【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲
秋の夜長にじっくりと聴いてみたい、そんな音楽ジャンルの筆頭に挙げられるのがやはりジャズですよね。
暑かった夏が過ぎ去って、独特の寂しさが漂う季節にジャズという音楽は実によく似合います。
実際、秋をテーマとしたジャズのスタンダードナンバーは多く、相性の良さは折り紙付きと言えるでしょう。
本稿では「秋に聴きたいジャズの名曲」と題して、そのものずばり秋が主題の曲はもちろん、秋っぽい雰囲気を感じさせる秋ジャズの名曲をたっぷりとご紹介いたします。
物思いにふける午後の一時に、大人の気分を味わってみたい静かな夜に……ぜひお楽しみください!
【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(11〜20)
La MerDjango Reinhardt

ベルギー出身のジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトさん。
彼はジプシースウィングというロマ音楽とスウィング・ジャズを組み合わせた新たなジャンルを作り出しました。
現在でも非常に人気の高いジャンルで、その功績からヨーロッパでは多大なるリスペクトを受けています。
こちらの『La Mer』は彼の代表曲の一つで、ヴァイオリンがメインの構成に仕上げられています。
ジャンゴさんのギターはそえる程度ですが、それでも存在感があるんですよね。
ぜひチェックしてみてください!
L’AutunnoJacques Loussier Trio

『G線上のアリア』や『平均律クラヴィーア曲集』といったバッハの名曲をジャズアレンジすることで知られている、ジャズ・ピアニストのジャック・ルーシェさん。
60年代半ばから70年代半ばまで、トリオを組んでおり、こちらの『L’Autunno』はトリオ時代の名曲として現在においても人気の高い、秋をテーマにした作品です。
スムース・ジャズのような爽やかさを持った1曲です。
秋のドライブなどに、ぴったりではないでしょうか?
LauraJ.J.Johnson

『ローラ』と聞くと日本人の方は西城秀樹さんの曲を思い出すかもしれませんが、こちらは映画『ローラ殺人事件』の主題歌として1944年にデイビッド・ラクシンさんが作曲したもので、妻からの離婚を望む手紙を見て思いついたメロディーだそうです。
才能のある人は何でも芸の肥やしにするんですね。
この曲が映画とともにヒットし、翌年ジョニー・マーサーさんがこの曲に歌詞をつけたことによってボーカリストにも歌われることとなりました。
インストとしても楽器奏者に人気があります。
La NevadaGil Evans

1960年にギル・エバンスさんがリリースしたアルバム、『Out of the Cool』に収録された曲がこちら。
曲はギル・エバンスさんのオリジナル曲で、マイナーブルースというコード進行を持っています。
ギル・エバンスさんの楽団はアレンジや楽器の組み合わせも個性的で、ちょっと聴くだけで彼の楽団たとわかるオリジナリティがあります。
ブルース進行の曲はソロがしやすく、もりあがるのでソリストをフィーチャーするのによく使われます。
Ain’t Got No, I Got LifeNina Simone

アメリカが逃した最大のシンガーと言われている、伝説のボーカリスト、ニーナ・シモンさん。
アメリカでは有名でもヨーロッパでは実力を認められていないアーティストは多くいますが、彼女はヨーロッパでも実力を評価されている数少ないボーカリストの1人です。
こちらの『Ain’t Got No, I Got Life』は彼女の名曲の一つで、他人や環境に流されない自分自身の生き方が大切という強いメッセージがこめられています。
秋をテーマにしたわけではありませんが、紅葉や雰囲気のある秋の町並みにぴったりな1曲です。
Maybe SeptemberTony Bennett & Bill Evans

イタリア系アメリカ人のボーカリスト、トニー・ベネットさんと世界的なジャズ・ピアニストであるビル・エヴァンスさんがコラボをした作品、『Maybe September』。
トニー・ベネットさんは世界最高のエンターテイナーとも称されており、自他ともに認めるビッグコラボでした。
メロディーはスロージャズで、トニー・ベネットさんの厚みのあるボーカルにフィーチャーした構成に仕上げられています。
秋の夜にぴったりな作品です!
【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(21〜30)
Satin DollDuke Ellington

アメリカ・ワシントンDC出身、おもに30年代から活躍を続けたジャズ・ピアニスト、デューク・エリントンさんの名曲です。
整った身なりからデュークという公爵の意味をもつ異名をアーティスト名に冠した彼は、演奏面でもとおり名のように、優雅で上品な数々の名演をこなしました。