「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「W」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「W」から始まる英単語といえば「What」や「Where」「Who」などの疑問詞があり、それだけでもたくさんの曲がありそうですよね!
そのほかにも「Walk」「Wonder」「Word」など楽曲のタイトルに使われていそうな単語がたくさんあります。
この記事では、そうした「W」で始まるタイトルの曲をたくさん紹介していきますね。
これまであまり意識してこなかった視点で音楽を探してみることで、新しい楽曲と出会えるかもしれません。
「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ(41〜50)
Whatever It TakesKenny Chesney

アメリカ出身、今やカントリー界の巨星として君臨するケニー・チェスニーさん。
彼がデビューを飾ったこの楽曲は、愛する人のためならどんなことでもするという、ストレートで情熱的な愛情が歌われています。
ファンから「トワンギー」と評される、初期ならではの伝統的なカントリーサウンドがたまらないですよね。
本作は、1994年に発売されたデビューアルバム『In My Wildest Dreams』からの1曲です。
2003年には、親交の深いアメフト界のスター選手とスタジオで本作を一緒に歌ったという、遊び心あふれるエピソードも。
大切な人への真っ直ぐな想いを届けたい時、あるいは目標に向かって突き進む自分を奮い立たせたい時に聴けば、きっと背中を押してくれることでしょう。
What’ll You Do About MeRandy Travis

アメリカのカントリー界を代表するランディ・トラヴィスさん。
その温かく磨きのかかったバリトンボイスで歌われると、一途なラブソングのようですが、内容は一方的な執着を歌ったもの。
この楽曲は、1987年5月発表のアルバム『Always & Forever』に収録された作品で、この名盤からは4曲ものシングルが全米カントリーチャートで1位に輝いています。
一夜を共にした相手から離れられず、どこまでも追いかける主人公の行動は、純愛と狂気の境界線を揺さぶります。
優しいメロディと甘い歌声が、かえって歌詞の持つ恐ろしさを際立たせているかのよう。
後にダグ・スーパノーさんがカバーした際には、歌詞が問題視され一部ラジオ局で放送を拒否されたという逸話もあるほどです。
純粋な愛情も、一線を越えると相手を追い詰めてしまうのかもしれませんね。
War Isn’t MurderJesse Welles

SNSから現れた現代の吟遊詩人、アメリカ出身のジェシー・ウェルズさん。
2024年4月に公開された本作は、しゃがれた声とアコースティックギター一本で、痛烈な問いを投げかけます。
為政者が振りかざす大義名分によって「殺人」という言葉が骨抜きにされてしまう現実。
「これは殺人ではないのか?」と彼の歌声が直接胸に突き刺さるような気がしてなりません。
Farm Aidでのパフォーマンスも話題を呼んだ本作は、アルバム『Under The Powerlines (April 24 – September 24)』にも収められています。
遠い国の出来事に心を痛め、無力感にさいなまれている人にこそ聴いてほしい一曲です。
その無骨な響きが、偽りのない真実を教えてくれます。
War is a GodJesse Welles

現代アメリカの良心とも称される、アーカンソー州出身のシンガーソングライター、ジェシー・ウェルズさん。
2024年にはSaving Country Musicの初代「Songwriter of the Year」に選ばれるなど、その才能は高く評価されています。
本作に込められているのは、なぜ同じ神を信じる者同士が聖典の解釈ひとつで殺し合わなければならないのか、という痛切な問いです。
静かなギターに乗せて紡がれる言葉は、争いを続ける人々への厳しい告発のようにも聞こえてきます。
この作品は2025年2月に公開のアルバム『Middle』に収録された一曲。
遠い国の紛争をただの情報として消費してしまうことに虚しさを感じたとき、彼の歌声に耳を傾けながら、私たちに何ができるのか考えてみませんか?
Water from the Same SourceRachel’s

静謐さと壮大さが同居する、唯一無二の音世界を築いたアメリカのポストロック集団、レイチェルズ。
1991年にギタリストのジェイソン・ノーブルさんのプロジェクトとして始動後、ピアニストのレイチェル・グライムズさんらが加わって活動を本格化させました。
彼らの音楽はチェンバー・ミュージックと称されるように、チェロやヴィオラ、ピアノが主役です。
2003年10月に公開された名盤『Systems/Layers』は、レビュー集積サイトで81点という高評価を得るなど、その芸術性が高く評価されています。
インストゥルメンタルでありながら、聴く人それぞれの心象風景を豊かに描き出す力強さをも感じさせてくれる音楽です。
心を落ち着けて、じっくりと音楽の世界に浸りたい夜のお供にしたいサウンドではないでしょうか。
We Are FamilySISTER SLEDGE

血のつながりの温度を、そのままダンスフロアへ運ぶ1曲です。
フィラデルフィア出身の姉妹グループ、シスター・スレッジが、誇りと信頼、やんちゃさまで包み込みます。
本作は語り手が姉妹と仲間への連帯を確信し、重厚なベースと切れ味あるギターが昂揚を押し上げます。
1979年4月にシングルとして発売。
ナイル・ロジャースさんとバーナード・エドワーズさんの手腕で、R&B1位、ポップ2位。
アルバム『We Are Family』収録で、「He’s the Greatest Dancer」「Lost in Music」もヒット。
1979年にはピッツバーグ・パイレーツのアンセムに起用。
家族の記念日や結婚式の余興、チームのキックオフで、輪になって声を合わせたい人に試してみてくださいね。
Where To StartBully

90年代グランジの魂を現代に蘇らせる、アメリカのロック・プロジェクトがブリーです。
現在は創始者アリシア・ボガンノさんのソロプロジェクトとして活動しており、彼女はエンジニアとして名門スタジオで腕を磨いた経歴の持ち主でもあるのだそう。
2015年6月にアルバム『Feels Like』でデビュー。
公式な受賞歴はありませんが、2023年の作品『Lucky for You』は多くの音楽メディアで年間ベストに選出されるなど、専門家からの評価が非常に高いことで知られています。
アリシアさんの生々しい叫びのような歌声と、ヘヴィでありながらもポップなフックを兼ね備えたギターサウンドは唯一無二。
グランジの持つ荒々しさとキャッチーなメロディの両方を求める方に、ぜひ聴いてほしい存在です。