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J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介

現在流行っている曲は、クラシックだけでなくポップスもジャズも含め、これまでの作曲家が大きく関わっています。

なかでもクラシックは音楽の基礎と言われていますが、そのなかでも「音楽の父」で有名なヨハン・ゼバスティアン・バッハは、まさに音楽の土台を作った一人と言っても過言ではないでしょう。

そんなバッハの音楽は、宗教的な色彩を持ちながら、哲学的な深さと細部まで緻密に洗練されている構成が特徴的で、メロディも非常に美しい作品ばかりです。

史上最高の作曲家であるヨハン・ゼバスティアン・バッハの音楽の世界を、ぜひご覧ください。

もくじ

J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介(21〜40)

無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 BWV1004より第5曲 シャコンヌJ.S.Bach

バッハが残した無伴奏ヴァイオリンのための作品の中でも、特に有名な1曲が本作です。

『パルティータ 第2番』は全5曲からなり、そのうちの最後の曲が『シャコンヌ』です。

15分にも及ぶ長大な構造を持つこの曲は、印象的な旋律や曲の展開、構成まですばらしく、バロック時代の最高傑作の一つとも言えます。

ニ短調の暗く悲しげなトーンから、ニ長調の希望に満ちた部分まで、聴く者の心を揺さぶる豊かな音楽表現が魅力的。

技術的にも挑戦的な本作は、多くのヴァイオリニストにとって憧れの曲となっています。

ヨハネス・ブラームスやフェルッチョ・ブゾーニがピアノ独奏用として編曲しており、そちらもとてもすてきな作品なので、ぜひ聴いてみてくださいね。

平均律クラヴィーア曲集 第1巻第1番 ハ長調 BWV846-BWV869BWJ.S.Bach

ピアノを学んでいる方なら一度は触れたことのある、平均律クラヴィーア曲集です。

すべての曲は、前奏曲である「プレリュード」と、冒頭の主題を複数の声部で追いかけっこのように模倣するような形式である「フーガ」のセットで構成されています。

もっとも有名なこの第1曲で、のちにグノーの『アヴェ・マリア』の伴奏にも使われました。

パルティータ 第2番 BWV826J.S.Bach

Johann Sebastian Bach – Piano Partita No. 2 In C Minor, BWV 826 – Martha Argerich
パルティータ 第2番 BWV826J.S.Bach

1726年頃に作曲された『パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826』は、バッハの代表作の一つです。

全6楽章から成るこの曲は、フランス風序曲の形式を取り入れた重厚な序奏から始まり、軽快なフーガへと展開していきます。

その後、穏やかな「アルマンド」や力強い「クーラント」、哀愁漂う「サラバンド」と続き、最後は華やかな「カプリッチョ」で締めくくられます。

バッハ特有の緻密な対位法と、舞曲の要素を巧みに融合させた本作。

クラシック音楽に興味のある方はもちろん、音楽の歴史に触れたい方にもオススメの1曲です。

半音階的幻想曲とフーガ ニ短調J.S.Bach

J.S.バッハ/半音階的幻想曲とフーガ J.S.Bach:Chromatische Fantasie und Fuge BWV903
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調J.S.Bach

半音階的なフーガの主題が曲全体の特徴になっています。

自由に緩急をつけて弾くところは、演奏者の腕の見せ所だと思います。

半音階を使っているので、全体的に奇妙で不思議な雰囲気が漂います。

バッハ自身もこの曲をレッスンで使っていました。

イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971J.S.Bach

András Schiff – Bach. Italian Concerto in F BWV971
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971J.S.Bach

ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲した『クラヴィーア練習曲集第2巻』の一部として出版されたチェンバロ独奏のための作品。

イタリアの協奏曲形式に影響を受けた鮮やかさと軽快さが特徴的です。

全3楽章から成り、それぞれが異なる音楽的表情を持っています。

フォルテとピアノの指示により、協奏曲における楽器群の対比表現を模倣しており、2段鍵盤のチェンバロを用いることで実現されています。

バッハの生前から人気があり、批評家シャイベも「単一の楽器で演奏する協奏曲の最大、最高の曲」と絶賛。

明るく賑やかなメロディ、美しい旋律、華やかなリズムが魅力的で、ピアノやチェンバロでの演奏はもちろん、他の楽器に編曲されることもあるほど人気を博しています。