「O」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「O」で始まる英単語といえば「Open」「One」や「Only」など、楽曲のタイトルに使われていそうなものがたくさんあります。
この記事では、そんなタイトルが「O」から始まる洋楽の名曲を紹介していきます。
曲名の頭文字を絞って曲を探すことはあまりないと思いますが、いざやってみるとこれまではあまり目につかなかった曲に出会えることがあるんですよね。
そういった意味で、この記事は音楽好きの方にこそご覧いただきたい記事に仕上がりました。
それではさっそく見ていきましょう!
「O」から始まるタイトルの洋楽まとめ(1〜10)
OrdinaryNEW!Alex Warren

アメリカ出身で、自身の体験を基にした歌詞が心を打つシンガーソングライター、アレックス・ウォーレンさん。
この楽曲は、運命の人と過ごす日常こそが特別なのだと教えてくれます。
ありふれた毎日が、大切な人の存在でかけがえのない宝物に変わっていく、そんな青春の輝きに満ちあふれていますよね。
何となく過ぎていく時間の中で、隣にいる人の存在が天使さえうらやむほどの奇跡なのだと気づかせてくれるはず。
2025年2月に公開された本作は、SNSで1億回以上の再生を記録。
恋人や親友と聴けば、二人の時間がもっと愛おしくなるかもしれませんね。
Obsessed With YouNEW!Central Cee

ロンドンのストリートが生んだUKラップの俊英、セントラル・シーさんが歌うのは、恋の熱に浮かされるような、強烈な執着心を表現した一曲です。
好きな人に夢中になるあまり、他の何も考えられなくなる青春の危うい輝き。
そんな一方的で止められない感情が、クールなドリルビートとピンクパンサレスさんの名曲のサンプリングとともに感傷的なメロディの上でリアルに描かれています。
純粋な愛情だけでは説明できない、少し苦しくてヒリつくような心の状態に、思わず共感してしまう人も多いのではないでしょうか。
本作は2021年9月に公開され、ミックステープ『23』にも収録。
UKシングルチャートで最高4位を記録しました。
甘いだけではない恋心に深く沈みたい夜に、ぜひ聴いてみてください。
OutshinedNEW!Soundgarden

見た目は自信に満ち溢れているのに、心の中は不安でいっぱい。
そんな内面と外面のギャップに苦しむ心情を赤裸々に描いた、アメリカのロックバンド、サウンドガーデンによる楽曲です。
自信があるように振る舞いながらも、内面では自己不信に苛まれるという、誰しもが抱えうる葛藤が歌われています。
7/4拍子という変則的なリズムと重苦しいギターサウンドが、不安定な心象風景を巧みに表現しており、クリス・コーネルさんの力強くも切ない歌声が、そのやるせない感情を増幅させているようです。
本作は1991年10月発表のアルバム『Badmotorfinger』に収録され、歌詞の象徴的な一節は映画『Feeling Minnesota』のタイトルにもなりました。
周りと比べて落ち込んだ時に聴くと、心の澱を轟音で洗い流してくれるかもしれませんね。
Older SisterNEW!Carly Simon

憧れとちょっとした嫉妬が交差する、姉妹の距離感をみずみずしく描いた1曲です。
目線は常に“妹”側にあり、キラキラした大人の世界へ先に歩いていく存在を見つめる切なさと、いつか並んで歩きたい祈りが胸に残ります。
カーリー・サイモンさんの柔らかなアコースティックとふくよかな低音が、物語を穏やかに運ぶのも魅力。
この楽曲は1974年1月のアルバム『Hotcakes』収録で、同作は4枚目。
『Mockingbird』『Haven’t Got Time for the Pain』と肩を並べる佳編です。
姉妹の思い出に浸りたい夜や、家族に素直になりたい瞬間に選んでみてはいかがでしょうか?
Over JerusalemNEW!Jethro Tull

5000年にも及ぶ不寛容と報復の連鎖を、私たちはどうすれば断ち切れるのでしょうか。
そんな問いを投げかけるこの楽曲は、フルートを駆使した独自の音楽性で知られる英国の重鎮、ジェスロ・タルが2025年3月に発表したアルバム『Curious Ruminant』に収録された一曲です。
本作は、プログレッシブとフォークが織りなす壮大な音世界の中で、エルサレムという土地が背負う悲劇の歴史を描いています。
中心人物が1986年以降、何度も現地を訪れた経験から生まれた、平和への痛切な叫びが聞こえてくるような気がしてなりません。
ポルトガルのスタジオが手がけたアニメーション映像と共に、歴史の重みと向き合いたいときに聴いてみませんか。