ曲の1つで、スパニッシュ・ギターで演奏されることが多い作品です。
情熱的と思いきや、重厚で暗めの曲調が、夏のどこか物悲しい夕暮れの雰囲気をイメージさせます。
夏のサンセットを眺めながら苦いコーヒーを片手に、この曲を聴いてみるのはいかがでしょうか?
アランフェス協奏曲第2楽章Joaquín Rodrigo

スペイン王家の夏の離宮があるアランフェスは、マドリードの約50km南にあって、美しい庭園が有名です。
盲目の作曲家ロドリーゴはここを舞台にクラシック・ギターの協奏曲「アランフェス協奏曲」を作りました。
古都アランフェスがスペイン内戦の被害を受けたことを嘆いて、平和を祈って作曲しました。
The Last Rose of SummerJohn Andrew Stevenson

18世紀に活躍したアイルランドの作曲家John Andrew Stevensonの「The Last Rose of Summer」という作品です。
詩人のThomas Mooreの詩にJohn Andrew Stevensonが伴奏をつけ、アイルランド民謡ブラーニーの木立のメロディーに乗せて歌にされました。
ケルト楽器のバグパイプが特徴的な一曲です。
The Seasons: SummerJohn Cage

4分半、何もしないという代表的な作品「4分33秒」でよく知られる、アメリカの実験音楽家またキノコ研究家でもあるJohn Cageの「The Seasons: Summer」という作品です。
あの久石譲も影響を受けたと言います。
ミニマルな曲調で彼の思う夏を表現しています。
どことなく涼しげで、寂しそうなところがグッときます。
String Quartet No. 7, ‘Summer Eaves’: IV. AdagioJohn McCabe

イギリスの現代音楽家John McCabeの「String Quartet No. 7, ‘Summer Eaves’: IV. Adagio」という作品です。
アルバムInto The Ravineに収録されています。
弦楽器が不吉なハーモニーを奏でていますね。
湿っぽく陰うつな雰囲気がクセになる作品です。
夏の夕べKodály Zoltán

夏の夕暮れっていいですよね。
まだ明るく暑いけれど確かに、夜が近づいている、そんな情景を表現しているのが『夏の夕べ』です。
こちらはハンガリーの作曲家にして、学校教育にも大きな影響を与えたゾルタン・コダーイの作品。
彼はさまざまなジャンルの音楽を手掛けてきましたが、こちらはインスト曲に仕上がっています。
少しさみし気なメロディーから一気に華やかな印象になる転調にも注目しつつ聴いてみてください。
また約17分と長尺なので、じっくり休みたい時のBGMにもぜひ。






