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【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲

秋の夜長にじっくりと聴いてみたい、そんな音楽ジャンルの筆頭に挙げられるのがやはりジャズですよね。

暑かった夏が過ぎ去って、独特の寂しさが漂う季節にジャズという音楽は実によく似合います。

実際、秋をテーマとしたジャズのスタンダードナンバーは多く、相性の良さは折り紙付きと言えるでしょう。

本稿では「秋に聴きたいジャズの名曲」と題して、そのものずばり秋が主題の曲はもちろん、秋っぽい雰囲気を感じさせる秋ジャズの名曲をたっぷりとご紹介いたします。

物思いにふける午後の一時に、大人の気分を味わってみたい静かな夜に……ぜひお楽しみください!

【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(71〜80)

Stormy WeatherLena Horne

もともとはハロルド・アーレンさんとテッド・ケーラーさんにより作られた、邦題『荒れ模様』といわれる曲です。

当初は作曲者であるアーレンにより歌が吹き込まれたそうですね。

1940年代に、同名映画の中でリナ・ホーンさんが歌い、彼女の代表曲となりました。

SkylarkLinda Ronstadt

『Skylark』は、1942年にジョニー・マーサーさんが作詞を、ホーギー・カーマイケルさんが作曲を務めたポピュラーソングであり、多くのアーティストがカバーしているジャズのスタンダードナンバーとしても著名な名曲です。

優美かつ哀愁を帯びたメロディとマーサーさんが当時恋人であったジュディ・ガーランドさんに向けて書いたと言われている歌詞がなんとも切ないですね。

今回は1984年にアメリカのシンガーソングライター、リンダ・ロンシュタットさんが1984年に発表したジャズ・アルバム『Lush Life』に収録されているバージョンをご紹介します。

秋の夜長にぴったりなムードですから、ぜひ楽しんでくださいね。

When You’re SmilingLouis Armstrong

アメリカ・ニューオーリンズ出身、サッチモの愛称でいまも親しまれるトランペッター、シンガー、ルイ・アームストロングさんの名演です。

ハスキーな低音のボーカルは一度聴いたら強烈な印象を残し、優雅なスウィング・ジャズにぴったりと合っていますね。

エンターテイメント性にもすぐれた20世紀の大ミュージシャンです。

Moon Over Bourbon StreetSting

1984年にポリスを解散したスティングさんが、翌年に出した初のソロアルバムに収録されている曲です。

このアルバムの制作にあたって、スティングさんは4人のジャズメンを起用したそうです。

ちなみに、バーボン・ストリートはアメリカのニューオーリンズのフレンチ・クォーターを横切る有名な通りの名称だそうですよ。

Waters of March – Águas de MarçoTom Jobim

アントニオ・カルロス・ジョビンさんによって作詞作曲されたこの曲は、邦題では『三月の水』または『三月の雨』といわれています。

南半球のブラジルは北半球とは季節が逆転するので、リオ・デ・ジャネイロの3月は北半球の9月にあたる、夏から秋に向かう雨の季節にあたり、人生の後半に向かうイメージがつづられているようですね。

Get Out And Get Under The Moon(月光価千金)金子晴美

これも、月にちなんだ歌です。

もともとはラリー・シェイさん作曲、ウィリアム・ジェロームさん作詞の1920年代のアメリカのポップスで、邦題『月光値千金』ともいわれます。

この邦題は、この曲の日本語訳詞も手掛けた伊庭孝さんが蘇軾の「春夜詩」にある「春宵一刻値千金」から名付けたといわれています。

That’s AllBen Webster

『That’s All』はジャズのスタンダードナンバーで、アラン・ブラントさんとボブ・ヘイムスさんによって作曲されました。

アメリカで大きな影響力を持った流行歌のことを指す、グレイト・アメリカン・ソングブックにも選ばれています。

多くのミュージシャンによってカバーされている楽曲ですが、中でもテナーサックス奏者のベン・ウェブスターさんのバージョンが秋にはオススメなんです。

優しく哀愁の漂うブロウしたテナーサックスの音色が、秋の夜に聴くには最高の1曲ですよ!