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夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ

夏といえばどんな情景を思い起こしますか?

キラキラと輝く青い海、照りつける太陽が眩しい白い砂浜、濃い緑が目にも鮮やかな山々……。

ジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべると、ほんの少しだけ暑さが和らぐような気がしませんか?

この記事では、そんな皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品をご紹介します。

この夏は、涼しげな雰囲気を演出してくれる珠玉のクラシック音楽とともに、爽やかに過ごしましょう。

もくじ

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(21〜40)

スウェーデン狂詩曲 第1番「夏至の徹夜祭」Op.19Hugo Alfvén

スウェーデンの作曲家、ヒューゴ・アルヴェーンさんが1903年に作った曲がこちらです。

スウェーデンでも最も有名な曲の一つではないでしょうか。

昔のスウェーデンで真夏に目覚めたときのことを曲にしたものだといわれています。

ちょっとユーモラスなイメージのこの曲、このキャッチーなメロディーはいろいろな人によって引用されてきました。

日本の長寿番組、『きょうの料理』のテーマ曲にも限りなく似ている気がするのですが、この曲のオマージュでしょうか。

小組曲 第1番「小舟にて」Claude Debussy

フランス印象派音楽の先駆者として知られるクロード・ドビュッシーが初期に作曲した、優雅で爽やかな作品。

静かな水面を小舟で漂う様子を描写した本作は、ピアノ連弾のために書かれましたが、後にオーケストラ版も制作されています。

軽やかで繊細な音色が特徴的で、聴く人を穏やかな水上の世界へと誘います。

ゆったりとしたリズムと美しいメロディが、夏の暑さを忘れさせてくれる涼しげな雰囲気を醸し出していますよね。

静かな時間を過ごしたい方にオススメの1曲です。

アルプス交響曲Richard Strauss

R. Strauss – An Alpine Symphony (Proms 2012)
アルプス交響曲Richard Strauss

シュトラウスが少年の頃に、ドイツ・アルプスで登山をしたときの体験がこの曲のもととなっていて、朝早くから山を登りはじめ、山を降りるまでのストーリーが描かれています。

夏の山の美しい自然に、激しい雷雨を体験して、シュトラウスは登山から帰って、翌日にはこの体験をピアノで再現したそうです。

Violin Sonata No. 2: I. Summer DreamsWilliam Bolcom

アメリカの作曲家William Bolcomが作曲した「Violin Sonata No. 2: I. Summer Dreams」という作品です。

ジャズのように軽やかなリズムに激しく鳴るバイオリンが感情的で、胸を締め付けられます。

くりかえされるメロディーは複雑ながら、さりげなく展開しており、細部までこだわっている作品ですね。

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(41〜60)

真夏の夜の夢「序曲」Felix Mendelssohn

Mendelssohn – A Midsummer Night’s Dream Overture, Op. 21 (Kurt Masur, Gewandhausorchestra)
真夏の夜の夢「序曲」Felix Mendelssohn

ドイツの音楽家フェリックス・メンデルスゾーンがわずか17歳で完成させた曲『夏の夜の夢』です。

シェイクスピアの戯曲が元になっているそうです。

日本で愛されつづけているテレビアニメ、ドラえもんの映画『ドラえもん のび太と銀河超特急』にも『夏の夜の夢』が使用されているようです。

オーケストラならではのダイナミックで壮大な演奏に圧倒されますよ。

作中曲としても使われていて親しみやすくクラシック音楽の魅力がたっぷりな曲なので聴いてみてください。

交響詩「禿山の一夜」Modest Mussorgsky

この曲は、夏至の頃に、はげ山で地霊が手下たちと大騒ぎするが夜明けとともに消え去っていく、というロシアの民話をもとに作られています。

19世紀のロシアで活躍したムソルグスキーが作曲し、リムスキー・コルサコフが管弦楽用に編曲したものが有名ですが、近年ムソルグスキー自身の手による原典版も知られるようになりました。