「O」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「O」で始まる英単語といえば「Open」「One」や「Only」など、楽曲のタイトルに使われていそうなものがたくさんあります。
この記事では、そんなタイトルが「O」から始まる洋楽の名曲を紹介していきます。
曲名の頭文字を絞って曲を探すことはあまりないと思いますが、いざやってみるとこれまではあまり目につかなかった曲に出会えることがあるんですよね。
そういった意味で、この記事は音楽好きの方にこそご覧いただきたい記事に仕上がりました。
それではさっそく見ていきましょう!
「O」から始まるタイトルの洋楽まとめ(21〜30)
OctoberBroken Bells

The Shinsのフロントマンと名プロデューサーのDanger Mouseさんによるロック・ユニット、ブロークン・ベルズ。
オルタナティブ・ロックやスペース・ポップといったジャンルを主体とした音楽性が印象的なユニットです。
そんな彼らの作品のなかで、秋に聴きたくなるのが、2010年3月発売のデビューアルバム『Broken Bells』に収録された一曲です。
どこか物悲しく、それでいて美しいメロディは、秋の夕暮れや澄んだ夜空を思わせます。
この楽曲は、過ぎ去った時間へのノスタルジーと、変わりゆく季節の中で揺れる繊細な感情を、浮遊感のあるサウンドに乗せて描いているようです。
切ないボーカルが心に染みる、ノスタルジックな作品に仕上げられています。
The Beatlesが持つ普遍的なメロディと、少しサイケデリックな音像が好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
OctoberJackson C. Frank

アメリカ出身のフォーク系シンガーソングライター、ジャクソン・C・フランクさん。
11歳の時の火災事故という壮絶な経験が、彼の音楽に深く物悲しい響きを与えています。
プロデューサーにポール・サイモンさんを迎えて制作された唯一のスタジオ盤は、後世の多くのアーティストに影響を与えました。
そんな彼の10月をテーマにした作品が、こちらの『October』。
アコースティックギターの静かな音色と、内省的な歌声が心に染み入るフォークソングに仕上げられています。
本作は1994年に録音され、コンピレーション・アルバム『Fixin to Die』で聴くことができます。
過ぎ去った時間への瞑想的な雰囲気が、秋の物悲しさと見事に調和しており、一人で静かに過ごす夜のお供にぴったりの名曲です。
October SkyJavier

アコースティック・ソウルを主体とした音楽性が魅力のシンガーソングライター、ジャビエル・コロンさん。
2011年に音楽オーディション番組『The Voice』で初代王者に輝いたことでも知られています。
そんな彼の作品のなかで、10月の夜長に聴きたい名曲が、2003年8月に発表されたデビュー・アルバム『Javier』の最後に収められています。
本作は、失われた愛を10月の空に重ね合わせる、切なくも美しいジャズ・バラード。
ジャズ界の巨匠ロイ・ハーグローヴが奏でるトランペットの音色が、やるせない心情を繊細に描き出します。
シルクのように滑らかな歌声と演奏が溶け合うこの作品は、少し大人びた雰囲気で静かな夜を過ごしたい方にぴったりの一曲に仕上げられています。
One October SongNico Stai

スペイン生まれでロサンゼルスを拠点とするシンガー・ソングライター、ニコ・スタイさん。
彼の音楽は、エリオット・スミスさんにも通じる叙情性とメランコリックな雰囲気が魅力です。
そんな彼の10月をテーマにした作品が、アルバム『PARK LOS ANGELES』に収録されている一曲。
この楽曲は、秋が深まるにつれて色褪せた思い出が蘇る、そんな切ない感情を見事に描き出しています。
2006年10月にアルバムが発売された当時の作品で、テレビドラマ『Chuck』の感動的なシーンを演出し、ファンから高く評価されました。
一人静かに物思いにふけりたい秋の夜にぴったりの、心に染みる作品に仕上げられています。
October Passed Me Bygirl in red

かつての恋の記憶を、秋風と共に静かにたどるような切ない一曲です。
ノルウェー出身のシンガーソングライター、ガール・イン・レッドさんの楽曲です。
この楽曲は、2018年の代表曲で歌われた恋物語の数年後を描く、公式な続編として作られました。
アコースティックギターの温かくも物悲しい音色が、秋の夜長にぴったりですね。
本作は、過ぎ去った日々への感謝と、前に進むための心の整理を歌っているかのようです。
2022年10月に公開された作品で、デビュー・アルバム『if i could make it go quiet』の次に位置づけられています。
ザ・ナショナルのアーロン・デスナーがプロデュースに参加し、その繊細な音作りが楽曲の魅力を引き立てています。
一人で物思いにふけたい、そんなセンチメンタルな気分の時にオススメですよ。
One Rode To Asa BayBathory

ブラックメタルとヴァイキングメタルの礎を築いたスウェーデンの伝説的存在、バソリーの楽曲。
彼らが初期のスタイルから脱却した1990年4月リリースの名盤『Hammerheart』に収録されている一曲で、10分を超える壮大なスケールが印象的ですよね。
押し寄せるキリスト教化の波に古き信仰が消えゆく悲劇を、老人の視点から描いた悲哀に満ちた物語が展開します。
荘厳なコーラスと大地を揺らすような反復するリズムは、聴き手を古代の戦場へと誘うかのようです。
バンドにとって唯一の公式ミュージックビデオが制作されたことでも知られています。
音楽に映画のようなストーリー性を求める方にこそ聴いてほしい、ドラマティックなナンバーです。
OneU2

デビュー以降一度もメンバーチェンジをせず、グラミー賞を22回受賞という驚異的な記録を持つアイルランド出身のロックバンド、U2。
本作は、1991年リリースの名盤『Achtung Baby』からのシングルカットで、バンドが解散の危機を乗り越えるきっかけとなった魂のバラードです。
ただ「一つになろう」と歌うのではなく、互いの違いを認め合うことの難しさと尊さを描いた歌詞は、聴く人の心に深く響きます。
その普遍的なメッセージは、2006年にメアリー・J. ブライジさんとの共演バージョンが大ヒットしたことからも分かりますよね。
人間関係で悩んだ時や、大切な誰かとの絆を考えたい時に、静かに寄り添ってくれる一曲です。
映画『ファミリー・マン』でも使用されました。