J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介
現在流行っている曲は、クラシックだけでなくポップスもジャズも含め、これまでの作曲家が大きく関わっています。
なかでもクラシックは音楽の基礎と言われていますが、そのなかでも「音楽の父」で有名なヨハン・ゼバスティアン・バッハは、まさに音楽の土台を作った一人と言っても過言ではないでしょう。
そんなバッハの音楽は、宗教的な色彩を持ちながら、哲学的な深さと細部まで緻密に洗練されている構成が特徴的で、メロディも非常に美しい作品ばかりです。
史上最高の作曲家であるヨハン・ゼバスティアン・バッハの音楽の世界を、ぜひご覧ください。
J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介(61〜70)
イギリス組曲 第2番 BWV807J.S.Bach

ロシアのピアニスト、グリゴリー・ソコロフによる演奏。
イギリス組曲はとある高貴なイギリス人のために書かれたと言われている曲集で全6曲。
第2番はプレリュード、アルマンド、クーラント、ブーレⅠ&Ⅱ、ジーグからなります。
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552J.S.Bach

ヨハン・ゼバスティアン・バッハが残した荘厳な名作。
三位一体を象徴する「聖アンのフーガ」の異名を持つ本作は、彼の信仰心と音楽的才能が見事に融合した傑作です。
前奏曲の壮大な響きに続き、3つの主題が織り成すフーガは、まるで父と子と聖霊の調和を表現しているかのよう。
1739年に出版された『クラヴィーア練習曲集第3巻』に収録され、以来多くの音楽家に影響を与えてきました。
パイプオルガンの豊かな音色と構造的な美しさを堪能したい方にオススメ。
教会やコンサートホールで聴くと、その神聖な雰囲気に包まれ、心が洗われますよ。
カプリチオ「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992J.S.Bach

鍵盤楽器のために書かれた『カプリチオ「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992』は、ヨハン・セバスティアン・バッハの初期の作品のなかでも非常に有名な曲の1つ。
全6楽章からなり、各楽章には『旅を思いとどまらせようとする友人たちのやさしい言葉』などの印象的な副題が付けられています。
全曲通しで10分ほどかかるため、まずは1楽章ずつチャレンジするのがオススメ!
ストーリー性のある魅力的な作品なので、きっと自然に「他の楽章も弾いてみたい!」という思いが湧いてくるはずです!
シンフォニア 第1番 ハ長調 BWV787J.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハの『シンフォニア』は、3声部の対位法的な書法で作曲された、全15曲からなる曲集です。
2声の『インヴェンション』より声部同士の絡み合いが複雑になり、音域も広がります。
『第1番』は、上行形のテーマが次々と現れる伸びやかな曲調の楽曲。
3つの声部を弾き分けながらも、流れるようななめらかさを失わないよう演奏できるとよいでしょう。
曲の構成を理解するとより弾きやすくなるので、片手ずつ練習するだけでなく、声部ごとに分けて練習するのがオススメですよ!
インヴェンション 第13番 BWV784J.S.Bach

ヘルムート・ヴァルヒャのチェンバロによる演奏。
2声で書かれたインベンションは全15曲からなるバッハの教育的作品集。
「カンタービレ」つまり歌うような奏法を取得し、作曲への関心を養うことを目的として作られたようです。