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【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲

秋の夜長にじっくりと聴いてみたい、そんな音楽ジャンルの筆頭に挙げられるのもジャズではないでしょうか。

暑かった夏が過ぎ去って、独特の寂しさが漂う季節にジャズという音楽は実によく似合います。

実際、秋をテーマとしたジャズのスタンダードナンバーは多く、相性の良さは折り紙付きと言えるでしょう。

本稿では「秋に聴きたいジャズの名曲」と題して、秋が主題の曲はもちろん、秋っぽい雰囲気を感じさせる秋ジャズの名曲をたっぷりとご紹介いたします。

物思いにふける午後の一時に、大人の気分を味わってみたい静かな夜に……ぜひお楽しみください!

【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲(71〜80)

Indian SummerGlenn Miller

もともとはオペレッタ『The Velvet Lady』のためにヴィクター・ハーバードが用意していた曲でしたが、彼の死後、アル・デュビンが歌詞をつけて完成しました。

インディアン・サマーとは、日本語では小春日和と訳されることが多いですね。

しかし実際は9月を過ぎて暦の上では秋なのに、夏がぶり返したような暑さの日を意味します。

Fly Me To The MoonJulie London

Julie London – Fly Me To The Moon – Best of Smooth Jazz
Fly Me To The MoonJulie London

秋といえば中秋の名月ということで、月にちなんだ曲を取り上げてみます。

この曲は、1950年代にバート・ハワードさん作詞作曲によって誕生しましたが、当初は』In Other Words」というタイトルのワルツでした。

1960年代に、ジョー・ハーネルさんがボサノバ風にアレンジし、タイトルを変え、のちに多くのミュージシャンが自由自在にアレンジし、好んで演奏してきた楽曲です。

When You’re SmilingLouis Armstrong

アメリカ・ニューオーリンズ出身、サッチモの愛称でいまも親しまれるトランペッター、シンガー、ルイ・アームストロングさんの名演です。

ハスキーな低音のボーカルは一度聴いたら強烈な印象を残し、優雅なスウィング・ジャズにぴったりと合っていますね。

エンターテイメント性にもすぐれた20世紀の大ミュージシャンです。

Autumn in New YorkChet Baker

ヴァーノン・デュークさん作詞作曲による、邦題『ニューヨークの秋』で知られるスタンダードナンバーです。

レヴュー『サムズ・アップ』のために書かれたものでしたが、公開当時はあまり人気は出なかったようですね。

のちにフランク・シナトラさんがこの曲を歌ったことで、人気が出てスタンダードになったといわれています。

The Boulevard of Broken DreamsDiana Krall

この曲は、直接は季節の秋には関係ありませんが、人生の秋を感じる名曲のひとつですね。

ハリー・ウォーレンさん作曲、アル・ダービンさん作詞によるもので、人生で夢を見て、その夢が破れ落ちぶれていった人々の哀愁を都会的なメロディで描いています。

My RomanceGene Ammons

『My Romance』はリチャード・ロジャースさん作詞、ロレンツ・ハートさん作曲のジャズのスタンダードナンバーです。

もともとは1935年のミュージカル『Jumbo』の主題歌で、ボーカリストにも人気の1曲なんですよね。

ジャズサックス奏者ジーン・アモンズさんも1960年のアルバム『Boss Tenor』でカバーしていて、歌詞の内容では5月を歌っているのですが渋いサックスの音色なら秋にも似合うと思います。

Rock ItHerbie Hancock

Herbie Hancock – Rockit (Official Video)
Rock ItHerbie Hancock

アメリカ・シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、ハービー・ハンコックの1983年のアルバム『Future Shock』に収録されている楽曲。

聴いてみると分かると思いますが、「……ジャズなのか?」と首をかしげるほど大胆にヒップホップを取り入れ、クラブ・ミュージックの先駆となりました。

話題となった『Head Hunters』をはじめ、枠にとらわれない音楽活動が特徵的なミュージシャンですね。