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【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲

秋の夜長にじっくりと聴いてみたい、そんな音楽ジャンルの筆頭に挙げられるのもジャズではないでしょうか。

暑かった夏が過ぎ去って、独特の寂しさが漂う季節にジャズという音楽は実によく似合います。

実際、秋をテーマとしたジャズのスタンダードナンバーは多く、相性の良さは折り紙付きと言えるでしょう。

本稿では「秋に聴きたいジャズの名曲」と題して、秋が主題の曲はもちろん、秋っぽい雰囲気を感じさせる秋ジャズの名曲をたっぷりとご紹介いたします。

物思いにふける午後の一時に、大人の気分を味わってみたい静かな夜に……ぜひお楽しみください!

【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(11〜20)

Tis AutumnBeverly Kenney

28歳という若さでこの世をさったジャズボーカリスト、ビバリー・ケニーさん。

日本ではそこまで高い知名度を持ちませんが、アメリカでは生前、高い評価を受けており、世界的なジャズの作曲家であるトミー・ドーシーさんに才能を見いだされ、ともにツアーも回っていました。

こちらの『Tis Autumn』は彼女の名曲のひとつで、秋をテーマにしたジャズソングとして世界的に知られています。

落ち着いたスロージャズが好きな人にオススメです!

LauraJ.J.Johnson

『ローラ』と聞くと日本人の方は西城秀樹さんの曲を思い出すかもしれませんが、こちらは映画『ローラ殺人事件』の主題歌として1944年にデイビッド・ラクシンさんが作曲したもので、妻からの離婚を望む手紙を見て思いついたメロディーだそうです。

才能のある人は何でも芸の肥やしにするんですね。

この曲が映画とともにヒットし、翌年ジョニー・マーサーさんがこの曲に歌詞をつけたことによってボーカリストにも歌われることとなりました。

インストとしても楽器奏者に人気があります。

La MerDjango Reinhardt

ベルギー出身のジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトさん。

彼はジプシースウィングというロマ音楽とスウィング・ジャズを組み合わせた新たなジャンルを作り出しました。

現在でも非常に人気の高いジャンルで、その功績からヨーロッパでは多大なるリスペクトを受けています。

こちらの『La Mer』は彼の代表曲の一つで、ヴァイオリンがメインの構成に仕上げられています。

ジャンゴさんのギターはそえる程度ですが、それでも存在感があるんですよね。

ぜひチェックしてみてください!

When I Fall In LoveNat King Cole

温かく厚みのあるボーカルで、世界中のジャズ・マニアから高い評価を受けているナット・キング・コールさん。

低音の声から発せられるボーカルの表現力はすさまじく、特に大人な雰囲気の楽曲においては圧倒的な実力をほこったジャズ・シンガーですね。

そんな彼の名曲が、こちらの『When I Fall In Love』。

オーケストラの壮大な演奏とナット・キング・コールさんの染みるボーカルが見事にマッチしており、秋の切なさをしっかりと表現しています。

月光価千金吉田日出子

軽やかなジャズのリズムが心地よい1曲。

1981年にリリースされたアルバム『上海バンスキング・first』に収録された楽曲で、2005年には『究極のベスト! 吉田日出子/上海バンスキング』にも収録されました。

昭和初期のダンスホールの雰囲気を再現するために選ばれた本作は、吉田日出子さんの柔らかな声と表現力が光ります。

月の光に照らされた夜空の下、恋人たちの幸せな時間を描いた歌詞が心に染みわたりますね。

秋の夜長にゆったりと聴きたくなる、大人の雰囲気漂う1曲です。

ミュージカル「上海バンスキング」の世界観を感じながら、しっとりとした気分に浸りたい方におすすめです。

Maybe SeptemberTony Bennett & Bill Evans

イタリア系アメリカ人のボーカリスト、トニー・ベネットさんと世界的なジャズ・ピアニストであるビル・エヴァンスさんがコラボをした作品、『Maybe September』。

トニー・ベネットさんは世界最高のエンターテイナーとも称されており、自他ともに認めるビッグコラボでした。

メロディーはスロージャズで、トニー・ベネットさんの厚みのあるボーカルにフィーチャーした構成に仕上げられています。

秋の夜にぴったりな作品です!

【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(21〜30)

These Foolish ThingsNat King Cole

伝説のジャズボーカリスト、ナット・キング・コールさん。

多くのジャズボーカリストのなかでも、ダントツで温かい声の持ち主で、その甘いバリトンボイスはプロからも愛されています。

こちらの作品は、ふとした瞬間に目にする取るに足らない物事が、まるで映画のワンシーンのように過ぎ去った恋を呼び起こす、そんな切ない心情を歌ったジャズナンバーに仕上げられています。

1957年11月に発売された名盤『Just One of Those Things』に収められた1曲で、ビリー・メイさんが手掛けた華やかなオーケストラの演奏と、コールさんの優しくも寂しげな歌声が見事にマッチしており、秋らしい物悲しい雰囲気をかもしだしています。