【クラシック】夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ
夏が近づくとジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべるような涼しい曲を聴きたくなるものです。
今回は皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品を選びました。
記事の曲を見ると多くの作曲家が「夏」を入れた曲があり、記事内でも人気が高いクロード・ドビュッシーの『水の戯れ』や『小組曲 1楽章「小舟にて」』を聞いてみると、ピアノでの演奏は水があふれるようで、オーケストラでの演奏は背景そのものを感じ取れ、作品が描く海や水、夜の涼しさをイメージが演奏からも伝わってくるようです。
一度聞いてみてお気に入りの曲を探してみてください。
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【クラシック】夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(101〜110)
交響曲第2番 ニ長調 作品36Ludwig van Beethoven

ドイツの楽聖ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベンの名曲『交響曲第2番 ニ長調 作品36』。
素晴らしい交響曲を作り続けたベートーベンですが、この曲はそのなかでも特に夏にピッタリな作品です。
そんなこの曲の魅力は、物語のようにさまざまな曲調に移り変わる点にあるでしょう。
序盤は暑苦しい、いかにも夏といった雰囲気から、中盤は優雅でありながら厳格な雰囲気、そして終盤は激しく展開する、夏の暑さや開放感を感じさせる曲調に仕上げられています。
ぜひチェックしてみてください。
String Quartet No. 4, BVN 215, “Sommerdage” (Summer Days): III. Sostenuto – Allegro, scherzosoRued Langgaard

20世紀に活躍した作曲家またオルガニストであるRued Langgaardの「String Quartet No. 4, BVN 215, “Sommerdage” (Summer Days): III. Sostenuto – Allegro, scherzoso」という作品です。
亡くなった後16年たってやっと世間から評価されるようになったという悲劇の作曲家です。
艶のある弦楽器が美しく、物悲しいハーモニーを奏でます。
交響曲第40番 第1楽章Wolfgang Amadeus Mozart

交響曲第40番は1788年7月、モーツァルトが32歳のときにウィーンで完成しました。
6月に交響曲第39番、8月に交響曲第41番と、短い時間に有名な3つの交響曲を作り上げました。
モーツァルトの交響曲で短調なのは2曲しかなく、その両方がト短調なので、交響曲第40番を「大ト短調」、もう一方の交響曲第25番を「小ト短調」ともよびます。
交響詩「モルダウ」Bedřich Smetana

雄大な川の旅路を音楽で見事に描き出した、チェコの作曲家ベドルジフ・スメタナによる交響詩です。
フルートとクラリネットによる二つの泉のきらめきから始まり、次第に大きな流れとなって農民の結婚式の賑わいや月光の下で妖精が舞う幻想的な風景を映し出し、やがて古都プラハを悠々と流れる様は一度聴いたら忘れられないほど壮大です。
名高い交響詩集『Má vlast』中の一編である本作は、スメタナが聴力を失いつつあった1874年に書かれた作品で、その美しい旋律は多くの人を魅了します。
映画『ツリー・オブ・ライフ』などでも使用され、親しまれている名曲となっています。
夏の日に涼やかな気分を味わいたい方や、情景が豊かなオーケストラ音楽に浸りたい方に聴いてほしい一曲です。
2つの伝説 S.175 第2曲「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」Franz Liszt

華やかで熱狂的な演奏で人気を博したフランツ・リストですが、リストの晩年の作品は宗教的な題材に深く傾倒しています。
本作は、パオラの聖フランチェスコが奇跡によって海を渡る伝説を音楽で描いた神秘的な1曲。
荒れ狂う海を表現するトレモロや、神々しい主題旋律など、リストならではの劇的な音楽表現が随所に見られます。
1862年から1863年にかけて作曲されたこの曲は、リストの信仰心が深まった時期の作品。
宗教的な感動を静かに味わいたい方にオススメです。
涼やかな風を感じながら、静かな夏の夜に聴いてみてはいかがでしょうか。
ピアノ5重奏曲「ます」第4楽章Franz Schubert

