「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「W」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「W」から始まる英単語といえば「What」や「Where」「Who」などの疑問詞があり、それだけでもたくさんの曲がありそうですよね!
そのほかにも「Walk」「Wonder」「Word」など楽曲のタイトルに使われていそうな単語がたくさんあります。
この記事では、そうした「W」で始まるタイトルの曲をたくさん紹介していきますね。
これまであまり意識してこなかった視点で音楽を探してみることで、新しい楽曲と出会えるかもしれません。
「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ(61〜70)
WORTH NOTHING (ft. Oliver Tree)TWISTED

ヨーロッパのベース・ミュージックシーンで注目を集めるDJ、ツイステッドさん。
彼がオリバー・ツリーさんを客演に迎えた本作は、YouTubeショートでドリフト動画のBGMとして爆発的な人気を誇っていますね。
自分には何の価値もない、という痛烈な自己否定の感情を、ドリフト・フォンク特有の高速で歪んだビートに乗せるという斬新な構成がポイントではないでしょうか。
この楽曲は2022年9月に公開された作品で、『Fast & Furious』シリーズにインスパイアされたEP『Fast & Furious: Drift Tape/Phonk Vol. 1』にも収められています。
鬱屈した気持ちを吹き飛ばしたい時にピッタリな一曲なので、ぜひチェックしてみてください。
World BossTrippie Redd

エモとトラップを自在に行き来する音楽性で人気のトリッピー・レッドさん。
2018年のデビューアルバム『Life’s a Trip』でいきなりチャート4位を記録した彼の、2025年8月に公開された作品です。
来るべきニューアルバム『NDA』に収録予定の曲とされており、壮大な“Cinematic trap”と評されるサウンドが特徴なのですね。
本作はAshantiの名曲を巧みに引用し、スムースな雰囲気と攻撃的なエネルギーを見事に両立させています。
その堂々とした佇まいは、一部でトラヴィス・スコットさんを彷彿させるとファンの間でも注目されています。
自信を高めたいときに聴きたいドープな一曲なので、ぜひチェックしてみてください。
WallsEmery

シアトルを拠点に活動し、2000年代のポスト・ハードコアシーンを牽引したバンドの一つがエメリーです。
彼らが2004年1月にリリースした記念すべきデビューアルバム『The Weak’s End』の冒頭を飾るのが本作なのですね。
激烈なスクリームによる幕開けから、一転して美しいクリーンヴォーカルが駆け抜けるパートへと雪崩れ込む展開は、まさに静と動の芸術と言えるでしょう。
内なる葛藤を叩きつける絶叫と、切ないメロディラインが交錯するツインヴォーカルの応酬は圧巻で、聴く者の心を鷲掴みにします。
ライブで演奏されると会場が熱狂の渦に包まれたというファンの声も頷ける、バンドの初期衝動が刻印された名曲ではないでしょうか。
WaterfallsTLC

90年代にシーンを席巻した女性R&Bグループ、TLC。
彼女たちはただキャッチーなだけでなく、強いメッセージ性を持つ楽曲で多くのリスナーの心を掴みました。
1994年リリースの名盤『CrazySexyCool』から翌1995年にシングルカットされた本作は、まさにその真骨頂と言えるでしょう。
うっとりするほど滑らかなR&Bサウンドとは裏腹に、歌われているのは無謀な夢を追いかけ、危険な道へと踏み込んでしまう人々への警告です。
それはまるで、大切な友人が破滅へ向かうのを必死に止めようとする、悲痛な叫びのようにも聴こえますよね。
1995年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで年間最優秀ビデオ賞に輝いた映像作品も、このシリアスなテーマを深く掘り下げています。
甘いだけではない、友を思うがゆえの切なさに胸を打たれる一曲です。
What’s Going OnMarvin Gaye

現代のR&Bを築いたアーティストの1人として知られている、ソウルシンガーのマーヴィン・ゲイさん。
ニュー・ソウルというジャンルのパイオニアで、1970年代の音楽シーンに衝撃を与えました。
そんな彼の名曲が、歴史的名盤『What’s Going On』の幕開けを飾る一曲です。
本作は、社会で起きている争いや分断に対し、深い悲しみと「何が起きているんだ」という切実な問いを投げかけます。
穏やかで美しいメロディーと、胸に突き刺さるリリックの深さが織りなす、絶妙なギャップが見どころの作品です。
1971年1月当時、その政治的な内容からリリースが危ぶまれましたが、彼の強い意志がこの不朽の名作を世に送り出しました。
音楽を通して社会と向き合いたい時に、ぜひ聴いてほしい一曲です。
When A Good Man CriesCMAT

ポップとカントリーを融合させた独自のスタイルで知られるアイルランドのシンガーソングライター、CMATさん。
ユーモアと哀愁を併せ持つ歌詞世界が魅力で、2022年リリースのデビューアルバム『If My Wife New I’d Be Dead』はRTÉ Choice Music Prizeを受賞するなど、高い評価を集めています。
そんな彼女の新作が、2025年8月リリースの3枚目のアルバム『EURO-COUNTRY』に収録された一曲。
本作はスティーヴィー・ニックスを彷彿とさせるメランコリックなポップバラードで、恋愛よりも創作に心を奪われる作家の複雑な心情が描かれています。
近代資本主義が生む孤独というアルバム全体のテーマを象徴するような、痛切でありながらも美しいサウンドは聴きごたえがあります。
ストーリー性豊かな音楽を好む方は要チェックの作品と言えるでしょう。
We’re Onto Something (ft. Zach Bryan)Kings Of Leon

グラミー賞を4度受賞し、名盤『Only by the Night』などで世界的な成功を収めたロックバンド、キングス・オブ・レオン。
彼らが気鋭のカントリーシンガー、ザック・ブライアンさんとタッグを組んだ強力な一曲をドロップしました。
ザックさんのハーモニカが響くフォーク調の幕開けから、キングス・オブ・レオンらしいアリーナ級のスケールへと展開していく構成が実に見事です。
日常の断片を織り交ぜながら、逃避願望や自己嫌悪から抜け出そうとする心情が描かれており、その生々しい葛藤が胸に迫ります。
2025年8月にサンフランシスコの公演で初披露された本作は、両者の自然な化学反応が生んだ「等身大のアンセム」と言えるのではないでしょうか。
憂鬱な気分を吹き飛ばしたい時にぴったりの作品です。





