【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲
秋の夜長にじっくりと聴いてみたい、そんな音楽ジャンルの筆頭に挙げられるのもジャズではないでしょうか。
暑かった夏が過ぎ去って、独特の寂しさが漂う季節にジャズという音楽は実によく似合います。
実際、秋をテーマとしたジャズのスタンダードナンバーは多く、相性の良さは折り紙付きと言えるでしょう。
本稿では「秋に聴きたいジャズの名曲」と題して、秋が主題の曲はもちろん、秋っぽい雰囲気を感じさせる秋ジャズの名曲をたっぷりとご紹介いたします。
物思いにふける午後の一時に、大人の気分を味わってみたい静かな夜に……ぜひお楽しみください!
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【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(81〜90)
Indian SummerGlenn Miller

もともとはオペレッタ『The Velvet Lady』のためにヴィクター・ハーバードが用意していた曲でしたが、彼の死後、アル・デュビンが歌詞をつけて完成しました。
インディアン・サマーとは、日本語では小春日和と訳されることが多いですね。
しかし実際は9月を過ぎて暦の上では秋なのに、夏がぶり返したような暑さの日を意味します。
Moonlight in vermontJo Stafford

こちらは1944年にジョン・ブラックバーンさんが歌詞を書き、カール・スエスドーフさんが曲を書いた、バーモント州の情景を描いた曲で、今でいういわゆるご当地ソングです。
歌詞に電線が出てくるため、電力会社のCMとして作られたという説があるのですが、資料としては残っていないのだとか。
ほとんどの曲は韻を踏んでいることが多いのですが、この曲は珍しく韻を踏んでいません。
最初に歌ったのはマーガレット・ホワイティングさんですが、ジョー・スタッフォードさんのバージョンもすてきです。
Drawing Room BluesJoe Henderson

テナーサックスのレジェンドであるジョー・ヘンダーソンさんが奏でる独特の暖かい音色は、秋に聴くのにピッタリです。
中でもドラムレスでプレイされる『Drawing Room Blues』は、秋の夜長にオススメなんですよね。
デューク・エリントンさんの片腕として活躍した作曲家ビリー・ストレイホーンさんへのトリビュートアルバム『LUSH LIFE』に収録されていて、アルバムは1992年のグラミー賞を受賞しています。
Fly Me To The MoonJulie London

秋といえば中秋の名月ということで、月にちなんだ曲を取り上げてみます。
この曲は、1950年代にバート・ハワードさん作詞作曲によって誕生しましたが、当初は』In Other Words」というタイトルのワルツでした。
1960年代に、ジョー・ハーネルさんがボサノバ風にアレンジし、タイトルを変え、のちに多くのミュージシャンが自由自在にアレンジし、好んで演奏してきた楽曲です。
Stormy WeatherLena Horne

もともとはハロルド・アーレンさんとテッド・ケーラーさんにより作られた、邦題『荒れ模様』といわれる曲です。
当初は作曲者であるアーレンにより歌が吹き込まれたそうですね。
1940年代に、同名映画の中でリナ・ホーンさんが歌い、彼女の代表曲となりました。
When You’re SmilingLouis Armstrong

アメリカ・ニューオーリンズ出身、サッチモの愛称でいまも親しまれるトランペッター、シンガー、ルイ・アームストロングさんの名演です。
ハスキーな低音のボーカルは一度聴いたら強烈な印象を残し、優雅なスウィング・ジャズにぴったりと合っていますね。
エンターテイメント性にもすぐれた20世紀の大ミュージシャンです。
Softly as in a morning sunriseMichael Brecker

ジャズ・スタンダードの中でもジャムセッションで演奏される確率がとても高い有名ナンバーがこちら。
ジャズボーカリストによってもよく歌われます。
1928年にシグマンド・ロンバーグさんが作曲し、オスカー・ハマースタイン2世さんが作詞しました。
もともとはスウィングナンバーではなく、タンゴのリズムで演奏されていたそうです。
今は亡きマイケル・ブレッカーさんのすばらしいテナーをお楽しみください。
Moon Over Bourbon StreetSting

