【クラシック】夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ
夏が近づくとジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべるような涼しい曲を聴きたくなるものです。
今回は皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品を選びました。
記事の曲を見ると多くの作曲家が「夏」を入れた曲があり、記事内でも人気が高いクロード・ドビュッシーの『水の戯れ』や『小組曲 1楽章「小舟にて」』を聞いてみると、ピアノでの演奏は水があふれるようで、オーケストラでの演奏は背景そのものを感じ取れ、作品が描く海や水、夜の涼しさをイメージが演奏からも伝わってくるようです。
一度聞いてみてお気に入りの曲を探してみてください。
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【クラシック】夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(31〜40)
交響詩「海」 3つの交響的スケッチより第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」Claude Debussy

きらめく海の情景が目に浮かぶような、クロード・ドビュッシーの管弦楽作品より、一日の始まりを告げる楽章です。
本作は、夜明けの微かな光から真昼の眩い太陽へと移り変わる海の姿を、オーケストラの多彩な音色でまるで絵画のように描き出しています。
繊細な音の重なりは、聴く人を涼やかで穏やかな気持ちにさせてくれますね。
1905年10月に初めて演奏された際にはさまざまな意見が出ましたが、今日ではドビュッシーの代表作の一つとして多くの人に親しまれています。
夏の日に爽やかな音楽で心をリフレッシュしたい方や、イマジネーションを広げてくれる美しいメロディに浸りたい方には、ぜひ触れてほしい名曲です。
Summerland (From Three Visions)William Grant Still

幻想的な世界観を楽しめる『Summerland (From Three Visions)』を紹介します。
こちらはオペラの名作を数多く残した、ウィリアム・グラント・スティルさんの作品。
ピアノ独奏3曲で構成される「Three Visions」の2曲目に当たります。
実はタイトルのサマーランドというのは「天国」を表す言葉で、曲の中ではそのおだやかな雰囲気や、温かみが表現されています。
肉体の消滅を描く『Dark Horsemen』、生まれ変わりを描く『Radiant Pinnacle』とともに聴いてみてください。
3つの歌 Op.18 – 1 “ネル”Gabriel Fauré

フランスを代表する作曲家にしてピアニストのガブリエル・フォーレ。
フォーレが夏の日の一場面をたっぷりに描いたのが『3つの歌 Op.18 – 1 “ネル”』です。
この曲で描かれているのは、日差しが照り付ける暑い夏の日に木陰で涼む様子です。
ただし、ストレートにではなく、さまざまな言い回しで情景が表現されています。
想像を膨らませながら聴いてみてくださいね。
ちなみにこの「3つの歌」は季節の移り変わりをテーマにしていて、3曲のタイトルは『秋』なので、全曲を通して聴くと季節感を感じることでしょう。
交響詩「海」 3つの交響的スケッチ 第3楽章「風と海との対話」Claude Debussy

海の雄大さと神秘性を音で見事に描き出した、クロード・ドビュッシーの管弦楽作品、名盤『La Mer』のクライマックスを飾る一曲です。
この楽曲では、風と海が対話するかのように、激しくも美しい自然のドラマが展開されます。
弦楽器のうねり、木管楽器の鋭い響き、そして金管楽器と打楽器が一体となって迫力がある音の情景を創り上げています。
1905年10月に初演された本作は、夏の暑さを忘れさせてくれるような爽快感と涼やかさを持っています。
オーケストラの色彩が豊かな音響に浸りたい方や、吹奏楽編曲版などを通じてクラシック音楽の壮大さに触れたい方にもおすすめの作品となっています。
映像 第1集 第1曲「水の反映」Claude Debussy

フランス印象派を代表する作曲家クロード・ドビュッシーのピアノ曲『映像 第1集』の第1曲は、水面に映る光や景色を音楽で表現した作品です。
静かな湖面のきらめきや波紋の広がりを、繊細なタッチと複雑な和声構造で描写しています。
1905年に出版されたこの曲には、ドビュッシーの独特な和声感覚やリズムの扱い方がよく表れており、印象派音楽の典型例といえます。
自然からインスピレーションを受けることの多かったドビュッシーらしく、パリ郊外の風景を散策した体験が本作に反映されているそうです。
夏の暑さを忘れさせてくれる、涼しげで爽やかな1曲。
ピアノの新しい音色を探求したい方にもオススメですよ。
【クラシック】夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(41〜50)
牧神の午後への前奏曲Claude Debussy

印象派音楽の代表的作曲家、クロード・ドビュッシーの出世作となった名作。
夏の午後、牧神の官能的な夢想を描いた詩に触発された本作は、フルートが象徴的な役割を担います。
中低音域のフルートソロでは、けだるい雰囲気を見事に表現。
ハープの響きも相まって、真夏の昼下がりの夢うつつのような世界を織りなします。
1894年12月の初演では2度のアンコールを記録。
革新的な手法で近代音楽に大きな影響を与えた傑作です。
夏の暑さを忘れ、音楽で涼を感じたい方にオススメの1曲ですよ。
3つの演奏会用練習曲 S.144/R.5 第3番「ため息」Franz Liszt

流れるような甘美な旋律が魅力的なフランツ・リストの本作。
ピアノの名曲として広く親しまれているこの曲は、1845年から1849年の間に作曲されました。
リストが宮廷楽長に就任した時期の作品で、ショパンの影響が感じられる情感豊かな旋律が特徴です。
両手でメロディを歌い継ぐ高度な技巧が求められますが、その美しさは聴く人の心を癒やしてくれるでしょう。
夏の暑さを忘れさせてくれるような涼やかな響きを持つ本作は、静かな夜にゆったりと耳を傾けたい方にオススメです。
夏の朝Heino Kasuki

フィンランドの作曲家ヘイノ・カスキの手による、作品番号Op. 35-1「夏の朝」として知られるピアノ曲です。
本作は、北欧の澄み切った朝の空気をそのまま音にしたような、透明感があふれる旋律がとても美しい曲です。
繊細なトリルは木漏れ日のきらめきを思わせ、穏やかながらも徐々に広がる明るさが、聴く人の心を爽やかに満たしてくれるでしょう。
ジメジメとした暑さを忘れさせてくれるような清涼感があり、静かに音楽を楽しみたい時にぴったりです。
1920年代初頭に作られたとされ、ピアニスト舘野泉による名盤『Piano Works』にも収録されています。
スウェーデン狂詩曲 第1番「夏至の徹夜祭」Op.19Hugo Alfvén

スウェーデンの作曲家、ヒューゴ・アルヴェーンさんが1903年に作った曲がこちらです。
スウェーデンでも最も有名な曲の一つではないでしょうか。
昔のスウェーデンで真夏に目覚めたときのことを曲にしたものだといわれています。
ちょっとユーモラスなイメージのこの曲、このキャッチーなメロディーはいろいろな人によって引用されてきました。
日本の長寿番組、『きょうの料理』のテーマ曲にも限りなく似ている気がするのですが、この曲のオマージュでしょうか。
交響詩「夏のおとぎ話」 Op. 29Josef Suk

人間の複雑な感情の変化を表現している『交響詩「夏のおとぎ話」Op. 29』もオススメです。
こちらはチェコの作曲家、ヨーゼフ・スクが制作した作品。
『Voices of Life and Consolation』から『Night』までの全5曲で構成されています。
その特徴は曲調が激しく変化することです。
前半は穏やかなのですが、次第に迫力のある激しいサウンドに変化していきます。
これは当時の社会情勢を表現しているとも、その中で生まれた喜怒哀楽の変化を表現しているともいわれているんですよ。



