「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「W」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「W」から始まる英単語といえば「What」や「Where」「Who」などの疑問詞があり、それだけでもたくさんの曲がありそうですよね!
そのほかにも「Walk」「Wonder」「Word」など楽曲のタイトルに使われていそうな単語がたくさんあります。
この記事では、そうした「W」で始まるタイトルの曲をたくさん紹介していきますね。
これまであまり意識してこなかった視点で音楽を探してみることで、新しい楽曲と出会えるかもしれません。
「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ(21〜30)
Wicked GameChris Isaak

夕暮れの物悲しさを音で表現したかのような、幻想的なギターの響きが印象的な作品があります。
本作を手がけたのは、50年代のロカビリーを現代に蘇らせたスタイルと、感傷的なバラードで知られるクリス・アイザックさんです。
惹かれてはいけないと分かりつつも、抗えない恋の魔力に溺れていく主人公の葛藤が、彼の甘くも切ないファルセットで見事に歌い上げられています。
夢の中をさまようようなリバーブの効いたギターサウンドが、聴く人を一瞬でその世界へといざないます。
この楽曲は1989年発売のアルバム『Heart Shaped World』に収録されましたが、デヴィッド・リンチ監督の映画『ワイルド・アット・ハート』で使用されたのを機に人気を集め、1991年に大ヒットを記録しました。
人恋しくなる秋の夜、物思いにふけりながら聴くのに、うってつけの作品ではないでしょうか?
War CrimesHail the Sun

ポスト・ハードコアシーンで絶大な人気をほこるバンド、ヘイル・ザ・サン。
「スワンコア」とも呼ばれるマス・ロックにも通じる技巧的なアンサンブルと、感情を爆発させるようなドノヴァン・メレロさんの歌声で多くのリスナーを魅了しています。
そんな彼らが2025年10月リリースのアルバム『cut.turn.fade.back.』に先駆けて公開したのがこの作品。
”解放”という大義名分のもとで繰り返される人間の争いや、その裏に潜む欺瞞を痛烈に描いています。
変拍子を多用した複雑な展開と攻撃的なサウンドは彼らならでは。
それでいて、ヒップホップ系の制作陣を起用したことで、サウンドはよりドラマチックな深みを得ています。
テクニカルなバンドが好きな方はもちろん、強いメッセージ性を持つ音楽に惹かれる方にも刺さる一曲と言えそうですね。
「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ(31〜40)
When You Wish Upon A StarCynthia Erivo

1940年に公開されたディズニー映画『ピノキオ』の主題歌として愛され続ける名曲。
トニー賞やグラミー賞に輝くイギリス出身の俳優兼歌手、シンシア・エリヴォさんが歌うバージョンは、まるで夜空の星が優しく瞬くような温かさに満ちています。
本作は、2022年の実写映画『ピノキオ』で彼女が演じるブルーフェアリーによって歌われました。
「願いをかければ夢は叶う」という希望に満ちたメッセージが、彼女のソウルフルで包容力のある歌声と出会い、聴く人の心に深く染みわたるようです。
お子様を寝かしつける穏やかな夜、この優しい調べに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
親子の心が安らぎで満たされることでしょう。
We Have ExplosiveThe Future Sound of London

テクノロジーとメロディという対照的な才能を掛け合わせる電子音楽デュオ、ザ・フューチャー・サウンド・オブ・ロンドン。
アンビエントからIDMまで常に実験的な姿勢を貫く彼らですが、ビッグビートの記事ということで、1996年の名盤『Dead Cities』に収録された一曲をぜひ聴いてもらいたいです。
本作はRun-D.M.C.のサンプリングを大胆に使い、ヒップホップの攻撃性とロック的なギターリフが激しくぶつかり合う、まさに爆発的なエネルギーを秘めたトラックなのですね。
このクールでハードなサウンドは、人気ゲーム『wipE’out 2097』や映画『Mortal Kombat Annihilation』にも起用され、UKシングルチャートで12位を記録。
その破壊的なビートと歪んだベースラインは、ロック好きの心も確実に掴むはずです!
What’s This?Danny Elfman

毎年同じハロウィンに飽きてしまった主人公が、初めて訪れたクリスマスタウンの光景に心を奪われるシーンで歌われるナンバー。
この楽曲は、雪やカラフルな灯りといった未知の世界への驚きと歓喜を、きらびやかなオーケストラに乗せて表現しています。
実は歌っているのは、アメリカ出身の作曲家ダニー・エルフマンさん本人なんです!
早口でまくしたてるような歌唱が、主人公の爆発的な高揚感とマッチしていてテンションが上がりますよね。
1993年公開のディズニー映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の劇中歌で、アルバム『The Nightmare Before Christmas (Original Motion Picture Soundtrack)』に収められています。
日常に新しい刺激が欲しい時、本作を聴けばワクワクした気持ちになれること間違いなし!
Walking On SunshineKatrina and The Waves

イントロから鳴り響く華やかなホーンセクションが、無条件に体を動かしたい衝動をかき立てますね!
英米混成バンド、カトリーナ・アンド・ザ・ウェーブスによる、まさに太陽の上を歩くような幸福感に満ちた1曲です。
この楽曲は、ただひたすらに楽観的で楽しいムードが持ち味で、その圧倒的なポジティブさは聴く人すべてを笑顔にする力があります。
1985年4月に世界的な大ヒットを記録し、バンドをグラミー賞「最優秀新人賞」ノミネートへと導きました。
広告や映画などにも数多く起用されている本作は、気分を最高潮にしたいパーティーナイトや、晴れた日のドライブミュージックにオススメです。
WishNine Inch Nails

音楽史にその名を刻むトレント・レズナーさん率いるナイン・インチ・ネイルズは、インダストリアルというジャンルを基盤に、独創的なサウンドと美学で商業的にも成功した稀有なバンドです。
本作は1992年に発表されたEP『Broken』に収録されており、彼らの音楽性がより攻撃的に進化したことを示した重要な一曲と言えるでしょう。
すべてを薙ぎ払うかのような獰猛なギターリフと強靭なビートが一体となったサウンドは、まさにインダストリアルメタルの真骨頂。
そこに乗る声は、どうにもならない現実への憤りと、無力な自身への呪詛、そして破壊衝動がないまぜになった魂の叫びそのものです。
このEPは全米チャートで7位を記録し、本作でグラミー賞も獲得しました。
どうしようもない怒りを抱えた夜に聴けば、そのあまりの破壊力に不思議と心が救われるかもしれません。
この激烈な音像を気に入った方は、ぜひ傑作アルバム『The Downward Spiral』の深い世界も体験してみてくださいね。