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【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲

秋の夜長にじっくりと聴いてみたい、そんな音楽ジャンルの筆頭に挙げられるのもジャズではないでしょうか。

暑かった夏が過ぎ去って、独特の寂しさが漂う季節にジャズという音楽は実によく似合います。

実際、秋をテーマとしたジャズのスタンダードナンバーは多く、相性の良さは折り紙付きと言えるでしょう。

本稿では「秋に聴きたいジャズの名曲」と題して、秋が主題の曲はもちろん、秋っぽい雰囲気を感じさせる秋ジャズの名曲をたっぷりとご紹介いたします。

物思いにふける午後の一時に、大人の気分を味わってみたい静かな夜に……ぜひお楽しみください!

【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(71〜80)

A Portrait Of TracyJaco Pastorius

アメリカ・フロリダ出身のジャズ・フュージョンベーシスト、ジャコ・パストリアスさんの1978年の名演です。

高度かつ多彩なテクニックでエレクトリック・ベースの表現を一段階上のものにしたプレイヤーで、35歳の若さでこの世を去りました。

しかし現在でも多くのミュージシャンやファンが彼のテクニックを絶賛し、数々のフォロワーを生んでいますね。

When October GoesBarry Manilow

「ミスター・アメリカ」とも称される有名な作詞家、ジョニーマーサーさんの作詞による楽曲です。

彼の死後に彼の妻が遺品を整理する中で偶然に見つけたといわれています。

そこで、ただちにバリー・マニロウさんに曲をつけてもらい、彼に歌ってもらったそうです。

Moonlight in vermontJo Stafford

こちらは1944年にジョン・ブラックバーンさんが歌詞を書き、カール・スエスドーフさんが曲を書いた、バーモント州の情景を描いた曲で、今でいういわゆるご当地ソングです。

歌詞に電線が出てくるため、電力会社のCMとして作られたという説があるのですが、資料としては残っていないのだとか。

ほとんどの曲は韻を踏んでいることが多いのですが、この曲は珍しく韻を踏んでいません。

最初に歌ったのはマーガレット・ホワイティングさんですが、ジョー・スタッフォードさんのバージョンもすてきです。

Fly Me To The MoonJulie London

Julie London – Fly Me To The Moon – Best of Smooth Jazz
Fly Me To The MoonJulie London

秋といえば中秋の名月ということで、月にちなんだ曲を取り上げてみます。

この曲は、1950年代にバート・ハワードさん作詞作曲によって誕生しましたが、当初は』In Other Words」というタイトルのワルツでした。

1960年代に、ジョー・ハーネルさんがボサノバ風にアレンジし、タイトルを変え、のちに多くのミュージシャンが自由自在にアレンジし、好んで演奏してきた楽曲です。

La NevadaGil Evans

The Gil Evans Orchestra, “La Nevada” (opening)
La NevadaGil Evans

1960年にギル・エバンスさんがリリースしたアルバム、『Out of the Cool』に収録された曲がこちら。

曲はギル・エバンスさんのオリジナル曲で、マイナーブルースというコード進行を持っています。

ギル・エバンスさんの楽団はアレンジや楽器の組み合わせも個性的で、ちょっと聴くだけで彼の楽団たとわかるオリジナリティがあります。

ブルース進行の曲はソロがしやすく、もりあがるのでソリストをフィーチャーするのによく使われます。

The SidewinderLee Morgan

アメリカ・フィラデルフィア出身のジャズトランペッター、リー・モーガンさんの1963年のアルバム『The Sidewinder』表題曲です。

8ビートをジャズに取り入れ、ジャズ・ロックなどと呼ばれ大ヒット、ハード・バップを代表するトランペッターとして評価されています。

Born To Be BlueChet Baker

『Born to Be Blue』はウエストコーストを代表するジャズ・トランペッターでありボーカリストのチェット・ベイカーさんの楽曲です。

彼の半生を描いた2015年の映画のタイトルにも使用されています。

『Born to Be Blue』は1965年リリースのアルバム『Baby Breeze』に収録され、ブルージーなピアノとチェット・ベイカーさんの甘い歌声がオシャレなんですよね。

ぜひ秋の夜にお酒でも飲みながら聴いてほしい1曲です!