【クラシック】夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ
夏が近づくとジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべるような涼しい曲を聴きたくなるものです。
今回は皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品を選びました。
記事の曲を見ると多くの作曲家が「夏」を入れた曲があり、記事内でも人気が高いクロード・ドビュッシーの『水の戯れ』や『小組曲 1楽章「小舟にて」』を聞いてみると、ピアノでの演奏は水があふれるようで、オーケストラでの演奏は背景そのものを感じ取れ、作品が描く海や水、夜の涼しさをイメージが演奏からも伝わってくるようです。
一度聞いてみてお気に入りの曲を探してみてください。
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【クラシック】夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(1〜10)
歌劇「フィガロの結婚」 序曲Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1786年5月にウィーンで初演したオペラの幕開けを飾る管弦楽曲、『歌劇「フィガロの結婚」序曲』。
クラシックになじみが薄い方でも、テレビ番組や映画の華やかなシーンで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
本作は劇中のメロディーを直接使わず、軽快なテンポと明るいニ長調で、これから始まる喜劇の慌ただしさや知的な駆け引きを巧みに表現しています。
弦楽器が刻む細やかな動きが、まるで爽やかな風が駆け抜けるような清涼感を与えてくれます。
ジメジメとした暑さを吹き飛ばし、気分をすっきりとリフレッシュさせたい方にぜひ聴いていただきたい、躍動感あふれる名曲です。
休暇の日々から 第2集 1.ショパンの泉Déodat de Séverac

夏の暑さを忘れて涼やかな気分に浸りたいなら、ピアノの音色で描かれた水の風景はいかがでしょうか。
デオダ・ド・セヴラックの『休暇の日々から第2集』の冒頭を飾る「ショパンの泉」は、1922年に出版された晩年の小品です。
ショパンへの敬意を込めたような歌心あふれる旋律が、流れる水のような伴奏に乗って優しく響き渡ります。
南フランスの自然や日常の光景を愛した彼らしい、素朴で温かみのある情景描写が心に染み入ります。
派手な技巧ではなく、和音の美しい重なりや繊細なペダリングが重要となる本作は、透明感あふれる音の余韻を楽しみたい方にぴったりです。
静かな夜や午後のひととき、心地よい泉のほとりにたたずむような穏やかな時間をお過ごしください。
パッサカリアHandel-Halvorsen

暑い夏には、劇的な展開で心を引きつける音楽を聴いて気分をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?
ヘンデル=ハルヴォルセンの二重奏曲であるこの楽曲は、1893年当時に編曲された作品で、今も根強い人気があります。
静かで重厚な響きから出発し、変奏が進むにつれてしだいに熱量を帯びていく劇的な展開が魅力です。
2つの弦楽器だけでオーケストラのような広がりを感じさせ、華麗な技巧が夏の夜の情熱的な雰囲気を思い起こさせますね。
フィギュアスケートや舞台作品などでもたびたび使用されており、クラシカルな緊張感を味わえるのも本作の特徴です。
クラシックの形式美と情熱的な演奏の両方を楽しみたい方にオススメいたします。
【クラシック】夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(11〜20)
巡礼の年 第1年「スイス」 4.「泉のほとりで」S.160/R.10,A159Franz Liszt

夏の暑さを忘れさせてくれるような涼やかな水辺の情景を描いた、フランツ・リストの『巡礼の年 第1年「スイス」』に収められた第4曲をご紹介します。
1855年に出版されたピアノ独奏曲集の一部である本作は、きらきらと輝く水の動きや透明感を見事に表現した美しい小品です。
高音域にちりばめられた細やかな分散和音や装飾的な音型が、泉から湧き出る水滴や光の反射を鮮やかにイメージさせますね。
リストというと超絶技巧の激しい曲を想像しがちですが、こちらは繊細でロマンチックな響きが魅力的です。
暑い夏の夜に涼しさを感じたい方や、心を静かに落ち着かせたい方にぜひ聴いていただきたい一曲です。
交響曲1番 1楽章 ハ長調Ludwig van Beethoven

音楽というのは人の気分を簡単に変えてしまいます。
気分が変われば感覚や体調も変わっていきます。
日本の暑苦しい夏に飽きた方は、音楽で涼を取ってみてはいかがでしょうか?
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『交響曲第1番 ハ長調』第1楽章は、1800年4月にウィーンで初演され、後に交響曲の巨匠となる彼の出発点となった記念碑的な作品です。
ハイドンやモーツァルトの優雅さを受け継ぎながらも、冒頭からあえて主調を避ける和声進行で聴き手を驚かせるなど、若々しい挑戦にあふれています。
軽快で快活なリズムと透明感のある木管楽器の音色が爽やかな風を運んでくれる本作は、夏の朝にすっきりと目覚めたい方や、クラシックの歴史に触れたい方にぴったりです。
パリの休日William Gillock

夏のうだるような暑さの中、少しおしゃれをして出かけるような軽やかな気分を味わいたいときにおすすめのピアノ曲をご紹介します。
アメリカの作曲家兼ピアノ教育者であるウィリアム・ギロックが手掛けた、短いながらもフランスの街角の空気感を凝縮したような洒脱な小品です。
1986年にG. Schirmer版として楽譜が出版されて以来、ピアノ学習者や発表会の定番レパートリーとして愛され続けてきました。
明るく透明感のある音色と、洗練されたリズムの掛け合いが、涼しげで華やかな風景を連想させます。
純粋にクラシック音楽の優雅さを楽しみたい方や、日常の喧騒から少し離れてリフレッシュしたい方にぴったりの一曲です。
ぜひ優雅な休日の気分を味わってみてください。
「序曲 ニ長調」山田耕筰

夏の蒸し暑さを吹き飛ばすような、みずみずしいオーケストラの響きはいかがでしょうか。
日本のクラシック音楽の夜明けともいえる1915年5月に公の場で初演されたこちらの管弦楽曲は、山田耕筰が手がけた日本人最初期のオーケストラ作品として知られています。
ドイツ留学中に学んだ端正な形式美が光る本作は、木管楽器の軽やかな動きと金管楽器の輝かしい響きが交わり、夏の青空を思わせるような晴れやかで爽快な空気をかなでてくれます。
若々しいエネルギーにあふれるメロディーは、聴く人の心をすっと軽くしてくれるような魅力がありますね。
ジメジメとした気候のなかで気分をリフレッシュさせたいかたは、ぜひオーケストラの清涼感あふれるサウンドを体感してみてください。



