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夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ

夏といえばどんな情景を思い起こしますか?

キラキラと輝く青い海、照りつける太陽が眩しい白い砂浜、濃い緑が目にも鮮やかな山々……。

ジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべると、ほんの少しだけ暑さが和らぐような気がしませんか?

この記事では、そんな皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品をご紹介します。

この夏は、涼しげな雰囲気を演出してくれる珠玉のクラシック音楽とともに、爽やかに過ごしましょう。

もくじ

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(61〜80)

交響曲第2番 ニ長調 作品36Ludwig van Beethoven

Beethoven: Symphony No. 2 in D Major, Op. 36: I. Adagio molto – Allegro con brio
交響曲第2番 ニ長調 作品36Ludwig van Beethoven

ベートーベンの名曲『交響曲第2番 ニ長調 作品36』。

素晴らしい交響曲を作り続けた彼ですが、この曲はそのなかでも特に夏にピッタリな作品です。

そんなこの曲の魅力は、物語のようにさまざまな曲調に移り変わる点にあるでしょう。

序盤は暑苦しい、いかにも夏といった雰囲気から、中盤は優雅でありながら厳格な雰囲気、そして終盤は激しく展開する、夏の暑さや開放感を感じさせる曲調に仕上げられています。

ぜひチェックしてみてください。

マドリードの夏の夜の思い出Mikhail Glinka

GLINKA — Summer Night in Madrid — Spanish Ouverture no. 2
マドリードの夏の夜の思い出Mikhail Glinka

数々の名曲を残し「近代ロシア音楽の父」とまで評されているミハイル・グリンカ。

彼が清々しいマドリードの夏の情景を思い描いて制作したのが『マドリードの夏の一夜の思い出』です。

こちらはスペイン序曲の第2番に当たる曲で、パワフルなサウンドが印象的な作品です。

その構成も大きな魅力で、前半部分は弦楽器をメインとした重低音を楽しめる、そして後半は打楽器が入ってきてテンポアップしていくというものに仕上がっています。

交響曲第3番「オルガン付き」2楽章第2部Camille Saint-Saëns

サン=サーンス 交響曲第3番第2楽章第2部 フロール指揮ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
交響曲第3番「オルガン付き」2楽章第2部Camille Saint-Saëns

交響曲第3番は1885年に妻と離別し母親のもとに身を寄せた時に書き始められた作品です。

ちょうどこの年の夏、ロンドンのロイヤルフィルハーモニー協会に来シーズン用の新しい曲を、と依頼され、作曲されました。

普通、交響曲は4楽章構成ですが、この交響曲は、一つの楽章が前半と後半の2部に分かれている2楽章構成と、珍しい形式です。

アランフェス協奏曲第2楽章Joaquín Rodrigo

「アランフェス協奏曲」より第2楽章adagio/ホアキン・ロドリーゴ
アランフェス協奏曲第2楽章Joaquín Rodrigo

スペイン王家の夏の離宮があるアランフェスは、マドリードの約50km南にあって、美しい庭園が有名です。

盲目の作曲家ロドリーゴはここを舞台にクラシック・ギターの協奏曲「アランフェス協奏曲」を作りました。

古都アランフェスがスペイン内戦の被害を受けたことを嘆いて、平和を祈って作曲しました。

The Last Rose of SummerJohn Andrew Stevenson

Stevenson: The Last Rose Of Summer (Arr. Jessica Wells)
The Last Rose of SummerJohn Andrew Stevenson

18世紀に活躍したアイルランドの作曲家John Andrew Stevensonの「The Last Rose of Summer」という作品です。

詩人のThomas Mooreの詩にJohn Andrew Stevensonが伴奏をつけ、アイルランド民謡ブラーニーの木立のメロディーに乗せて歌にされました。

ケルト楽器のバグパイプが特徴的な一曲です。

12 Études d’exécution transcendante, Op. 11: No. 5. Summer NightLouis Kentner

20世紀に活躍したピアニスト兼作曲家であるLouis Kentnerの「12 Études d’exécution transcendante, Op. 11: No. 5. Summer Night」という作品です。

ピアノの旋律がゆったりとしていて、ぬくもりを感じられるとても美しい曲です。

休日のお昼寝の時にぜひかけてほしいです。