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夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ

夏といえばどんな情景を思い起こしますか?

キラキラと輝く青い海、照りつける太陽が眩しい白い砂浜、濃い緑が目にも鮮やかな山々……。

ジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべると、ほんの少しだけ暑さが和らぐような気がしませんか?

この記事では、そんな皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品をご紹介します。

この夏は、涼しげな雰囲気を演出してくれる珠玉のクラシック音楽とともに、爽やかに過ごしましょう。

もくじ

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(61〜80)

交響曲第40番 第1楽章Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルト「交響曲第40番」第1楽章
交響曲第40番 第1楽章Wolfgang Amadeus Mozart

交響曲第40番は1788年7月、モーツァルトが32歳のときにウィーンで完成しました。

6月に交響曲第39番、8月に交響曲第41番と、短い時間に有名な3つの交響曲を作り上げました。

モーツァルトの交響曲で短調なのは2曲しかなく、その両方がト短調なので、交響曲第40番を「大ト短調」、もう一方の交響曲第25番を「小ト短調」ともよびます。

交響詩「夏の牧歌」Arthur Honegger

Honegger: Summer Pastoral Conducted by Honegger オネゲル 夏の牧歌 自演
交響詩「夏の牧歌」Arthur Honegger

この曲は、アルチュール・ランボーの『夏の暁を抱いて』という本の題辞にインスピレーションを受けて作曲されたといわれています。

のどかな牧歌を奏でるように始まる本作には、後年の無機的な鋭さを秘めたようなオネゲルさんらしさはありませんが,逆にその温かみを感じさせる叙情性によって親しまれる作品となっています。

英雄ポロネーズFrederic Chopin

ショパンは1839年から1846年まで、冬はパリで、夏は恋人のジョルジュ・サンドの別荘のあるノアン(フランスの中央部)で暮らしました。

この間にたくさんの作品を生み出しましたが、「英雄ポロネーズ」は、1842年に夏のノアンで生まれた作品です。

序曲「謝肉祭」Antonín Dvořák

ドヴォルザーク 序曲『謝肉祭』 広上淳一指揮京都市交響楽団
序曲「謝肉祭」Antonín Dvořák

ドヴォルザークは、この「謝肉祭」を50歳となる1891年7月28日から9月12日というわずかな期間で作曲しました。

「自然、人生、愛」という3部作のうちの第2曲ですが、単独で演奏されることが多いです。

謝肉祭(カーニヴァル)は復活祭(イースター)を迎える前にごちそうを食べて大騒ぎするをお祭りです。

3 Preludes, Op. 56: No. 2. SummerHenning Mankell

スウェーデンの作家として知られるヘニング・マンケルさん。

その祖父で同じ名前のヘニング・マンケルさんが書いた曲がこちらです。

隠れた名曲といいますか、マンケルさんの曲は書かれてからあまり取り上げられなかったのですが、ピアニストのアンナ・クリステンソンさんがその素晴らしさに魅了され、録音したものがこちらの音源です。

スウェーデンの大地を思いおこさせるような壮大なピアノ曲は、北の大地に旅行したような気持ちにさせられますね。

The Seasons: SummerJohn Cage

4分半、何もしないという代表的な作品「4分33秒」でよく知られる、アメリカの実験音楽家またキノコ研究家でもあるJohn Cageの「The Seasons: Summer」という作品です。

あの久石譲も影響を受けたと言います。

ミニマルな曲調で彼の思う夏を表現しています。

どことなく涼しげで、寂しそうなところがグッときます。