オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界
ほんとにもう数えきれないぐらい存在するVOCALOIDシーンの楽曲たちですが、この記事ではその中でも特にオシャレなボカロ曲を集めてみました。
ただ「オシャレ」と一口に言っても人それぞれの基準があるはずですので、なるべく垣根なく、多くの音楽ジャンルからチョイスしています。
なのできっとあなたの好きな曲調のものがあるはずです。
最後までチェックして、あなたが胸打たれるお気に入りのナンバーを見つけてくださいね。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(181〜190)
マリオネットダンサーひらぎ

『マリオネットダンサー』はひらぎさんが手がけた作品で、2025年2月にリリース。
ボカコレ2025冬のルーキーランキングで見事優勝を果たした作品です。
優劣の狭間で揺れ動く心情や、社会からの期待に翻弄される姿を操り人形に例えた歌詞世界が印象的。
ジャジーなピアノやファンキーなベースラインなど、サウンド的な魅力たっぷりです。
自分の価値を見失いそうなとき、この曲が刺さると思いますよ。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(191〜200)
蜜柑色ブブゼラ

心に残る叙情的なメロディーラインが魅力のボカロ曲です。
もともとは2022年にショート版が公開されていた作品で、こちらは2025年2月に発表されたフルバージョン。
重音テトSVのやわらかな歌声が印象的。
歌詞では、複雑な感情を抱えながら相手を思い続ける切ない心情が、独特な比喩表現でつづられています。
相手への愛情と不安が交錯する様子を洒落た音像でたくみに表現。
物思いにふける夜に合うかもしれません。
フォールhigma

重低音とホーンセクションの対比に、初音ミクの繊細な調声が映える、アーティスティックな一曲です。
アルバム『Bouquet』に収録されており、2024年5月にリリースされました。
サウンドアレンジからなのか歌詞からなのか、曲を聴いているはずなのに。
何か迷宮を彷徨っているような感覚を覚えます。
この作品の深み、それこそがhigmaさんの持ち味ですよね。
考察を楽しんでよし、音に身を任せてしまうのもよしな、すごみのある音楽です。
日常の喪失感や孤独を感じている人にぜひ聴いてほしい、心に寄り添う楽曲となっています。
出来心ポリスピカデリー

シティポップ感のあるおしゃれなメロディーとクールなサウンドが印象的なボカロナンバーです。
ポリスピカデリーさんの作品で2024年7月に公開されました。
現代社会での生きづらさや個人の内面的な抵抗が描かれた歌詞には思わず共感してしまいます。
箱庭コトのボーカルが独特の雰囲気を醸し出していて、曲調とぴったり。
アルバム『Δ(DELTA)』に収録されているこの曲は、日常の中での小さな衝動や思わぬ行動をテーマにしています。
ちょっとした息抜きが欲しいときや、都会の夜のドライブのBGMにおすすめです。
OREMO UTAUアボガド6

浮遊感のある独特の音像が印象的です。
アボガド6さんが手がけた本作は、2024年9月にリリースされたナンバー。
自作のUTAU音源「カロガド」を使用し、音楽や映像、調声までアボガド6さんが担当しています。
五十音のうち一文字ずつをピックアップしながら構成された歌詞など、音声合成の可能性を探る実験的な作品に仕上がっています。
ロボティックな歌声と電子音が織りなす世界観は、ミステリアスで感情を掻き立てられますよ。
新しい音楽表現を求めている方にオススメです。
ラヴィダンはねるさかな

軽快なビートと転がるようなギターフレーズが特徴的な、耳に残る楽曲です。
はねるさかなさんがリリースした本作は、2024年9月に公開されました。
エレクトロポップとボカロならではのデジタルサウンドが融合した作品で、明るくもどこかノスタルジックな雰囲気が漂います。
初音ミクの透明感あるボーカルが、世界観の輪郭をよりはっきりとさせていますね。
理想と現実のギャップに苦悩しながらも「好きな人と一緒にいたい」と思ってしまう心情がつづられていて、思わず胸がキュッとなります。
仕事に疲れた時や、恋に悩んでいる時に聴くのがオススメですよ。
ねこふんじゃった。A4。

シティポップな雰囲気を持った、アートなボカロ曲です。
ボカコレ2022秋でのランクインでも話題になったボカロP、A4さんによる楽曲で、2023年1月に発表されました。
この音像、この歌詞に対してこのタイトル……センスに脱帽です。
そして曲が進むにつれノイジーなサウンドに変化していく、その展開にゾクゾク。
ラストなんてもう一緒になって叫びたくなってしまいます。
ボカロシーンの新たな一面が見られるかもしれませんよ。