J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介
現在流行っている曲は、クラシックだけでなくポップスもジャズも含め、これまでの作曲家が大きく関わっています。
なかでもクラシックは音楽の基礎と言われていますが、そのなかでも「音楽の父」で有名なヨハン・ゼバスティアン・バッハは、まさに音楽の土台を作った一人と言っても過言ではないでしょう。
そんなバッハの音楽は、宗教的な色彩を持ちながら、哲学的な深さと細部まで緻密に洗練されている構成が特徴的で、メロディも非常に美しい作品ばかりです。
史上最高の作曲家であるヨハン・ゼバスティアン・バッハの音楽の世界を、ぜひご覧ください。
J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介(51〜60)
管弦楽組曲 第3番 BWV1068J.S.Bach

ラインハルト・ゲーベル率いるムジカ・アンティクワ・ケルンによる演奏。
序曲、アリア、ガヴォット、ブーレ、ジーグからなります。
2曲目のアリアは「G線上のアリア」として単独で演奏される機会も多い、広く親しまれている曲です。
9つの小前奏曲 ハ長調 BWV927J.S.Bach

バッハの小プレリュードといえば、『6つの小前奏曲』と『9つの小前奏曲』が有名ですよね。
今回はそのなかでも、こちらの『9つの小前奏曲 ハ長調 BWV927』を紹介したいと思います。
シンプルで短く構成されたこの作品は、初級のなかでも真ん中あたりに位置する難易度です。
9小節目からの左手が難しいように思えるかもしれませんが、跳躍も少なく比較的易しい作品ですので、左手に苦手意識を持っている初心者の方でも演奏しやすいのではないでしょうか。
フーガの技法 BWV1080J.S.Bach

エマーソン弦楽四重奏団による演奏で、楽譜スクロール付きの動画。
主題をさまざまな対位法的手法で展開させたバッハ晩年の作品です。
楽器指定がなく、鍵盤楽器の他この動画のように合奏でも演奏されます。
最後のフーガは未完に終わっています。
ガボット(バッハ作曲)J.S.Bach

バロック音楽の巨匠ヨハン・セバスティアン・バッハが作曲したこの舞曲は、バイオリン初心者の方にとってぴったりの練習曲かもしれません。
1685年に生まれたバッハは、音楽家の家系に育ち、若くして両親を亡くしましたが、兄のもとで音楽教育を受け続けました。
本作は、軽快でリズミカルな雰囲気を持ち、技巧的な難しさはそれほどありません。
バッハは「音楽は神の栄光と魂の慰めのためにある」と考えていましたが、この曲にもその思いが込められているようです。
楽器を始めたばかりの方や、クラシック音楽に興味を持ち始めた方におすすめです。
ゆっくりと練習を重ねることで、バッハの音楽の奥深さを感じられるはずです。
トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV529J.S.Bach

ヨハン・ゼバスティアン・バッハの代表作として知られる1曲。
教育的な意図で書かれたとされる本作ですが、その音楽性は単なる練習曲の域を超えています。
3つの楽章からなる構成で、特に第1楽章のアレグロは躍動感あふれる明るい曲調が印象的。
オルガン1台で3人の演奏者がいるかのような豊かな響きを生み出す技法は、まさにバッハの天才的な才能を感じさせます。
約1727~1730年に作曲され、バロック音楽の魅力を存分に味わえる作品です。