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J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介

現在流行っている曲は、クラシックだけでなくポップスもジャズも含め、これまでの作曲家が大きく関わっています。

なかでもクラシックは音楽の基礎と言われていますが、そのなかでも「音楽の父」で有名なヨハン・ゼバスティアン・バッハは、まさに音楽の土台を作った一人と言っても過言ではないでしょう。

そんなバッハの音楽は、宗教的な色彩を持ちながら、哲学的な深さと細部まで緻密に洗練されている構成が特徴的で、メロディも非常に美しい作品ばかりです。

史上最高の作曲家であるヨハン・ゼバスティアン・バッハの音楽の世界を、ぜひご覧ください。

J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介(21〜30)

ポロネーズ ト短調(BWV Anh.119)J.S.Bach

アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳に収められたこの楽曲は、ポーランドの民族舞曲ポロネーズの形式を採用した短くも魅力的な作品です。

ト短調の調性が生み出す哀愁が漂う雰囲気と、3拍子の荘重なリズムが印象的で、シンプルながらも深い感情表現が込められています。

1725年に妻のために作られた音楽帳の一曲として、家庭的な温かさと教育的配慮が感じられる内容となっています。

典型的なA-A-B-Bの二部形式で構成され、演奏時間は約1分程度と取り組みやすく、技術的な練習だけでなく表現力を養いたい方にもぴったりです。

バロック音楽特有のポリフォニーに挑戦してみたい方や、品格がある舞曲を学びたい方におすすめの一曲でしょう。

ヨハネ受難曲 BWV245J.S.Bach

Bach – St John Passion BWV 245 – Van Veldhoven | Netherlands Bach Society
ヨハネ受難曲 BWV245J.S.Bach

マタイ受難曲と並び愛されているのがこの曲。

エヴァンゲリストと呼ばれるテノールが聖書を朗読しながら進行していきます。

イエスの受難の物語が語られているので、ぜひ歌詞と照らし合わせて聴いていただきたい曲です。

半音階的幻想曲とフーガ ニ短調J.S.Bach

J.S.バッハ/半音階的幻想曲とフーガ J.S.Bach:Chromatische Fantasie und Fuge BWV903
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調J.S.Bach

半音階的なフーガの主題が曲全体の特徴になっています。

自由に緩急をつけて弾くところは、演奏者の腕の見せ所だと思います。

半音階を使っているので、全体的に奇妙で不思議な雰囲気が漂います。

バッハ自身もこの曲をレッスンで使っていました。

コラール前奏曲「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV 645J.S.Bach

同名のカンタータ『目覚めよと呼ぶ声が聴こえ BWV140』のなかの第4曲の有名なコラールをオルガン用に編曲したものです。

シュープラー・コラール集と言われるオルガンのためのコラール集の第1曲として有名で、オルガンコラールの作曲の手本としても愛されています。

フランス組曲 第2番 BWV 813 クーラントJ.S.Bach

Bach French Suite No.2 “Courante” (take 4) P. Barton, FEURICH 133 piano
フランス組曲 第2番 BWV 813 クーラントJ.S.Bach

フランス組曲のなかでも舞曲らしい魅力がつまったこの楽曲は、3拍子の優雅なリズムと流れるような旋律が印象的です。

1722年から1725年の間に作曲されたバロック音楽の傑作で、フランス風とイタリア風の舞曲スタイルを融合させた洗練された作品となっています。

歌詞はありませんが、楽曲そのものが語りかけるような表現力が豊かな旋律によって、宮廷での優雅な舞踏の情景が浮かび上がります。

ゆったりとしたテンポながらも複雑なリズムが織り込まれているため、演奏技術と音楽理論の習得を目指す方や、バロック音楽の魅力を味わいたい方におすすめです。

教育目的で作曲された本作は、弾きやすさと芸術性を兼ね備えた一曲です。