【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲
秋の夜長にじっくりと聴いてみたい、そんな音楽ジャンルの筆頭に挙げられるのがやはりジャズですよね。
暑かった夏が過ぎ去って、独特の寂しさが漂う季節にジャズという音楽は実によく似合います。
実際、秋をテーマとしたジャズのスタンダードナンバーは多く、相性の良さは折り紙付きと言えるでしょう。
本稿では「秋に聴きたいジャズの名曲」と題して、そのものずばり秋が主題の曲はもちろん、秋っぽい雰囲気を感じさせる秋ジャズの名曲をたっぷりとご紹介いたします。
物思いにふける午後の一時に、大人の気分を味わってみたい静かな夜に……ぜひお楽しみください!
【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(41〜50)
A Lovely Way To Spend An EveningAnn Burton

ハロルド・アダムソンさん作詞、ジミー・マクニューさん作曲により作られ、男女を問わず多くのボーカリストにカバーされる佳曲です。
邦題を『宵のひととき』または『恋に過ごせし宵』といいます。
もともとは映画のために作られた曲でしたが、フランク・シナトラさんの創唱ともいわれ、彼のレパートリーのひとつでもありました。
Un Poco LocoBud Powell

アメリカ・ニューヨーク出身のジャズ・ピアニスト、バド・パウエルさんの1951年の名演です。
ビバップスタイルのジャズピアニストの第一人者といわれ、優雅ながら管楽器に負けない勢いとテクニックが記録されていますね。
彼の高速の指遣いとコードプレイは、モダンジャズの演奏法の典型となりました。
Autumn in New YorkChet Baker

ヴァーノン・デュークさん作詞作曲による、邦題『ニューヨークの秋』で知られるスタンダードナンバーです。
レヴュー『サムズ・アップ』のために書かれたものでしたが、公開当時はあまり人気は出なかったようですね。
のちにフランク・シナトラさんがこの曲を歌ったことで、人気が出てスタンダードになったといわれています。
The Boulevard of Broken DreamsDiana Krall

この曲は、直接は季節の秋には関係ありませんが、人生の秋を感じる名曲のひとつですね。
ハリー・ウォーレンさん作曲、アル・ダービンさん作詞によるもので、人生で夢を見て、その夢が破れ落ちぶれていった人々の哀愁を都会的なメロディで描いています。
My RomanceGene Ammons

『My Romance』はリチャード・ロジャースさん作詞、ロレンツ・ハートさん作曲のジャズのスタンダードナンバーです。
もともとは1935年のミュージカル『Jumbo』の主題歌で、ボーカリストにも人気の1曲なんですよね。
ジャズサックス奏者ジーン・アモンズさんも1960年のアルバム『Boss Tenor』でカバーしていて、歌詞の内容では5月を歌っているのですが渋いサックスの音色なら秋にも似合うと思います。
Rock ItHerbie Hancock

アメリカ・シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、ハービー・ハンコックの1983年のアルバム『Future Shock』に収録されている楽曲。
聴いてみると分かると思いますが、「……ジャズなのか?」と首をかしげるほど大胆にヒップホップを取り入れ、クラブ・ミュージックの先駆となりました。
話題となった『Head Hunters』をはじめ、枠にとらわれない音楽活動が特徵的なミュージシャンですね。
A Portrait Of TracyJaco Pastorius

アメリカ・フロリダ出身のジャズ・フュージョンベーシスト、ジャコ・パストリアスさんの1978年の名演です。
高度かつ多彩なテクニックでエレクトリック・ベースの表現を一段階上のものにしたプレイヤーで、35歳の若さでこの世を去りました。
しかし現在でも多くのミュージシャンやファンが彼のテクニックを絶賛し、数々のフォロワーを生んでいますね。