「W」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「W」から始まる英単語といえば「What」や「Where」「Who」などの疑問詞があり、それだけでもたくさんの曲がありそうですよね!
そのほかにも「Walk」「Wonder」「Word」など楽曲のタイトルに使われていそうな単語がたくさんあります。
この記事では、そうした「W」で始まるタイトルの曲をたくさん紹介していきますね。
これまであまり意識してこなかった視点で音楽を探してみることで、新しい楽曲と出会えるかもしれません。
「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ(1〜10)
when the party’s overNEW!Billie Eilish

パーティーという華やかな場所から一歩引いて、疲れ切った心情を冷静に見つめる楽曲。
2018年10月にアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』のセカンドシングルとしてリリースされたこちらの作品は、恋愛関係の終わりに対する寂しさと安堵が同居する複雑な感情を歌っています。
約100にも及ぶボーカルトラックを重ね、楽器がほとんど鳴っていないのに豊かな音像が広がる設計は圧巻。
黒い涙が目から溢れ出るミュージックビデオも話題を呼び、グラミー賞授賞式での静謐なパフォーマンスは多くの人々の記憶に残りました。
関係の終わりを受け入れる痛みを抱えながらも、自分を守ろうとする境界線を引く瞬間に共感を覚える方には、ぜひ聴いていただきたい作品です。
What Are You Doing New Year’s EveNEW!Carpenters

1970年代を代表するポップ・デュオ、Carpentersが、1984年に公開したアルバム『An Old-Fashioned Christmas』に収められたこちらの楽曲は、1947年にフランク・ローサーさんが書いたスタンダード・ナンバーのカバーです。
1978年に録音されながらも長く未発表だったカレン・カーペンターさんの透明感あふれるボーカルに、兄のリチャード・カーペンターさんが新たにオーケストレーションを施し、しっとりとしたバラードに仕上げています。
「大晦日の夜、あなたはどう過ごすの?」と、控えめに相手の予定を尋ねる内容は、華やかなパーティーの喧騒から離れ、静かな部屋でふたりきりの時間を思わせる親密さに満ちています。
穏やかなピアノとストリングスに包まれた本作は、新しい年を迎える前の、少しだけ切ない恋心を感じたいときにぴったりです。
Wish You The BestNEW!Lewis Capaldi

かつて愛した人との別れを新たな視点で見つめ直す、そんな複雑な感情を描いた珠玉のピアノバラード。
ルイス・キャパルディさんが2023年4月にリリースした本作は、別れた相手に「友達でいよう」と言いながら、本当はそんなこと望んでいなかった自分の本音を吐露する楽曲です。
アルバム『Broken by Desire to Be Heavenly Sent』からの3作目のシングルとして公開され、全英チャートで初登場1位を記録しました。
MVはスコットランドの伝説の犬をモチーフにした感動的なストーリーで、別れと喪失のテーマを美しく描いています。
過去の恋愛に未練を抱えながらも、相手の幸せを願わざるを得ない矛盾した気持ちに共感できる方におすすめです。
When a Man Loves a WomanNEW!Michael Bolton

ソウルフルなバラードで世界を魅了したブルー・アイド・ソウルの代表格、マイケル・ボルトンさん。
1975年にソロデビューを果たした彼は、当初ハードロック路線で活動していましたが、1987年のアルバム『The Hunger』を機に転機を迎えます。
1989年のアルバム『Soul Provider』は世界で1200万枚以上を売り上げる大ヒット作となり、アダルト・コンテンポラリー・チャートで9曲もの1位を獲得しました。
グラミー賞も複数回受賞し、全世界で7500万枚以上のセールスを記録するという驚異的な実績を残しています。
1990年代以降も大きな成功を収めており、4オクターブの声域から繰り出される力強くも感情豊かな歌声は、多くのリスナーの心に響き続けてきました。
懐かしい90年代のバラードに浸りたい方には欠かせないアーティストです。
would’ve been youNEW!sombr

失った愛が自分を救う唯一の可能性だったと気づく、痛ましくも美しいラブソングです。
ニューヨーク出身のシンガーソングライター、ソンバーさんが2023年11月に公開した本作は、夢見るようなギター・トーンと幾重にも重なるサウンド・レイヤーが特徴的で、The 1975やボン・イヴェールなどからの影響を感じさせるインディー・ロックに仕上がっています。
歌詞では「もし誰かが僕を救えたとしたら、それは君だったはずだ」という後悔と諦念が繰り返し歌われ、失われた可能性への未練が切々とつづられています。
自宅スタジオでドラムループから制作を始め、プロデューサーのFlawed Mangoesさんと共に完成させたこの作品は、Spotifyで1億回の再生を突破。
過去の恋や大切な人を思い出したときに聴きたくなる、青春の痛みを優しく包み込んでくれるような1曲です。
Wishing WellNEW!Terence Trent D’Arby

圧倒的な歌唱力とマルチな才能で80年代後半の洋楽シーンに衝撃を与えたテレンス・トレント・ダービーさん。
R&B、ソウル、ファンク、ロックを自在に横断するプログレッシヴ・ソウルのスタイルで、1987年にデビューアルバム『Introducing the Hardline According to Terence Trent D’Arby』を世に送り出し、全英1位を獲得しました。
1989年にはグラミー賞で最優秀R&Bボーカル・パフォーマンス(男性)を受賞し、英国ブリット・アワードでもインターナショナル・ニューカマーに輝いています。
作詞・作曲・編曲・プロデュースまでこなすマルチ・インストゥルメンタリストとしての実力と、カリスマ的なステージングで国際的な評価を確立しました。
クロスオーバー・ソウルの先駆者として、ブラック・ミュージックの新たな可能性を切り拓いた彼の音楽は、ソウルフルで洗練されたサウンドを求める方にオススメです!
Where Do Broken HeartsNEW!Whitney Houston

1987年のアルバム『Whitney』に収録されたバラードですが、実は歌詞の中で11月が重要な時期として描かれているんです。
別れた恋人との思い出が11月に結びついており、傷ついた心を抱えながら「もう一度やり直せるだろうか」と問いかける切ない内容になっています。
1988年にシングルとしてリリースされた本作は、ビルボードHot 100で1位を獲得し、ホイットニーさんの連続7作目の首位という前人未到の記録を打ち立てました。
抑制された歌い出しから徐々に感情を解放していく彼女のボーカルが、失恋の痛みと再会への希望を同時に表現しています。
秋の終わりから冬へと移り変わる11月の空気感にぴったりの1曲です。






