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【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲

秋の夜長にじっくりと聴いてみたい、そんな音楽ジャンルの筆頭に挙げられるのもジャズではないでしょうか。

暑かった夏が過ぎ去って、独特の寂しさが漂う季節にジャズという音楽は実によく似合います。

実際、秋をテーマとしたジャズのスタンダードナンバーは多く、相性の良さは折り紙付きと言えるでしょう。

本稿では「秋に聴きたいジャズの名曲」と題して、秋が主題の曲はもちろん、秋っぽい雰囲気を感じさせる秋ジャズの名曲をたっぷりとご紹介いたします。

物思いにふける午後の一時に、大人の気分を味わってみたい静かな夜に……ぜひお楽しみください!

【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(61〜70)

That’s AllBen Webster

『That’s All』はジャズのスタンダードナンバーで、アラン・ブラントさんとボブ・ヘイムスさんによって作曲されました。

アメリカで大きな影響力を持った流行歌のことを指す、グレイト・アメリカン・ソングブックにも選ばれています。

多くのミュージシャンによってカバーされている楽曲ですが、中でもテナーサックス奏者のベン・ウェブスターさんのバージョンが秋にはオススメなんです。

優しく哀愁の漂うブロウしたテナーサックスの音色が、秋の夜に聴くには最高の1曲ですよ!

When October GoesBarry Manilow

「ミスター・アメリカ」とも称される有名な作詞家、ジョニーマーサーさんの作詞による楽曲です。

彼の死後に彼の妻が遺品を整理する中で偶然に見つけたといわれています。

そこで、ただちにバリー・マニロウさんに曲をつけてもらい、彼に歌ってもらったそうです。

Get Out And Get Under The Moon(月光価千金)金子晴美

これも、月にちなんだ歌です。

もともとはラリー・シェイさん作曲、ウィリアム・ジェロームさん作詞の1920年代のアメリカのポップスで、邦題『月光値千金』ともいわれます。

この邦題は、この曲の日本語訳詞も手掛けた伊庭孝さんが蘇軾の「春夜詩」にある「春宵一刻値千金」から名付けたといわれています。

A Portrait Of TracyJaco Pastorius

アメリカ・フロリダ出身のジャズ・フュージョンベーシスト、ジャコ・パストリアスさんの1978年の名演です。

高度かつ多彩なテクニックでエレクトリック・ベースの表現を一段階上のものにしたプレイヤーで、35歳の若さでこの世を去りました。

しかし現在でも多くのミュージシャンやファンが彼のテクニックを絶賛し、数々のフォロワーを生んでいますね。

Bridges伊藤君子

Kimiko Itoh “Bridges” live at Java Jazz Festival 2007
Bridges伊藤君子

「ブラジルの声」の異名を持つミルトン・ナシメントさんのデビューアルバムに収められている曲です。

世界的に有名になったのは、アメリカデビュー版で、ブラジル版では去っていった恋人を思うものでしたが、つけられた英語詞は人生を歌ったものになっていました。

Harvest MoonCassandra Wilson

こちらは1992年にリリースされたニール・ヤングさんのヒット曲、『ハーベスト・ムーン』をカサンドラ・ウィルソンさんが1996年に彼女のアルバム『ニュー・ムーン・ドーター』の中でカバーしたもの。

収穫の月を意味するタイトルの秋にぴったりなこちらの曲は、オリジナル版をイメージできないくらい大胆にアレンジされたカサンドラさんのオリジナリティーがあふれるバージョンもすてきです。

ジャズアーティストがとりあげるほかのジャンルの曲も聴きどころがありますね。

Body & SoulEsperanza Spalding

アメリカ・ポートランド出身のジャズ・ベーシスト、エスペランサ・スポルディングさんの作品です。

ボーカルやバイオリンなどもこなすマルチプレーヤーで、ジャズのみならずボサノバやソウルといった多彩なジャンルをこなす才能を発揮しています。

高い演奏技術を持ちながらも、けっして小難しくはならず、親しみやすいグルーブが彼女の魅力を引き立てていますね。