1819年の夏、オーストリア北部を訪ねたとき、一人のアマチュアの音楽家に1817年に作った歌曲「ます」をもとに五重奏曲を作曲してほしいと頼まれて、すぐに構想を練り、その年のうちに五重奏曲「ます」を完成させました。
小川に遊ぶマスが、釣り人に釣り上げられる様子をドラマチックに表した作品です。
英雄ポロネーズFrederic Chopin

ショパンは1839年から1846年まで、冬はパリで、夏は恋人のジョルジュ・サンドの別荘のあるノアン(フランスの中央部)で暮らしました。
この間にたくさんの作品を生み出しましたが、「英雄ポロネーズ」は、1842年に夏のノアンで生まれた作品です。
ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」Johannes Brahms

親しかったシューマン夫妻の末子で詩人のフェリックスが25歳の若さで亡くなり、その半年後の1879年の夏に完成した作品です。
サブタイトルが「雨の歌」とも呼ばれるこのヴァイオリンソナタ第1番は、ブラームスが46歳の時に書かれ、フェリックスに対するブラームスの思いも込められているといわれています。
Kesailta (Summer evening), Op. 1Oskar Merikanto

19世紀から20世紀前半に活躍したフィンランドの作曲家Oskar Merikantoの「Kesailta (Summer evening), Op. 1」という作品です。
夏のヨーロッパの情景が目に浮かびますね。
全体的にとてもうららかで、ごきげんな作品ですね。
終盤に一気に盛り上がるところで出てくるミステリアスな雰囲気が、作品をより魅力的にします。
ピアノ曲集「四季」 6月 舟歌Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキーのピアノ曲集「四季」は、ロシアの音楽雑誌の1876年1月号から12月号に毎月載せるために12カ月を音で描いたものです。
普通8分の6拍子でつくられるバルカロール(舟歌)が、この「6月 舟歌」は、4分の4拍子でつくられていますが、舟の揺れ動くようなリズムはとても自然です。
【クラシック】夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(111〜120)
Frosoblomster (Froso-Flowers), Book 1, Op. 16: No. 2. Sommarsang (Summer Song)Wilhelm Peterson-Berger

ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエルはスウェーデンの作曲家で音楽評論家でもある音楽家でした。
日本語タイトルは『フレースエーの花々』でフレースエーはスウェーデンのイェムトランドにある島だそうです。
亡くなるときの病室からもこの島が見えたそう。
作曲家が愛した島にある豊かな自然や花々が目に浮かぶような、穏やかで流れるようなメロディとフルートの軽快な音色に心が癒されます。
ゆったりしたサマータイムを過ごしたい方にオススメの一曲です。
6 Preludes and Fugues, Op. 61: Prelude and Fugue No. 1 in G Major, “A Summer Morning On The Lawn”Dmitri Kabalevsky

ドミトリー・カバレフスキーさんは、ロシアのピアニストであり作曲家で、すぐれた作品をいくつも残し、1987年に亡くなりました。
運動会のBGMとしてよく流される『道化師のギャロップ』を作曲した人だといえば、わかりやすいのではないでしょうか。
こちらの曲は1958から59年にかけて作られた曲で、形式は前奏曲とフーガですが、風景についてのタイトルがつけられており、美しい風景を思い浮かべて聴ける曲集です。
ピアノが弾ける方は挑戦してみるのも楽しいでしょう。
おわりに
爽やかなものから夏バテ気味の心と体に元気を与えてくれる華やかな作品まで、夏に聴きたいクラシック音楽の名曲を紹介しました。
ガーシュインの「サマータイム」やカスキ「夏の朝」などタイトルに「夏」が入っているものや、オーケストラでの演奏から弦楽四重奏、ピアノ独奏までさまざまな曲がありましたね。
紹介している動画にお気に入りの1曲が見つかったのなら幸いです。
夏を表現した作品はまだ多くありますのでぜひこれからも聴き続けてくださいね!



