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【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲

秋の夜長にじっくりと聴いてみたい、そんな音楽ジャンルの筆頭に挙げられるのもジャズではないでしょうか。

暑かった夏が過ぎ去って、独特の寂しさが漂う季節にジャズという音楽は実によく似合います。

実際、秋をテーマとしたジャズのスタンダードナンバーは多く、相性の良さは折り紙付きと言えるでしょう。

本稿では「秋に聴きたいジャズの名曲」と題して、秋が主題の曲はもちろん、秋っぽい雰囲気を感じさせる秋ジャズの名曲をたっぷりとご紹介いたします。

物思いにふける午後の一時に、大人の気分を味わってみたい静かな夜に……ぜひお楽しみください!

【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(71〜80)

Lullaby Of The LeavesConnee Boswell

Connee Boswell – Lullaby Of The Leaves (1932) (Lyrics)
Lullaby Of The LeavesConnee Boswell

1930年代にバーニス・ペトキアが発表した曲で、邦題を『木の葉の子守唄』といいます。

この曲はラジオ放送で、フレディ・パーレーシズ楽団が演奏したのが最初だそうですが、1960年代にベンチャーズによりリバイバル・ヒットしていますね。

Someone to Watch Over MeElla Fitzgerald

アメリカを代表するジャズシンガーであるエラ・フィッツジェラルドさんが歌う『Someone to Watch Over Me』は、日本ではコマーシャルソングに使用されたこともあるジャズのスタンダードナンバーです。

兄のアイラさん作詞、弟のジョージさん作曲のガーシュウィン兄弟による共作なんですよね。

愛しの人を探し求める歌詞は、切ない気分になる秋にもピッタリの1曲です。

エラさんのバージョンはインストでは省かれることの多い本編の前に置かれる導入部分であるヴァースから歌っているので、ぜひ聴いてみてください!

Body & SoulEsperanza Spalding

アメリカ・ポートランド出身のジャズ・ベーシスト、エスペランサ・スポルディングさんの作品です。

ボーカルやバイオリンなどもこなすマルチプレーヤーで、ジャズのみならずボサノバやソウルといった多彩なジャンルをこなす才能を発揮しています。

高い演奏技術を持ちながらも、けっして小難しくはならず、親しみやすいグルーブが彼女の魅力を引き立てていますね。

【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(81〜90)

Indian SummerGlenn Miller

もともとはオペレッタ『The Velvet Lady』のためにヴィクター・ハーバードが用意していた曲でしたが、彼の死後、アル・デュビンが歌詞をつけて完成しました。

インディアン・サマーとは、日本語では小春日和と訳されることが多いですね。

しかし実際は9月を過ぎて暦の上では秋なのに、夏がぶり返したような暑さの日を意味します。

Moonlight in vermontJo Stafford

こちらは1944年にジョン・ブラックバーンさんが歌詞を書き、カール・スエスドーフさんが曲を書いた、バーモント州の情景を描いた曲で、今でいういわゆるご当地ソングです。

歌詞に電線が出てくるため、電力会社のCMとして作られたという説があるのですが、資料としては残っていないのだとか。

ほとんどの曲は韻を踏んでいることが多いのですが、この曲は珍しく韻を踏んでいません。

最初に歌ったのはマーガレット・ホワイティングさんですが、ジョー・スタッフォードさんのバージョンもすてきです。

Drawing Room BluesJoe Henderson

テナーサックスのレジェンドであるジョー・ヘンダーソンさんが奏でる独特の暖かい音色は、秋に聴くのにピッタリです。

中でもドラムレスでプレイされる『Drawing Room Blues』は、秋の夜長にオススメなんですよね。

デューク・エリントンさんの片腕として活躍した作曲家ビリー・ストレイホーンさんへのトリビュートアルバム『LUSH LIFE』に収録されていて、アルバムは1992年のグラミー賞を受賞しています。

Fly Me To The MoonJulie London

Julie London – Fly Me To The Moon – Best of Smooth Jazz
Fly Me To The MoonJulie London

秋といえば中秋の名月ということで、月にちなんだ曲を取り上げてみます。

この曲は、1950年代にバート・ハワードさん作詞作曲によって誕生しましたが、当初は』In Other Words」というタイトルのワルツでした。

1960年代に、ジョー・ハーネルさんがボサノバ風にアレンジし、タイトルを変え、のちに多くのミュージシャンが自由自在にアレンジし、好んで演奏してきた楽曲です。