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夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ
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夏といえばどんな情景を思い起こしますか?

キラキラと輝く青い海、照りつける太陽が眩しい白い砂浜、濃い緑が目にも鮮やかな山々……。

ジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべると、ほんの少しだけ暑さが和らぐような気がしませんか?

この記事では、そんな皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品をご紹介します。

この夏は、涼しげな雰囲気を演出してくれる珠玉のクラシック音楽とともに、爽やかに過ごしましょう。

もくじ

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(1〜20)

水上の音楽 第2組曲 – II. アラ・ホーンパイプNEW!Georg Friedrich Händel

ヘンデル: 水上の音楽 第2組曲 – II. アラ・ホーンパイプ[ナクソス・クラシック・キュレーション #ゴージャス]
水上の音楽 第2組曲 - II. アラ・ホーンパイプNEW!Georg Friedrich Händel

川面を渡る音楽というと、穏やかな旋律を思い浮かべるかもしれませんが、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが手掛けた水上の音楽の一節は、聴く者を祝祭へと誘う華やかさに満ちています。

この楽曲は、1717年7月のテムズ川での演奏が最初で、国王があまりの素晴らしさに何度もアンコールを重ねたという逸話も残っています。

トランペットやホルンが勇壮に響き渡り、聴けばいかに心が浮き立つかと思うような躍動感があふれる曲想は、夏の開放感を一層高めてくれますね!

児童向け映像「Little Einsteins」などでも親しまれており、世代を問わず楽しめるでしょう。

蒸し暑さを忘れさせてくれるような、爽快なひとときを求める方々に、ぜひ耳を傾けていただきたい作品です。

交響詩「海」 3つの交響的スケッチ 第3楽章「風と海との対話」NEW!Claude Debussy

ドビュッシー: 交響詩「海」 3つの交響的スケッチ:海の夜明けから真昼まで[ナクソス・クラシック・キュレーション #おしゃれ]
交響詩「海」 3つの交響的スケッチ 第3楽章「風と海との対話」NEW!Claude Debussy

海の雄大さと神秘性を音で見事に描き出した、クロード・ドビュッシーの管弦楽作品、名盤『La Mer』のクライマックスを飾る一曲です。

この楽曲では、風と海が対話するかのように、激しくも美しい自然のドラマが展開されます。

弦楽器のうねり、木管楽器の鋭い響き、そして金管楽器と打楽器が一体となって迫力がある音の情景を創り上げています。

1905年10月に初演された本作は、夏の暑さを忘れさせてくれるような爽快感と涼やかさを持っています。

オーケストラの色彩が豊かな音響に浸りたい方や、吹奏楽編曲版などを通じてクラシック音楽の壮大さに触れたい方にもおすすめの作品となっています。

交響詩「海」 3つの交響的スケッチより 第2楽章「波の戯れ」NEW!Claude Debussy

ドビュッシー: 交響詩「海」 3つの交響的スケッチ:波の戯れ[ナクソス・クラシック・キュレーション #ファンタジー]
交響詩「海」 3つの交響的スケッチより 第2楽章「波の戯れ」NEW!Claude Debussy

クロード・ドビュッシーが作曲した管弦楽曲、海の一場面を切り取ったような作品です。

弦楽器と木管楽器が織りなす、軽やかに跳ねるようなメロディは、太陽の光を浴びてキラキラと輝く水面や、楽しげに戯れる波の様子を鮮やかに思い起こさせます。

聴いているだけで、まるで涼やかな潮風が頬をなでるような心地よさを感じさせてくれるでしょう。

初版楽譜の表紙には葛飾北斎の浮世絵が用いられ、1905年の初演では賛否両論でしたが、1908年の作曲者自らによる再演で高い評価を得ました。

本作の響きは映画『ジョーズ』など後世の作品にも影響を与えたとされています。

暑い季節に清涼感を求める方や、色彩が豊かな音の世界に浸りたい方におすすめです。

交響詩「モルダウ」NEW!Bedřich Smetana

雄大な川の旅路を音楽で見事に描き出した、チェコの作曲家ベドルジフ・スメタナによる交響詩です。

フルートとクラリネットによる二つの泉のきらめきから始まり、次第に大きな流れとなって農民の結婚式の賑わいや月光の下で妖精が舞う幻想的な風景を映し出し、やがて古都プラハを悠々と流れる様は一度聴いたら忘れられないほど壮大です。

名高い交響詩集『Má vlast』中の一編である本作は、スメタナが聴力を失いつつあった1874年に書かれた作品で、その美しい旋律は多くの人を魅了します。

映画『ツリー・オブ・ライフ』などでも使用され、親しまれている名曲となっています。

夏の日に涼やかな気分を味わいたい方や、情景が豊かなオーケストラ音楽に浸りたい方に聴いてほしい一曲です。

動物の謝肉祭 第14曲「フィナーレ」NEW!Camille Saint-Saëns

サン=サーンス: 組曲「動物の謝肉祭」:フィナーレ[ナクソス・クラシック・キュレーション #コミカル]
動物の謝肉祭 第14曲「フィナーレ」NEW!Camille Saint-Saëns

お祭りの最後を飾るような、きらびやかで心躍る作品が、カミーユ・サン=サーンスの組曲『動物の謝肉祭』の終曲です。

この作品は1886年に私的な演奏会のために作られ、作曲者の没後1922年に初めて一般に公開されたという経緯があります。

冒頭のピアノの華麗なトリルから、さまざまな楽器が加わり、これまでの楽章に登場した動物たちのモチーフが次々と現れる様子は、まさにお祭りのクライマックスといった趣です。

ユーモラスな雰囲気が全体を包み込み、最後は動物の鳴き真似で締めくくられるのも楽しい魅力となっています。

1999年公開のディズニー映画『ファンタジア2000』で使用されたことでも知られ、夏の暑さを忘れさせてくれるような爽快な気分にさせてくれるでしょう。

クラシック音楽に普段あまり触れない方にも、その楽しさを発見してもらえる一曲です。

交響詩「海」 3つの交響的スケッチより第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」NEW!Claude Debussy

La Mer 1. De l’aube à midi sur la mer / 交響詩「海」 より第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」
交響詩「海」 3つの交響的スケッチより第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」NEW!Claude Debussy

きらめく海の情景が目に浮かぶような、クロード・ドビュッシーの管弦楽作品より、一日の始まりを告げる楽章です。

本作は、夜明けの微かな光から真昼の眩い太陽へと移り変わる海の姿を、オーケストラの多彩な音色でまるで絵画のように描き出しています。

繊細な音の重なりは、聴く人を涼やかで穏やかな気持ちにさせてくれますね。

1905年10月に初めて演奏された際にはさまざまな意見が出ましたが、今日ではドビュッシーの代表作の一つとして多くの人に親しまれています。

夏の日に爽やかな音楽で心をリフレッシュしたい方や、イマジネーションを広げてくれる美しいメロディに浸りたい方には、ぜひ触れてほしい名曲です。