1984年にポリスを解散したスティングさんが、翌年に出した初のソロアルバムに収録されている曲です。
このアルバムの制作にあたって、スティングさんは4人のジャズメンを起用したそうです。
ちなみに、バーボン・ストリートはアメリカのニューオーリンズのフレンチ・クォーターを横切る有名な通りの名称だそうですよ。
Waters of March – Águas de MarçoTom Jobim

アントニオ・カルロス・ジョビンさんによって作詞作曲されたこの曲は、邦題では『三月の水』または『三月の雨』といわれています。
南半球のブラジルは北半球とは季節が逆転するので、リオ・デ・ジャネイロの3月は北半球の9月にあたる、夏から秋に向かう雨の季節にあたり、人生の後半に向かうイメージがつづられているようですね。
Get Out And Get Under The Moon(月光価千金)金子晴美

これも、月にちなんだ歌です。
もともとはラリー・シェイさん作曲、ウィリアム・ジェロームさん作詞の1920年代のアメリカのポップスで、邦題『月光値千金』ともいわれます。
この邦題は、この曲の日本語訳詞も手掛けた伊庭孝さんが蘇軾の「春夜詩」にある「春宵一刻値千金」から名付けたといわれています。
【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(91〜100)
That’s AllBen Webster

『That’s All』はジャズのスタンダードナンバーで、アラン・ブラントさんとボブ・ヘイムスさんによって作曲されました。
アメリカで大きな影響力を持った流行歌のことを指す、グレイト・アメリカン・ソングブックにも選ばれています。
多くのミュージシャンによってカバーされている楽曲ですが、中でもテナーサックス奏者のベン・ウェブスターさんのバージョンが秋にはオススメなんです。
優しく哀愁の漂うブロウしたテナーサックスの音色が、秋の夜に聴くには最高の1曲ですよ!
Born To Be BlueChet Baker

『Born to Be Blue』はウエストコーストを代表するジャズ・トランペッターでありボーカリストのチェット・ベイカーさんの楽曲です。
彼の半生を描いた2015年の映画のタイトルにも使用されています。
『Born to Be Blue』は1965年リリースのアルバム『Baby Breeze』に収録され、ブルージーなピアノとチェット・ベイカーさんの甘い歌声がオシャレなんですよね。
ぜひ秋の夜にお酒でも飲みながら聴いてほしい1曲です!
Blue TrainJohn Coltrane

アメリカ・ノースカロライナ出身のジャズサックスプレーヤー、ジョン・コルトレーンさんの初期の代表作『Blue Train』の表題曲です。
アルバムのほとんどの曲を自作し、長く攻撃的なソロパートを吹くコルトレーンは素晴らしいのひと言ですね。
脇を固める演者たちも一流どころがそろっています。
Come Away With MeNorah Jones

アメリカ・ニューヨーク出身のジャズ・シンガー、ピアニスト、ノラ・ジョーンズさんの2002年のアルバム表題曲です。
大シタール奏者のラヴィ・シャンカールさんを父に持つ彼女は、ジャズだけではなく、カントリーやフォークなどの影響も色濃く、唯一無二の歌声でジャズ・ボーカル界にブームを起こしました。
作曲はジェシー・ハリスさんです。
September Of My YearsFrank Sinatra

世界で最も商業的な成功を収めたジャズボーカリスト、フランク・シナトラさん。
アメリカ国内では非常に高い評価を受けていますね。
彼が活躍していた当時は、やたらとクリスマスソングの人気が高かったのですが、彼は何曲ものクリスマスソングをリリースしました。
出せばとりあえず売れていたので、がっぽり稼いでいたと思います。
こちらの『September Of My Years』は彼のヒットソングの一つで、秋をテーマにしたオーソドックスなジャズソングに仕上げられています。
おわりに
物悲しいピアノの音色や哀愁のトランペット、情感たっぷりのボーカル……ジャズが持つさまざまな要素が、秋らしい雰囲気を作り上げてくれます。
通常であれば長い夏休みのある夏と、クリスマスや大みそかのある冬に囲まれているせいか、秋はやはり寂しげな季節というイメージもありますよね。
そんな季節と相性抜群な素晴らしいジャズの名曲の数々を、この記事を通じて楽しんでいただけたのであれば嬉しいです!


