「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「W」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「W」から始まる英単語といえば「What」や「Where」「Who」などの疑問詞があり、それだけでもたくさんの曲がありそうですよね!
そのほかにも「Walk」「Wonder」「Word」など楽曲のタイトルに使われていそうな単語がたくさんあります。
この記事では、そうした「W」で始まるタイトルの曲をたくさん紹介していきますね。
これまであまり意識してこなかった視点で音楽を探してみることで、新しい楽曲と出会えるかもしれません。
「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ(31〜40)
Winter SongAvishai Cohen

冷たい空気が身を包む冬の夜、静かに耳を傾けたくなるジャズがあります。
イスラエル出身のベーシスト、アヴィシャイ・コーエンさんが2009年にリリースしたアルバム『Aurora』に収録されているこの楽曲は、冬の情景を思わせる静謐な美しさを持つ作品です。
地中海や中東の伝統音楽とジャズを融合させた独自のスタイルで知られるコーエンさんですが、本作では叙情的なメロディーと即興的な展開が見事に調和しています。
ピアノ、ウード、フルートといった多彩な楽器が織りなす音の層は、まるで雪が静かに降り積もる様子を表現しているかのよう。
寒い季節にひとりでじっくりと音楽に向き合いたいとき、心に寄り添ってくれる1曲です。
WinterChip Wickham

ブライトン出身でマンチェスターのクラブシーンでも活躍し、スピリチュアル・ジャズからビートミュージックまで幅広い音楽性をもつサックス/フルート奏者、チップ・ウィッカムさん。
2022年9月にリリースされた『Cloud 10』に収録されているこちらの楽曲は、ゆったりと漂うフルートの音色が心地よいナンバーです。
水が静かに流れるように奏でられる木管の旋律は、まさに冬の静寂と内なる温もりを同時に感じさせてくれます。
モーダル・ジャズの伝統を受け継ぎながらも、UK現代ジャズならではの洗練されたビート感覚が絶妙に融合した本作は、寒い季節に1人でじっくりと耳を傾けたくなる一曲。
冷たい空気の中で、心の奥底から温かさが湧き上がってくるような、そんな不思議な体験をもたらしてくれることでしょう。
Winter of my DiscontentFred Hersch

45年以上にわたり演奏し続けてきた楽曲をソロピアノで表現したこの作品は、1955年にアレック・ワイルダーさんとベン・ロス・ベレンバーグさんによって生み出されたスタンダードナンバーです。
2024年にECMからリリースされたアルバム『Silent, Listening』の最後を飾る演奏となっており、静謐な音響空間の中で奏でられる暗めの導入和音から始まり、余白と沈黙を大切にした印象派的な響きが冬の夜長にふさわしい内省的な時間を演出してくれます。
フレッド・ハーシュさんが1978年に作曲者本人から譜面を手渡されて以来、デュオやトリオなどさまざまな編成で取り組んできた思い入れの深い1曲で、ブルージーな色彩を帯びた繊細なタッチが心に染み入ります。
静かに1人で音楽と向き合いたいときに聴きたい演奏です。
Warm DecemberSamara Joy

グラミー賞を複数回受賞し、いまジャズ界でもっとも注目を集めるボーカリストの一人、サマーラ・ジョイさん。
1999年生まれの彼女は、ゴスペルを歌う音楽一家に育ち、エラ・フィッツジェラルドやサラ・ヴォーンといった偉大な先人たちの系譜を受け継ぐシルキーな歌声で、若い世代にジャズの魅力を伝え続けています。
2023年にリリースされたクリスマスEP『A Joyful Holiday』に収録されているジュリー・ロンドンさんの名曲カバーは、寒い季節にこそ聴きたい温もりあふれるナンバーです。
ピアノ、ベース、ドラムスというシンプルな編成ながら、余白を生かした演奏と彼女の丁寧な歌唱が見事に調和し、冬の夜にそっと寄りそってくれるような優しさに満ちています。
大切な人と過ごすひとときや、一人でゆっくりと音楽に浸りたいときにぴったりの一曲ですね。
Whatever You LikeDove Cameron

ディズニー・チャンネルのドラマ『うわさのツインズ リブとマディ』で一躍有名になった女優兼歌手、ドーヴ・キャメロンさん。
クィア・アンセムとなった『Boyfriend』のヒットも記憶に新しいですが、こちらの新作は打って変わって親密なムードのラブソングです。
本作は、現在交際しているマネスキンのダミアーノ・デヴィッドさんへの想いを元に制作されたそうで、彼女が「初めて本当の愛を知った」と語る感情がストレートに表現されていますね。
2025年4月のチャリティーライブで初披露されたこの曲は、来るデビューアルバムからの先行シングル。
過度な装飾を排したサウンドだからこそ、彼女の繊細なボーカルと一途な愛情が心に響きます。
大切な人と過ごす時間にぴったりの一曲ではないでしょうか。
「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ(41〜50)
When Memories SnowMitski

アメリカを拠点に活動するシンガーソングライターのミツキさん。
日本とアメリカのルーツを持ち、13カ国以上で暮らした経験から生まれる独自の視点と詩的な歌詞で、インディシーンに確固たる地位を築いています。
2023年9月にリリースされたアルバム『The Land Is Inhospitable and So Are We』に収録された本作は、記憶を雪にたとえた静謐なナンバー。
雪かきをするように記憶を脇へ押しやる様子や、溶けた雫が排水管を流れる音まで描写し、心の奥で踊るように残る記憶との葛藤を繊細に歌い上げます。
幽玄な木管楽器と合唱が織りなすオーケストラルなサウンドは、雪の降る夜の静けさそのもの。
過去と向き合いたいけれど向き合えない、そんな複雑な感情を抱えながら冬の窓辺で物思いにふけるひとときにそっと寄り添ってくれる楽曲です。
Warm DecemberSabrina Claudio

マイアミ出身のシンガーソングライター、サブリナ・クラウディオさん。
オルタナティブR&Bを軸に、ジャズやボサノヴァの要素を織り交ぜた繊細なサウンドで注目を集めるアーティストです。
2020年11月に公開されたこちらの楽曲は、クリスマス・アルバム『Christmas Blues』のリード曲として制作されました。
従来の陽気なホリデーソングとは一線を画す、しっとりとしたムードが魅力です。
COVID-19の影響でツアーがキャンセルされた期間に、プレッシャーなく自由に制作できたという背景も興味深いですね。
パリのキャバレーショーを思わせるミュージックビデオの世界観も必見です。
センシュアルで大人っぽいクリスマス気分を味わいたいときにぴったりの1曲でしょう。





