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夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ

夏といえばどんな情景を思い起こしますか?

キラキラと輝く青い海、照りつける太陽が眩しい白い砂浜、濃い緑が目にも鮮やかな山々……。

ジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべると、ほんの少しだけ暑さが和らぐような気がしませんか?

この記事では、そんな皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品をご紹介します。

この夏は、涼しげな雰囲気を演出してくれる珠玉のクラシック音楽とともに、爽やかに過ごしましょう。

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(81〜90)

String Quartet No. 4, BVN 215, “Sommerdage” (Summer Days): III. Sostenuto – Allegro, scherzosoRued Langgaard

String Quartet No. 4, BVN 215, “Sommerdage” (Summer Days) : III. Sostenuto – Allegro, scherzoso
String Quartet No. 4, BVN 215, "Sommerdage" (Summer Days): III. Sostenuto - Allegro, scherzosoRued Langgaard

20世紀に活躍した作曲家またオルガニストであるRued Langgaardの「String Quartet No. 4, BVN 215, “Sommerdage” (Summer Days): III. Sostenuto – Allegro, scherzoso」という作品です。

亡くなった後16年たってやっと世間から評価されるようになったという悲劇の作曲家です。

艶のある弦楽器が美しく、物悲しいハーモニーを奏でます。

交響曲第2番 第1楽章Sibelius

シベリウス交響曲第2番第1楽章 Sibelius Symphony No.2 1st
交響曲第2番 第1楽章Sibelius

シベリウスは家族と一緒に数カ月間イタリアへ長期旅行したあと、1901年の夏に交響曲第2番の作曲に取りかかりました。

交響曲のあちらこちらにみられる輝かしい響きは、この旅行のときにイタリアや地中海の雰囲気をスケッチしておいて作品に取り入れているからだと思われます。

2 Pieces: Summer NocturneThe Chamber Players of Canada

カナダの映画音楽家Eldon Rathburnが作曲した「Summer Nocturn」という作品です。

音楽グループのChamber Players Of Canadaが演奏しています。

映画音楽家ならではの表現力の幅広さを存分に生かした楽曲ではないでしょうか。

曲全体の抑揚はまるで起承転結する映画のストーリーのように、リスナーの心を取り込んでいきます。

交響曲第40番 第1楽章Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルト「交響曲第40番」第1楽章
交響曲第40番 第1楽章Wolfgang Amadeus Mozart

交響曲第40番は1788年7月、モーツァルトが32歳のときにウィーンで完成しました。

6月に交響曲第39番、8月に交響曲第41番と、短い時間に有名な3つの交響曲を作り上げました。

モーツァルトの交響曲で短調なのは2曲しかなく、その両方がト短調なので、交響曲第40番を「大ト短調」、もう一方の交響曲第25番を「小ト短調」ともよびます。

交響詩「夏の牧歌」Arthur Honegger

Honegger: Summer Pastoral Conducted by Honegger オネゲル 夏の牧歌 自演
交響詩「夏の牧歌」Arthur Honegger

この曲は、アルチュール・ランボーの『夏の暁を抱いて』という本の題辞にインスピレーションを受けて作曲されたといわれています。

のどかな牧歌を奏でるように始まる本作には、後年の無機的な鋭さを秘めたようなオネゲルさんらしさはありませんが,逆にその温かみを感じさせる叙情性によって親しまれる作品となっています。

2つの伝説 S.175 第2曲「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」Franz Liszt

角野 隼斗/リスト:「伝説」より「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」(2018PTNA特級セミファイナル)
2つの伝説 S.175 第2曲「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」Franz Liszt

華やかで熱狂的な演奏で人気を博したフランツ・リストですが、彼の晩年の作品は宗教的な題材に深く傾倒しています。

本作は、パオラの聖フランチェスコが奇跡によって海を渡る伝説を音楽で描いた神秘的な1曲。

荒れ狂う海を表現するトレモロや、神々しい主題旋律など、リストならではの劇的な音楽表現が随所に見られます。

1862年から1863年にかけて作曲されたこの曲は、リストの信仰心が深まった時期の作品。

宗教的な感動を静かに味わいたい方にオススメです。

涼やかな風を感じながら、静かな夏の夜に聴いてみてはいかがでしょうか。

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(91〜100)

ピアノ5重奏曲「ます」第4楽章Franz Schubert

Schubert Ensemble: Schubert “Trout” Quintet, 4th Movement.
ピアノ5重奏曲「ます」第4楽章Franz Schubert

1819年の夏、オーストリア北部を訪ねたとき、一人のアマチュアの音楽家に1817年に作った歌曲「ます」をもとに五重奏曲を作曲してほしいと頼まれて、すぐに構想を練り、その年のうちに五重奏曲「ます」を完成させました。

小川に遊ぶマスが、釣り人に釣り上げられる様子をドラマチックに表した作品です。