「N」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「N」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「N」から始まる英単語には「New」「No」「Night」「Need」などさまざまで、どれも曲のタイトルに使われていそうです。
この記事では、そうした「N」で始まるタイトルの曲を年代やジャンルに関係なくたくさん紹介していきますね!
これまでやってこなかった視点で音楽を探してみることで、新しい楽曲との出会いがあるかもしれません。
「N」から始まるタイトルの洋楽まとめ(441〜450)
No ReasonThe Chemical Brothers

2人組の電子音楽ユニット、ケミカル・ブラザーズ。
『No Reason』は、イントロから彼らの独特の世界観に引き込まれる1曲です。
曲全体をベースの繰り返しフレーズがリードする本作は、ひかえめな高音と低音域を中心に作られたローファイよりのサウンドが魅力的。
シンセサイザーの音もとても個性的で、曲を聴き終わった後でも頭の中でリピートされちゃうほどインパクトがありますよ!
学校や会社、プライベートのイベントなどでテンションを上げたい時にこの曲を聴いてみてはいかがでしょうか。
Nights Over EgyptThe Jones Girls

R&Bのホット・ゾーンであるデトロイト州から生まれたグループ、ザ・ジョーンズ・ガールズ。
ルー・ロウルズさん、テディ・ペンダーグラスさん、ダイアナ・ロスさん、アレサ・フランクリンさんといった、偉大なソウルシンガーのバックシンガーを務めてきた経歴を持つグループです。
このことからも分かるようにボーカルの実力は一流で、楽曲ではジョーンズ姉妹によるシンクロ率の高いコーラスが味わえます。
こちらの『Nights Over Egypt』はそんな彼女たちの代表的な作品で、独特なトラックにインパクトのあるコーラスを乗せた、個性的なフィリー・ソウルに仕上げられています。
「N」から始まるタイトルの洋楽まとめ(451〜460)
Nothing MattersThe Last Dinner Party

2021年にロンドンで結成された5人組インディー・ロックバンド、ザ・ラスト・ディナー・パーティー。
2023年のデビューシングル『Nothing Matters』で一躍注目を集め、2024年2月にはデビューアルバム『Prelude to Ecstasy』をリリースしています。
アートロックの要素を持つ楽曲と、エキセントリックなボーカル、そして退廃とピュアネスが融合したビジュアルが特徴的。
ジェーン・オースティンさんやソフィア・コッポラさん、デヴィッド・リンチさんなど、様々な作品からインスピレーションを受けた彼らの世界観は、多くのファンを魅了しています。
ゴシックやフェティッシュ、80年代風など、多彩なファッション要素を取り入れたステージングも見どころです。
UKロックの新たな才能として、今後の活躍が期待されるバンドですね。
Night Of The HunterThe Libertines

2000年代前半にイギリスとしか言いようがないロマンチシズムと詩情が織りなすロックを鳴らし、ピート・ドハーティさんの破天荒なキャラクターも含めた圧倒的な存在感でカリスマバンドへとのぼりつめたザ・リバティーンズ。
紆余曲折を経て再び始動した彼らは2024年3月に4枚目のアルバム『All Quiet on the Eastern Esplanade』のリリースを予定しており、こちらの『Night Of The Hunter』はその先行曲として2023年12月に公開されました。
映画に詳しい方であれば同名のタイトルの『狩人の夜』を思い出す方もいるかもしれませんが、実際に同映画から引用したそうですよ。
サウンドとしては彼らの「静」の側面が垣間見える物悲しげなバラッドといった趣で、白鳥の湖風のフレーズが導入されているのもおもしろいですね。
No ObligationThe Linda Lindas

ロサンゼルスを拠点に活動する若きパンクロックバンド、ザ・リンダ・リンダスが2024年9月に発表した楽曲は、彼女たちの2枚目のアルバムのタイトル曲でもあります。
ベーシストのエロイーズ・ウォンさんが中心となって作曲したこの曲は、他者からの期待や社会的なプレッシャーに縛られることなく、自分らしく生きることの大切さを訴えかけています。
ロサンゼルスのパンクシーンを基盤としつつも、ポップやガレージロックの要素も取り入れた彼女たちのサウンドは、若さゆえのエネルギーと驚くべき成熟度を兼ね備えています。
本作は、2024年のツアーでグリーン・デイと共演するなど勢いに乗る彼女たちの、さらなる進化を感じさせる一曲となっていますね。
No Sense of SinThe Lotus Eaters

『青春のアルバム』と名付けられた邦題がすべてを物語る、80年代ネオアコの大・大傑作!
1982年にロータス・イーターズがリリースしたデビュー・アルバムで、バンドはこの1枚だけを残して解散。
後に中心人物の2人のデュオとして再結成、2枚のアルバムをリリースしていますが、全盛期にたった1枚のアルバムだけを残した、というのがいかにもネオアコらしく貴重で儚い価値をさらに助長させたというべきかもしれません。
日本のネオアコ好きの中でも人気の高い1枚であり、一時期は廃盤状態が続いて高騰していたこともありましたが、無事にリマスター盤として再発されました。
そんな本作は他のネオアコと比べても際立った透明感があり、キーボードを多用したニューウェーブ的な音とリヴァプール出身らしいアコースティック・ギターのアルペジオが重なり合い、伸びやかで美しいビブラートの持ち主であるピーター・コイルさんの中性的な歌声で紡がれるメロディはどこまでもロマンティック。
『The First Picture Of You』や『German Girl』といったネオアコ史に残る名曲も多く収録されており、このアルバムもまた、ネオアコという音楽ジャンルを知る上で重要な1枚と言えるでしょう。
ネオアコに青春のきらめき、儚さ、揺らめきなどを求める方は絶対に聴くべきです!
Nothing to be doneThe Pastels

ネオアコに限らず、80年代の英国インディー・ロックの中では歌も演奏もヘタだけど他にはない味わいで愛されているバンドが少なからず存在しており、そういうバンドこそを好んで聴いているファンも実は多かったりします。
スコットランド出身、カルト的な人気を誇るザ・パステルズは、まさにそういった技術的な良し悪しといった議論とは全く違う方向性で独自の音楽を鳴らすバンドです。
限りなくマイペースな活動歴の中でリリースしたアルバムは現時点で5枚ですが、今回紹介するのは1989年にリリースされたセカンド・アルバム『Sittin’ Pretty』です。
アコギのバッキングと歪んだギターの音色とのコントラストが独自の疾走感とポップさを生み出す名曲『Nothing to Be Done』をはじめとして、どこまでもゆるくヘロヘロしたサウンドながら、不思議と親しみやすいメロディが何とも味わい深い名作なのですね。
どちらかといえばオルタナティブロックやギターポップ的な質感が強いのですが、激しめのギターの中にもアコースティック・ギターの音色が随所に導入されているところに耳を傾けてみてくださいね。
そんなパステルズですが、1998年にリリースされたリミックス・アルバム『Illuminati』には、あのマイ・ブラッディ・バレンタインやステレオラブ、キッド・ロコといった面々が参加しているわけで、いかに彼らが愛されているのかが分かるというものでしょう!