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夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ

夏といえばどんな情景を思い起こしますか?

キラキラと輝く青い海、照りつける太陽が眩しい白い砂浜、濃い緑が目にも鮮やかな山々……。

ジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべると、ほんの少しだけ暑さが和らぐような気がしませんか?

この記事では、そんな皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品をご紹介します。

この夏は、涼しげな雰囲気を演出してくれる珠玉のクラシック音楽とともに、爽やかに過ごしましょう。

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(21〜30)

The American Seasons, SummerMark O’Connor

The American Seasons (Seasons of an American Life) for violin and orchestra: Summer
The American Seasons, SummerMark O'Connor

グラミー賞を3度受賞したことでも知られるマーク・オコナーさん。

彼はクラシックに別の音楽ジャンルの要素を足す作風で知られています。

そして夏をテーマに制作した『The American Seasons, Summer』では、最も得意とするカントリーミュージックとクラシックの融合を見せてくれています。

その曲調は確かにクラシックなのですが、第一印象はカントリーミュージックという不思議な作品に仕上がっていますよ。

アルプス交響曲Richard Strauss

R. Strauss – An Alpine Symphony (Proms 2012)
アルプス交響曲Richard Strauss

シュトラウスが少年の頃に、ドイツ・アルプスで登山をしたときの体験がこの曲のもととなっていて、朝早くから山を登りはじめ、山を降りるまでのストーリーが描かれています。

夏の山の美しい自然に、激しい雷雨を体験して、シュトラウスは登山から帰って、翌日にはこの体験をピアノで再現したそうです。

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(31〜40)

ニーベルングの指環「神々の黄昏」夜明けとジークフリートのラインへの旅Richard Wagner

楽劇「神々の黄昏」より 夜明けとジークフリートのラインへの旅 / ワーグナー [明治大学OB交響楽団]
ニーベルングの指環「神々の黄昏」夜明けとジークフリートのラインへの旅Richard Wagner

バイロイト祝祭音楽祭は、ワーグナーが自作の「ニーベルングの指環」を上演するために作った音楽祭で、毎年7月下旬から8月にかけて開かれています。

「ニーベルングの指環」4部作はワーグナー35歳から61歳にかけて作曲され、上演には約15時間を要するため、少なくとも4日間がかけられるという作品です。

Midsummer NocturneAaron Copland

20世紀のアメリカを代表する作曲家の1人、アーロン・コープランド。

1900年に生まれ、16歳の頃には有名な作曲家であるルービン・ゴールドマークに師事しています。

そんな彼の夏をテーマにしたクラシックが、こちらの『Midsummer Nocturne』。

日本語では『真夏の夜想曲』というタイトルで知られており、夏の夜をイメージさせるようなしっとりとしたピアノのクラシックに仕上げられています。

幻想的なメロディーが好きな方は必見の作品です。

ぜひチェックしてみてください。

「夏の名残の薔薇」変奏曲Heinrich Wilhelm Ernst

Midori- Variations on “The Last Rose of Summer” by Ernst
「夏の名残の薔薇」変奏曲Heinrich Wilhelm Ernst

19世紀に数々の音楽家たちがこの『夏の名残の薔薇』を編曲し、たくさんの音楽作品が誕生しました。

『夏の名残の薔薇』という題名もステキですよね。

ご紹介する『夏の名残の薔薇』変奏曲はオーストリアヴァイオリニスト、作曲家として活躍したハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンストの作品です。

ヴァイオリンの繊細で細やかな音色を楽しめる作品で、夏のあつい日に聴いても清々しく心地よい気分になれるような美しい曲なのでリフレッシュしたいときにオススメの曲です。

交響詩「禿山の一夜」Modest Mussorgsky

この曲は、夏至の頃に、はげ山で地霊が手下たちと大騒ぎするが夜明けとともに消え去っていく、というロシアの民話をもとに作られています。

19世紀のロシアで活躍したムソルグスキーが作曲し、リムスキー・コルサコフが管弦楽用に編曲したものが有名ですが、近年ムソルグスキー自身の手による原典版も知られるようになりました。

A Summer Day, Children’s Suite for Small Orchestra, Op. 65bSergei Prokofiev

ロシアの作曲家で、バレエ「ロミオとジュリエット」の作者としても知られているセルゲイ・プロコフィエフ。

彼の手掛けた夏の曲といえば『A Summer Day, Children’s Suite for Small Orchestra, Op. 65b』でしょう。

こちらは「子供が楽しみやすい」というのを前提に作られた全7曲の組曲の1つ。

タイトルの通り夏をテーマにしていて、そのメロディーからは清々しさや、楽し気な雰囲気を感じられます。