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夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ

夏といえばどんな情景を思い起こしますか?

キラキラと輝く青い海、照りつける太陽が眩しい白い砂浜、濃い緑が目にも鮮やかな山々……。

ジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべると、ほんの少しだけ暑さが和らぐような気がしませんか?

この記事では、そんな皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品をご紹介します。

この夏は、涼しげな雰囲気を演出してくれる珠玉のクラシック音楽とともに、爽やかに過ごしましょう。

もくじ

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(41〜60)

歌劇 「ジョコンダ」第3幕より「時の踊り」Amilcare Ponchielli

Dance of the Hours / Amilcare Ponchielli 歌劇「ジョコンダ」第3幕より 時の踊り 龍谷大学吹奏楽部
歌劇 「ジョコンダ」第3幕より「時の踊り」Amilcare Ponchielli

19世紀イタリアオペラの巨匠、アミルカレ・ポンキエッリが作曲した楽曲は、夏の暑さを忘れさせてくれる爽やかな作品です。

オペラ『ジョコンダ』の一場面として作られたバレエ音楽は、昼と夜の移り変わりを表現した優雅な旋律が印象的。

軽快なリズムと華やかな音色が、涼しげな風景を思い起こさせます。

ディズニー映画『ファンタジア』での使用で知られる本作は、クラシック初心者の方にもオススメ。

夏の夜、窓辺に座って星空を眺めながら聴くのもすてきですよ。

ポンキエッリの才能が光る、夏にピッタリの1曲です。

3つの歌 Op.18 – 1 “ネル”Gabriel Fauré

フランスを代表する作曲家にしてピアニストのガブリエル・フォーレ。

彼が夏の日の一場面を情緒たっぷりに描いたのが『3つの歌 Op.18 – 1 “ネル”』です。

この曲で描かれているのは、日差しが照り付ける暑い夏の日に木陰で涼む様子です。

ただし、ストレートにではなく、さまざまな言い回しで情景が表現されています。

想像を膨らませながら聴いてみてくださいね。

ちなみにこの「3つの歌」は季節の移り変わりをテーマにしていて、3曲のタイトルは『秋』です。

アルハンブラの思い出Francisco Tárrega

Kaori Muraji – 村治佳織 – Recuerdos De La Alhambra – アルハンブラの想い出
アルハンブラの思い出Francisco Tárrega

清涼感あふれる音色が心地よく響き渡る、クラシックギターの名曲。

スペインの作曲家フランシスコ・タレガが1896年に生み出した傑作です。

アルハンブラ宮殿を訪れた際の記憶をもとに紡ぎ出された旋律は、まるで宮殿の噴水や庭園の情景が目に浮かぶかのよう。

トレモロ奏法を駆使した繊細な演奏は、水のせせらぎや風のささやきをほうふつとさせます。

スペインの歴史や文化に思いをはせながら、ゆったりと耳を傾けてみては?

夏の暑さを忘れさせてくれる、爽やかな1曲です。

2つの伝説 S.175 第2曲「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」Franz Liszt

角野 隼斗/リスト:「伝説」より「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」(2018PTNA特級セミファイナル)
2つの伝説 S.175 第2曲「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」Franz Liszt

華やかで熱狂的な演奏で人気を博したフランツ・リストですが、彼の晩年の作品は宗教的な題材に深く傾倒しています。

本作は、パオラの聖フランチェスコが奇跡によって海を渡る伝説を音楽で描いた神秘的な1曲。

荒れ狂う海を表現するトレモロや、神々しい主題旋律など、リストならではの劇的な音楽表現が随所に見られます。

1862年から1863年にかけて作曲されたこの曲は、リストの信仰心が深まった時期の作品。

宗教的な感動を静かに味わいたい方にオススメです。

涼やかな風を感じながら、静かな夏の夜に聴いてみてはいかがでしょうか。

組曲「王宮の花火の音楽」HWV.351 第4曲「歓喜」Georg Friedrich Händel

ヘンデル: 組曲「王宮の花火の音楽」:歓喜[ナクソス・クラシック・キュレーション #元気]
組曲「王宮の花火の音楽」HWV.351 第4曲「歓喜」Georg Friedrich Händel

ドイツ出身の英国の作曲家ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが手掛けた壮麗な祝祭音楽。

1749年、ジョージ2世の依頼で平和条約締結を祝うために作曲されました。

華やかで活気に満ちたアレグロのリズムが、喜びと祝祭の雰囲気を見事に表現しています。

金管楽器と打楽器が豊富に使われ、華麗さと迫力を演出。

オーボエやホルンの音色も美しく響き渡ります。

オリジナルでは軍楽隊による演奏でしたが、現代では弦楽器も加わり、より豊かな音響効果を楽しめます。

夏の暑さを忘れさせてくれる、爽快感あふれる1曲。

優雅なティータイムのお供にいかがでしょうか。

夏の夕べKodály Zoltán

夏の夕暮れっていいですよね。

まだ明るく暑いけれど確かに、夜が近づいている、そんな情景を表現しているのが『夏の夕べ』です。

こちらはハンガリーの作曲家にして、学校教育にも大きな影響を与えたゾルタン・コダーイの作品。

彼はさまざまなジャンルの音楽を手掛けてきましたが、こちらはインスト曲に仕上がっています。

少しさみし気なメロディーから一気に華やかな印象になる転調にも注目しつつ聴いてみてください。

また約17分と長尺なので、じっくり休みたい時のBGMにもぜひ。