J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介
現在流行っている曲は、クラシックだけでなくポップスもジャズも含め、これまでの作曲家が大きく関わっています。
なかでもクラシックは音楽の基礎と言われていますが、そのなかでも「音楽の父」で有名なヨハン・ゼバスティアン・バッハは、まさに音楽の土台を作った一人と言っても過言ではないでしょう。
そんなバッハの音楽は、宗教的な色彩を持ちながら、哲学的な深さと細部まで緻密に洗練されている構成が特徴的で、メロディも非常に美しい作品ばかりです。
史上最高の作曲家であるヨハン・ゼバスティアン・バッハの音楽の世界を、ぜひご覧ください。
J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介(71〜80)
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903J.S.Bach

バロック時代を代表する作曲家、ヨハン・セバスティアン・バッハの名作。
半音階的な動きが特徴的で、革新的な和声構造と大胆な表現力で知られています。
1717年から1723年の間に作曲されたとされるこの曲は、幻想曲とフーガの2部構成で、自由な即興性と厳格な形式美が見事に融合しています。
高度な技術を要する上級者向けの作品ですが、その音楽性の深さは聴く人の心に強く響くはず。
バッハの生存中から高く評価されていた本作は、挑戦する価値のある1曲です。
メヌエット ト長調BWV.Anh.114、ト短調 BWV.Anh.115J.S.Bach

透き通ったピアノの響きのJ.S.バッハの名曲です。
バッハの曲は決まったテーマ(メロディ)が少しずつ変化していき流れていきます。
同じことを続けているようで少しずつ変化し、単調な作業で疲れた脳を刺激し、集中力を高めてくれる。
という効果があるそうです。
勉強もやる気になりそうでしょうか。
2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV903J.S.Bach

ヴァイオリン入門者は大体この曲を演奏します。
独奏する二つのヴァイオリンを中心に構成されたこの曲は、二つの旋律が絡み合いながら伴奏にとけていくような対位法的な美しさがあります。
よく耳を澄まして聴きたい曲です。
J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介(81〜90)
カンタータ「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV140J.S.Bach

1731年の作曲です。
カンタータとは、もともとは、歌われるもの、という意味でバロック時代に独唱、重唱、合唱が含まれた多楽章形式の曲、という意味になります。
花婿の到着を待ち望む花嫁、という例を用いて神の国の教えを説いています。
CMなどで一度は聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。
シュープラー・コラール「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645J.S.Bach

フランス出身の女流オルガニスト、マリー・クレール・アランによる演奏。
カンタータ第140番BWV140の第4曲のアリアに基づいて作られた曲です。
シュープラーとは出版譜の発行者ヨハン・ゲオルク・シュープラーの名にちなんだもの。
トッカータ ハ短調 BWV911J.S.Bach

グレン・グールドによる演奏。
トッカータとは即興的性格の強い作品です。
バッハは生前作曲家としてよりもむしろオルガンの演奏家としての評価が高かったようで、とりわけ即興演奏の能力は並外れていたということです。
トリオソナタ 第6番 BWV530J.S.Bach

ドイツの盲目のオルガニスト、ヘルムート・ヴァルヒャによる演奏。
トリオソナタは本来通奏低音と他に2つの楽器を加えた編成になりますが、この曲はオルガン独奏のために書かれています。
ヴィヴァーチェ、レント、アレグロの3楽章からなります。