「O」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「O」で始まる英単語といえば「Open」「One」や「Only」など、楽曲のタイトルに使われていそうなものがたくさんあります。
この記事では、そんなタイトルが「O」から始まる洋楽の名曲を紹介していきます。
曲名の頭文字を絞って曲を探すことはあまりないと思いますが、いざやってみるとこれまではあまり目につかなかった曲に出会えることがあるんですよね。
そういった意味で、この記事は音楽好きの方にこそご覧いただきたい記事に仕上がりました。
それではさっそく見ていきましょう!
「O」から始まるタイトルの洋楽まとめ(1〜10)
Only TimeGucci Mane

トラップ界のパイオニアとして知られるグッチ・メインさんが2025年10月にリリースした楽曲は、彼の17枚目となるアルバム『Episodes』に収録されています。
本作は忍耐と持続力をテーマに、過去の自分と現在の姿を対比させながら、成熟した自己肯定感を表現したリリックが印象的です。
かつての困難を乗り越え、今や揺るぎない地位を確立した彼のメッセージが、ゆったりとしたテンポ感と重低音の効いたトラップサウンドにのせて語られています。
アルバムは象徴的な10月17日にリリースされ、同タイトルの書籍とも連動するプロジェクトとなっており、彼のキャリア全体を俯瞰する意欲的な試みといえるでしょう。
落ち着いたトラックと堅実なワードプレイが融合した本作は、じっくりと音楽に浸りたいときにオススメです。
Only One LaughingHatchie

オーストラリア・ブリスベン出身のシンガーソングライター、ハッチーさん。
ドリームポップとシューゲイザーを融合させた幻想的なサウンドで、世界中のインディーシーンから注目を集めているアーティストです。
2025年10月にリリースされたこの楽曲は、11月リリース予定のアルバム『Liquorice』からの先行シングル。
コントロールできない世界への苛立ちや焦燥感を、煌めくギターフレーズと躍動するビートに乗せて解放した1曲で、彼女の素直な感情が伝わってきます。
制作にはパートナーのジョー・アギアスさんやジェイ・ソムことメリナ・デューテルテさんが参加しており、メルボルンのルナパークで撮影されたミュージックビデオも必見。
自分の限界と向き合いながらも前に進もうとする方に寄り添ってくれる作品ですよ。
Only God Can Save Us NowOliver Anthony Music

バージニア州出身のカントリーフォークシンガー、オリバー・アンソニーさん。
2023年に『Rich Men North of Richmond』で一躍脚光を浴びた彼が2025年10月にリリースしたのがこちらの楽曲です。
フィドルの哀愁漂う音色とアコースティックギターが織りなす素朴なサウンドに、救いを求める魂の叫びが込められています。
時間が尽きかけている焦燥感、闇の中で光を探し求める不安、進むべき道が見えない葛藤——信仰と迷いの狭間で揺れる人間の内面が赤裸々に綴られた作品です。
バージニアの古い墓地で撮影されたミュージックビデオも、この曲の持つ重厚な宗教性を際立たせていますね。
人生の岐路に立ち、答えを探している方にこそ響く1曲ではないでしょうか。
「O」から始まるタイトルの洋楽まとめ(11〜20)
Only ShallowMy Bloody Valentine

主にロックを聴いているという方であっても、好きなアーティストが「シューゲイザー」という言葉を口にしているのを目にしたことがある人は多いのではないでしょうか?
1990年代初頭にイギリスで生まれた音楽ジャンル「シューゲイザー」の中で最も有名かつ重要なバンドが、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインです。
ファンの中では「マイブラ」という愛称があるほど。
そんなマイブラの音楽性の特徴と言えば、当時所属していたクリエイション・レコーズを破産寸前にまで追い込むほどに徹底的な完ぺき主義のもとで制作された1991年の大傑作『Loveless』に代表される、何層にも重ねられたノイジーなギターと幻想的なメロディとが融合したあまりにも独創的な音世界です。
2008年には実質的な再結成を果たして奇跡の来日も実現、2013年にはアルバム『mbv』もリリースされました。
2026年にも日本公演が予定されていますので、ぜひ伝説のライブを体験してみてください。
Older SisterCarly Simon

1970年代のシンガーソングライター・シーンを代表する一人、カーリー・サイモンさん。
フォークデュオでの活動後ソロへ転向し、その告白的なスタイルで一躍人気を集めました。
そんな彼女が姉への複雑な想いを歌ったのが、1974年1月にリリースされた4枚目のアルバム『Hotcakes』に収録されている楽曲です。
妹の視点から描かれる歌詞は、いつも自分の前を歩く自由な姉への憧れと、ちょっぴり羨望が入り混じる繊細な心模様を映し出しています。
この楽曲が収められた名盤は、彼女自身の妊娠中の幸福感を反映したことでも知られ、本作もアコースティックな温かいサウンドで家族の絆を歌ったナンバーです。
姉妹がいる方はもちろん、家族の温もりに触れたいときにぜひ聴いてみてください。
One Call AwayCharlie Puth

キャッチーなメロディで数々のヒット曲を生み出してきたシンガーソングライター、チャーリー・プースさん。
彼のデビューアルバム『Nine Track Mind』に収められたこちらのバラードは、片思いの切ない気持ちを応援してくれる作品です。
電話一本ですぐに駆けつけるというメッセージは、好きな人を一途に想い、いつでも力になりたいと願うひたきな心を描いています。
スーパーマンにはなれないけれど君だけのヒーローでいたい、という歌詞の世界観が胸を打ちます。
2015年8月に公開された本作は、実際に「Best Crush Song」にノミネートされた経緯もあり、まさに片思いのテーマソング。
温かいサウンドに仕上げられているので、想いを伝えられずにいる方は、ぜひチェックしてみてください。
Oh, CandyCheap Trick

パワーポップの元祖とも称され、後の多くのバンドに影響を与えたのがチープ・トリックですよね。
彼らが1977年にリリースしたデビューアルバム『Cheap Trick』に収録されている記念すべき最初のシングルは、実に奥深い一曲です。
サウンドは痛快なギターリフと抜群にキャッチーなメロディが融合した、まさにパワーポップのお手本のようなロックナンバー。
しかし、本作のテーマは亡くなった友人への追悼であり、その陽気な曲調とのギャップにこそ、彼らの非凡な才能が表れているのですね。
このデビュー作は全米チャートで207位相当の動きを見せたという記録も残っています。
ただ気分を上げたい時だけでなく、どうしようもない喪失感を抱えた心にも寄り添ってくれる、不思議な魅力を持った名曲ですよ。





